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(回答先: Re:読売新聞はどういう根拠でこのような「ガサネタ」を書いたのか国民に説明すべきです。 投稿者 沖縄人 日時 2006 年 4 月 13 日 18:34:48)
沖縄人の魂を感じる文章を紹介します。
◇神々への冒涜を恐れない沿岸案
対峙した将への哀悼をこめて◇
岸本建男氏の訃報に愕然、体に戦慄が走った。岸本氏と私は同年を共有し、普天間代替施設問題では名護市政の責任者、市民運動の責任者として対峙する関係にあった。
０４年４月１９日、那覇防衛施設局は軍民共用空港のボーリング調査に着手。私は定年と同時に陸上のテント、海上の船に座り休日なき生活に入る。
辺野古含めた名護東海岸域にはニライカナイ・竜神信仰と拝所は少なくなく、ザン（ジュゴン）は神々の使徒とされてきた。４月下旬、心霊者が私を訪ねてきてニライカナイの神々と面談、加護を与えると霊所の浜に座らされる。それ以来、辺野古の闘いには人間の力を超えた現象が起こる。
那覇防衛施設局との現場交渉は３２回、私どもの基本方針は非暴力を根本原則と確立している。交渉で沖縄の地下のマグマは爆発寸前と述べたら、翌日、報告中の那覇防衛施設局のビルは震度３の激震で揺れた。８月１２日、３１回目の交渉は普天間基地の危険性、危険性否定の発言に、明日でも事故が起こると述べたら、１３日の沖国大墜落事故に驚愕し、防衛施設局は３週間辺野古に現れなかった。
沖縄の霊所などの研究に功績があり、カジマヤーを迎える老教授がテント村で講義「聖なる海を守れ」と激励、天寿を全うし昇天。
辺野古海上にボーリング櫓が建つと、１２月まで台風が次々に沖縄を襲う異常現象、私どもが苦しくなるとジュゴンが必ず姿を見せた。0５年の年が明けると辺野古の海上は落雷との闘いに入り、天気図、携帯電話、観天望気による正確な判断に全神経を集中、キャンプシュワブは落雷の攻撃にさらされる。
沖縄戦後史を闘い抜いていてきた先人たち、学者の皆さんは、辺野古の闘いで一人の犠牲者も出してないことに驚きと共感を示す。私どもの戒めは「トゥシ（年）ヌクゥー（功）ヤカーミー（甕）ヌクゥー」「ドゥー（自分）アヤ（危）ミラッテン、ニン（寝）バリーシガ、チュー（他人）アヤミッテイヤニンバラン」であった.
辺野古の神人と古老たちは、海上に２４時間座る私どもの安全を願って祈りを捧げた。その中にはキリスト教徒も仏教徒も、宗教、宗派を越えた敬虔な結び、私は、辺野古の闘いは地球の神々の共同と日記や本に書いている。
８月下旬、ニライカナイの神々の住む南方海上に台風発生、９月２日ボーリング櫓は撤去された。その日以来、台風は本土を狙い、沖縄を避けた。アメリカはハリケーンの来襲でブッシュ政権の支持率低下が進んでいる。
那覇防衛施設局長西正典はボーリング調査の進まない理由を、常に天候の悪化と表明していた。ところが、防衛庁は沖縄県民の抵抗を刃で切り裂く最善の方法として「沿岸案」を考えたことが明白になってきた。
３月２７日は、稲嶺知事と島袋名護市長が衝動的ともいえる東京詣でを競い合い政府の術中に引き込まれ、沖縄を含む全国のマスコミは、２９日島袋市長上京、政府方針で合意を報道していた。名護市役所は要請行動の渦の中にあって、私どもが戦術会議の終了宣言中に岸本建男氏の訃報は入った。
私の体を走った愕然とした戦慄の吹き抜けは、過去２年間の辺野古で起こった出来事の不思議な体験であった。神々の住む神聖な海には人を殺す基地は要らない、沖縄県民に刃と牢獄を備えた沿岸案は人間と神々の示す導き、自然への冒涜である。海の神々は人間の浅ましき欲望を拒絶する。対峙した将の冥福と安らぎを祈りつつ。
大西 照雄 （無職）
名護市大北３−八−２0
「照雄日記」から
http://diary8.cgiboy.com/0/teruo024/
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