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2006.04.11
第7回「『偽黄門』と『阿波狸』が民主党のガン」
偽メールで混迷した民主党は、4月7日の両院議員総会で『小沢一郎』を新代表に選んだ。30年間政治的同志として活動した私としては、これで自民党の異常政治に歯止めをかけることができると、少しホッとしている。
「私も変わる。民主党も変わろう」と小沢一郎が代表選で呼びかけた。WBCでのイチローの変身にあやかろうというのか。一郎の変身も期待する。
そこで、民主党のどこを変えるべきか「直言」する。若手議員の諸君に申す。君達は「理屈あって常識なし」だ。「政治家である前に人間であれ」という、私の恩師、前尾繁三郎元衆院議長の遺言を噛みしめろと言いたい。京都の出身だ。京都を選挙区とする衆参両院の若手議員に特に言っておく。
人間の涙、汗、血の匂いを知り、人間としての謙虚さを身につけろ。それを学ぼうという感性があれば、メール事件など起こらない。
ところで、民主党の問題点の本質は若手議員にあるのではない。ベテラン議員のごく一部にガンがあるのだ。具体的に「直言」しておく。「黄門さん」を自称している老人が、前原体制のつっかえ棒として登場。東北弁で国民的人気者になりかけた。これが『偽黄門』であることを、民主党もマスコミも見抜けないから困ったものだ。
私が衆院事務局時代、昭和50年〜60年代にかけて、信用できない危険な国会議員五人組の一人だった。当時、国会運営の事務責任者であった私は、消費税やリクルート事件などで、さんざん煮え湯を飲まされた。他人を笑わせても、自分の眼は笑っていない怪人だ。
小沢新代表が、自民党を出て新生党を結成したとき、ポストをあてにしてついてきただけだ。「君らの改革の意味がわからん」というので、特別講習をしたところ、「よけいわからん」というレベルの政治家だ。
衆院副議長になったときも、「平野の知恵で祭り上げられた。新進党で文句を言わさないためだ」と、わめきたてられた。そのくせ居心地が良くなると、交代時期に同志の石井一氏を蹴落とすため、自民党の妖怪野中広務氏まで利用したといわれる人物だ。マスコミも「偽黄門」だと知っていて、秘密をもらす貴重な人物として大事にするという、日本の民主政治を堕落させる存在なのだ。それまで小沢改革が成功しそうになると、人格攻撃をくりひろげ、足を引っぱってきたのが『偽黄門』の正体だ。
今回の代表選挙でも、鳩山幹事長の常識的な話し合いを「談合、談合」とわめきたてた。健全な話し合いを重ね一本化して挙党体制をつくるのも選挙の一方法である。投票となれば「小沢一郎は逃げる」と深読みして、偽黄門に代表がまわってくると計算していたに違いない。ところが「一郎は変身」していたのだ。鳩山会館の観桜会での異様なはしゃぎぶりに、不信感を持った国民は多い。
この『偽黄門』をそそのかした民主党の妖怪についても、ふれておかなければならない。狸で有名な徳島の出身なので『阿波狸』と名づけておこう。聞くところによれば、その筋が仕事の背景を調べていて、官邸がその情報を握っているとのこと。「小沢代表を阻止すべし」という阿吽の呼吸で、さまざまな謀略を展開したという情報がある。真偽の程はこれからだ。
民主党の若手議員の中には、指導さえ良ければ立派に育つ素質をもった優れた人材も多くいる。問題は『偽黄門』や『阿波狸』のような存在だ。マスコミや有識者は知って知らぬふりをしている。この輩が、今回の代表選でも外なる敵と共鳴していた可能性がある。田中真紀子氏が指摘するとおりだ。
民主党が政権交代できる政党として、自立するためには、相当な大手術が必要である。
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