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□現役最高齢ドライバーが語るタクシー業界今昔|ゲンダイ
http://news.www.infoseek.co.jp/gendainet/story.html?q=13gendainet05016814&cat=30
現役最高齢ドライバーが語るタクシー業界今昔 (ゲンダイネット)
「三島由紀夫を乗せたこともあるよ」
こう語るのは都内で個人タクシーの運転手をしている中本邦夫さん。来月で79歳(来年は80歳!)を迎える現役最高齢タクシードライバーだ。
昭和2年、東京・向島生まれ。戦前は国会議事堂で貴族院のエレベーターボーイを務めていたという異色の経歴の持ち主だ。
「首相だった東条英機さんは今風にいえばオーラがあったね。でも、戦況が悪化し始めた昭和18年頃かなぁ。お付きの人と僕しかいないから気が緩んだのか、エレベーターの壁に頭をもたれかけていた姿が印象深いね」
本格的な“ドライバー人生”は戦後から。運送会社の助手、ハイヤーの運転手などを務めた後、タクシー会社で働き、昭和50年から個人タクシーを運転している。
長いドライバー生活の中ではこんな興味深いエピソードも。
「オウム事件の頃に、指名手配中だった林泰男を乗せたこともある。亀戸にオウムの道場があったからか、すぐ近くの小松川橋から乗車して“千葉へ向かってくれ”という。車を進めると、途中やたらとコンビニの公衆電話で電話をかけている。ジュースを買ってくれたり変なお客だと思ったら、最後はお金を払わずに逃げちゃった。林だとわかったのは給油所の張り紙を見てから。慌てて警察に連絡したら、7、8人スッ飛んできたよ」
そんなベテランの目に、小泉内閣による規制緩和で運賃値下げ競争、新規参入が進み“激変”した業界の現状はどう映っているのか。
「今が一番悪いね。昔からドライバーはきつい仕事だけどその分、収入はよかった。それが今では運転手の労働環境なんてヒドイもんだよ。僕は軍隊経験もあるけど、軍隊よりもヒドイ。人間性無視も甚だしいね。世相を反映してか、お客さんのマナーも年々悪くなってきている」
「僕はずっとマニュアル車。両手両足を使っているから頭に刺激があっていいんだろうね」
最後にこう健康法を語った中本さん。小泉不況に潰されないことを祈るばかりだ。
【2006年4月10日掲載記事】
[ 2006年4月13日10時0分 ]
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