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住民の60年の怒りが行動に 岩国住民投票の教訓語る座談会 日本人敵視の正体を暴露 【長周新聞】
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投稿者 愚民党 日時 2006 年 4 月 12 日 18:16:36: ogcGl0q1DMbpk
 

住民の60年の怒りが行動に

岩国住民投票の教訓語る座談会

              日本人敵視の正体を暴露    2006年3月21日付

http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/iwakunijuumintouhyounokyoukunkataruzadankai.htm


 米軍厚木基地の空母艦載機部隊移転計画をめぐっておこなわれた岩国市の住民投票は、戦後60年にわたり米軍支配におかれてきた岩国において、市民がその日本支配の根幹である軍事基地にたいして断固とした意志を突きつけた。この住民投票をめぐって岩国市民の世論はどう動いていったのか、なにが焦点となったのか、またこれからの運動の発展方向について、原爆展全国キャラバン隊メンバーと本紙記者で座談会をもち論議した。
   
 渦巻く占領への憤り

 司会 米軍再編計画のなかでも、岩国基地の増強プランは突出したものだ。これまで地元岩国では六万人の反対署名が集められたり、被爆地である広島県西部でも反対の世論と行動が広がっていた。このなかで岩国の住民が立ち上がっていったのはかつてないことだった。原爆展全国キャラバン隊が市内に入り、本紙記者も取材に入ってきた。この過程で「日本人民の苦難とアジアの戦争の根源をなす武力占領」の社説を掲載した号外と「沖縄戦をせずとも戦争終わっていた」号外をあわせて七万枚各戸に配布して市民の実情と思いを聞きそれを描いていった。現地に入った経験から出してもらいたい。

 A キャラバン隊は岩国で、原爆展という形で2月下旬から活動をはじめた。最初は、駅前などで展示をしても、素通りしていく人が多かった。重たい雰囲気もあったように思う。号外を配ってから、それを読んだ住民の親近感が全然違ってきた。下関でテロ訓練がおこなわれたり、港にフェンスがはりめぐらされるなど、全国で戦争動員体制が敷かれている実態を知って驚いていた。問題は岩国だけのことではなく全土が基地化される全国的な問題だし、だからこそ「岩国市民の体験を全国に伝えたい」と意見を聞きはじめると、市民がすごく熱心に岩国の現状を教えてくれた。その紙面を市民が相互に読みあって、激励されるという状況だった。

 B 目先の住民投票だけでなく、戦後の苦労や占領下での体験を意識的に聞いていった。

 C 住民投票の結果は、住民にとってもマスコミや政府からみても予想外の結果だった。いわゆる「ピース勢力」はあまり市民から好かれていないが、自治会や商工業者などいわば自民党支持層をふくめた住民が下から動いていた。井原市長の方は下駄預けの調子だったが、市民は断固としていた。

 D 期間中どんどん雰囲気が変わっていったと語られていた。市議会ボスが「投票に行くな」と回ったり、政府も圧力をかけたが、住民が動き出して勢いがとまらなくなった。その力が大勝利にもっていったのだと実感した。川下の自治会長は、「今日まで、つぶされそうな思いできた。みんなの力だ」「あんたらには世話になった」といっていた。市民が自力で盛り返していった。車町では投票を呼びかける独自のビラを自治会の役員が一軒ずつ配布していた。自治会員でない人にも、自衛隊員にも、基地で働く人にも声をかけていた。

 C 投票の結果、市議会などの態度もコロッとかわった。もとから反対のようなことをいっている。商工会議所の笹川会頭も首になった。政府は、「はじめからわかっていたことだ」と負け惜しみをいっている。実際にはわかっていないから投票をやらせたのだ。二井知事は「地元を尊重する」といっていた。上関でも「地元の意向を尊重」というが、「おまえは地元の知事ではないのか?」とか「岩国は山口県ではないのか」などといわれていた。

 E 川下地区では、地元選出の桑原議長がつぎは落選するといわれている。立候補すらできないのではないかという調子だ。

 C 政府は、「いくら住民投票をしても日米の政府間で決めることだから意味がない」という態度だったが、2+2(外務、防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会)自体が吹き飛んでしまった。アメリカはかんしゃくを起こす始末で、再編計画全体がすすまなくなった。住民の力が国を動かしたわけだ。

 大恥かいた権力者政治

 F 山口県の反動派も大恥をかく結果となった。采配をふるった安倍官房長官も二井知事も、綿屋副知事なんかも格好がつかない。見た目はすごく強権的だが実際はお粗末だ。独裁者も権力を振り回すだけではだれもいうことを聞かない。ヒトラーも、ウソやハッタリで大衆をあおって動員していた。大衆を動員する力のないものは政治のうちには入らない。

 A 岩国の市議の一人が、「安倍さんが“反対してもむだだからよい条件をもらった方が得だ”といった」とふれ回っていた。安倍采配の方向で、二井も綿屋も市議も統一されていった。「反対してもむだだ」と周辺市町村の首長も動いた。由宇町の槙本町長などはひどかった。

 D 総理候補だから点数を上げようとハッスルしたのだろう。再編計画を見れば、山口県と神奈川県が一番焦点になっている。神奈川から厚木基地を岩国が引き受けて小泉おべんちゃらをやり、小泉の地元では横須賀に原子力空母を配備し、座間には米陸軍第一軍団新司令部が来る予定だ。安倍の山口県には、厚木だけでなく空中給油機とか、佐世保に配備される話のある空母の艦載機もみなひき受けるという調子だ。自分をアメリカに売りこんで、総理候補に認められたい関係だろう。

 F ところが、全然県民に相手にされなかった。「住民を説得するのは日本政府の責任だ」とアメリカからは怒られ、役立たずとみなされるはめになった。売国政治というものが、いかに力をなくしているかの証明だ。下下の世論がどのように動き、なにを考えているのかということが全然わかっていない。ブッシュ政府側から見たら日本を舞台にして戦争をやろうというのに、日本の国民をうまいことダマして協力させることができないようなことではどうしようもない。

 D 国民に足のない空中遊泳のチルドレン政治だ。アメリカの方を見るばかりの小泉政治はほんとうに脆弱(ぜいじゃく)だ。号令をかけておけば、みんながいうことを聞くぐらいに思っている。小泉は自分がブッシュのイエスマンだからといって、国民が小泉のイエスマンと思ったら大まちがいだ。「投票に行くな」の動きにたいする怒りはすごく強かった。よけいにみんな腹を立て本気になった。住民投票で反対世論を盛り上げるうえで、安倍官房長官の貢献度が大きかったということだ。「国民はものをいってはならない」という調子で押さえようとしたが、逆効果となった。安倍氏は「北朝鮮独裁反対」の急先鋒で拉致問題のスターだが、独裁反対だから民主主義をやるのではなく、自分の方こそ独裁政治をやるという意味だ。

 A 貴舩元市長の息のかかった企業では、投票用紙を従業員から集めて捨てさせたという話があったが浸透しなかった。土建業者も行政機構もいうことを聞かない。自衛隊員でも投票に行っていた。

   原動力は何だったか 「安保」の欺瞞暴露

 司会 岩国を動かしていった原動力はなんだったのかという点ではどうだろうか。

 D 社民的、修正主義的な潮流との路線の違いがある。敵の大きな構図は、「国の安全保障問題にたいする地元の局地的な迷惑」というものだ。「岩国は迷惑だろうが、国全体は米軍に守ってもらっている。国の専権事項なのだ」と商業マスコミは論調をはった。その枠内で「痛みを分かちあえ」「基地を本土へ」というのが沖縄の大田路線だ。

 F 基地の町で戦後60年にわたって市民を押さえつけてきたのは「日本の安全のため」「日本を守るため」という宣伝であった。そのインチキを正面からうち破るなら行動になっていくということだった。それにたいして号外を打っていった。日本が再び戦争するかどうか、アメリカのための戦争で盾になるのかどうかだ。米軍再編というものは、基地の部分的な移動だけではなく全土を米軍が勝手に使い基地にすることであり、国民を総動員して米軍が戦争するための体制づくりだ。したがって岩国だけの問題ではなく、日本の独立と平和の全国的な重大課題だと。

 D アメリカは軍事力を根幹に日本の独立を阻害している。政府もいいなりで、構造改革をすすめ日本人は食べていけなくなっている。日本が独立するかどうか、平和かどうかが中心問題だ。まさに岩国は日本の縮図だ、という宣伝をやって、岩国の人人の体験と意見を聞いていった。

 A 基地の町では直接に米軍とかかわっている。下っ端の米兵でも、すべての日本人をバカにしてイエローモンキーという態度をとっている。基地のない町に住む者は直接にアメリカ人と接触する機会は少ないが、「狂牛病肉を輸入せよ」とかいう「日米政府間の関係はそういうものなのだ」ということが結びついてくる。

 D 騒音もふくめたより根底の問題、なにが安全保障かを真正面から論議しなければ、現地が立ち上がるわけがない。迷惑は受けているが、国を守るためしかたがないと60年も米軍基地が存在してきた。そのインチキが崩れてきた。号外宣伝はそこを激励して、強い力になっていった。

  要求は米軍基地撤去 銃口は市民にむく

 B 岩国において、住民のうっ積した思いはまぎれもなく基地そのものにむいていた。占領者からの侮蔑を岩国市民は60年体験してきた。9・11以後の変化は大きかったようだ。米軍は日本人を見れば敵と思っている。親善を装ってきたが、本性がムキ出しになった。基地の警備はものすごく厳重になった。「沖で漁をしていると威嚇射撃をされた」とか、「フェンスに顔をつけて中をのぞいたらパトカーが来た」とか語られていた。「業者門の付近に空き缶が投げこまれただけで大騒ぎになった」という意見もあった。また、「持ち主のわからないスポーツバッグがあるだけでも爆弾処理班が来る」とか、すごい恐れようだといわれていた。

 A 基地のフェンスぞいでは、家の目の前を機関銃をつけた車が市民に銃口をむけて走ったり、兵舎の上に機関銃を据えつけて監視していたといっていた。夜にはフェンスと家のあいだをしらみつぶしにサーチライトで調べたり、家の中まで照らす。米軍の方がそうとうに日本人に敵がい心をもっていると語られた。テロ以後、基地ゲートの検査がきびしくなって、出入り業者の車が大渋滞をひき起こした。運転席の中から下まで調べあげて、犬ににおいまでかがせる。弁当の中身までひっくり返して爆弾探しをした。

 B 畑仕事をしていた近所の老婦人は、軍用ヘリのサーチライトで追いかけられたといっていた。種まきをしていただけで平然としていたらいなくなったという。「こんな婆さんが怖いのかね」といっていた。

 D 銃口をむけて威嚇してくるわけだが、みんな米軍が日本人を恐れてビクビクしているのだといっていた。市民が基地のまわりで散歩や魚釣りをはじめたり、缶ジュースの空き缶を投げこむだけで、基地機能はマヒしてヘトヘトになるのではないか。よっぽど日本人から嫌われているという自覚があるということだ。

 B 「非常事態」というのが2、3度あったという。車に火薬のにおいがするというので大騒ぎになった。パトカーがかけつけて「すぐに避難してくれ」と旭町でいって回った。住民は「逃げろといってもどこにも逃げるところはないではないか」と怒っていた。基地内のテロ訓練も月に1、2回はあるようだ。旭町では、サイレンが鳴るからすぐにわかるという。そのたびに「あの人らは訓練しとるが、わたしらはどこに逃げたらいいのか」と思うのだと話されていた。米軍は国外待避で本国とか「韓国」などに超高速で避難する態勢を整えている。ミサイルが飛んでくるとなったら、自分たちだけ真先に逃げる訓練をしている。

 A 自衛隊関係者も、「米軍は日本を捨てますよ」とあたりまえのようにいっていた。「狙われる」というのが前提で、逃げる練習をくり返しているのは米軍とその家族だけで、自衛隊もその外側の市民も置き去り。

 F 岩国は吹き飛ばされて日本人は死ねというものだ。グアム移転なども、攻撃の前線基地となる沖縄は危ないから、司令部や本隊は奥に引っこむというものだ。人の国を衝立にして戦争をやろうなどと、悪いことを考えているわけだからビクビクするはずだ。日本人が腹を立てることをやっている自覚があるわけだ。

  卑屈な警察や行政 米兵犯罪野放し

 C 事件や犯罪、それにたいする警察や行政の対応が卑屈で、独立国家としての体をなしていないという意見も多く語られた。基地近くの狭い道でYナンバーとすれ違い、意地でよけなかったら「アースフォール(尻の穴)」といってきたとか、飲み屋をやっている人がいっていたが、米兵が店で暴れてもMPが基地に連れ帰るだけで、おとがめなし。日本の警察もとりあわない。「治外法権で、好き放題をしている」といっていた。逆に日本人が問題を起こせばデタラメな請求がされるという。夜、米兵と出会ったら日本人がよけてとおるのが常識。どこの国にいるのかわからない。

 E 飲み屋は店の“のれん”を本国へのお土産として持ち逃げされるといっていた。軍人たちが任務を終えて入れかわるたびに盗まれる。だから提灯を金網で囲っている店もある。警察に訴えても、名前までわかっているのに「本国に帰った」で終わりになる。ある食堂は、米兵に肘で窓ガラスを割られたという。「ここは日本ですよ。米軍だけが守られて、市民はやられっぱなしだ」といっていた。

 B なにかの腹いせにショーウインドーをパンチで割られたとか、基地のそばに住むおばさんは、旦那がなぐられて金をとられたが泣き寝入りだといっていた。これも警察に訴えたがうやむやにされた。駐車違反は日本の車だけレッカーで持って行かれる。酔っぱらい米兵はそこらに止まっている車のサイドミラーをひねり壊していくとか。

 C 泥棒に入られたという人は、家に帰ると米兵がいて、すごい勢いで窓に体当たりして、窓枠ごとぶっ壊して逃げていったといっていた。逃げ足だけは早いといわれている。すべてが“やられ損”だ。いまどきは、イラクでも市街戦だし、沖縄にも市街地戦斗訓練場を建設しているが、そんな野蛮じみた訓練をやって、日本人の民家を狙ってくるわけだ。

 A もうケダモノだ。夜はサカリのついた犬猫みたいな行為におよんでいる。人前なんて関係なく、道路とか家の軒先とか、車庫にまで入ってきてやるからみんな怒っている。川下で商売をやっていた人は、Yナンバーに連れこまれて襲われる女の子もいたといっていた。表に出ない婦女暴行はたくさんあるがみんな泣き寝入り。土曜、日曜の翌日は、性行為のゴミが少少でないほど道ばたに落ちているという。子どもたちの通学路だからPTAなどでも大問題にしてきた経緯がある。

 その落とし子が、川下小学校とか中学校にかようことになる。米兵にくっついてアメリカに行っても、「日本人だ」とすごい差別を受け親せきからも排斥され、泣く泣く岩国に帰ってきたという話もあった。広島の女の子たちが岩国に来てアメリカ人と遊んで、バカにされているのに格好いいと思っているのが情けないのだと語られていた。

   税金で豪華な生活 無駄遣いをし放題

 C 基地内の学校は、夏休み2カ月間ほどだれもいなくなるのにクーラーがつけっぱなしで、「たまに来る子のためなのだ」といわれていた。服とか靴、日常雑貨、電気製品など、気に入らなくなったらすぐに捨てるから、山のようにゴミが出されると語られていた。学用品なども束になるほど鉛筆が捨ててあるから、持って帰ったという人もいた。「すべてわたしたちの税金なのよ!」と叫びたくなったといっていた。

 A 土建業者に聞くと、2階建ての米兵住宅には、1階にも2階にもバスルームがあり、1戸当り5300万円規模ですごく豪華。市民は狭い路地にひしめいて住んでいるのに。将校の家ではメイドさんがいるのも常識だ。

 B 将校の家に行ったことがある婦人は、寝室が3部屋、部屋が3部屋にリビングルームまであったという。息子が自衛隊員なのだが、そっちはすごく粗末な官舎だった。「“高級ホテル”と“民宿”」と揶揄(やゆ)されている。

 A 内装工事もすごい。入居者がかわるたびにやりなおす。川下地区では下水道も完備していないところがあり、まったく対照的だ。「基地のおかげで国がテコ入れしている街に見えますか?」といわれていた。格差たるや、むこうはスーパーも大きなものがあり税金がかからない。ガソリンも無税で1g30円程度。自動車税もかからない。家は建ててもらって、電気水道代まで日本持ち。ばかばかしくなる。

 D この3〜5年で住宅は建てかわっていったようだ。北門周辺がズラッと。どんどん頑丈なものを建てている。まだ何十年も住むつもりだ。壁もすごく分厚いといわれ、爆弾が飛んできても市民の“ウサギ小屋”は吹き飛んでしまうが、基地の建物は残っている関係だ。昔はトタンのようなカマボコ兵舎だった。その中に兵隊がゴソゴソ入っていって寝ていた。

 B いまは兵舎がマンションなみ、家族住宅になると超リッチといわれている。

 D 恒久的に居座ろうという魂胆だ。香港割譲は99年間だった。戦後60年たって新築だから香港ごえをするつもりだ。それに日本政府が一生懸命に金を出している。米軍再編でも3兆円という金を出すわけだから。

 F 思いやり予算もあるが、沖縄返還あたりからの密約があるといわれている。アメリカそのものは、イラク戦費がベトナム戦争に匹敵するぐらいにふくらんでパンクしている。日本が金をやらなければ戦争はできないわけだ。「金やらんぞ!」といえばお手上げで、世界中大喜びだ。米兵の子どもが日本の子どもに「ウサギ小屋に住んでいるネズミ」とバカにして、若いお母さんが怒って、「おまえらのせいだ!」といい返したという。

 D むこうが間借りをしているくせに、6000億円をこえる駐留経費を日本がまかなっている。小泉がブッシュからグローブなんぞをもらって喜んでいたが、あんな格好をするから「イエローモンキー」といって日本人がバカにされるのだ。

 E 世界野球でアメリカの審判が平気でインチキをやったが、あれがアメリカの正体だろう。メキシコ戦でもインチキをやったが、日ごろ不法移民問題などでいじめにあっているうえに、インチキ判定で頭にきてメキシコががんばった。キューバなど中南米も意地になってがんばった。いばっていたアメリカは、惨敗して「ザマー見ろ」といわれた。程度の悪いダブルスタンダードであり、あの調子でイラクをやり、グローバル化をやっている。

  日本の独立が課題 全国的な斗争へ

 D だれがだれを守っているのかという基地の実態、日米関係を全国に知らしめないといけない。自衛隊員も内心では腹を立てているが、日米合同演習などでもそうとうバカにされていると思う。「“バナナ”と呼ばれている」とかいわれていた。

 B 自治会長のあいだでもすごく親近感だった。表層のいわゆる平和団体と呼ばれてきた勢力が自分たちが勝ったような顔をしていたが、住民のなかではあまり好感度はなかった。そして、住民投票ぐらいで基地問題が解決するともみなされていなかった。

 D 要は日本の独立問題だ。現地問題ではなく、全県、全国民の問題だ。第一は、戦争問題だ。アメリカの戦争のためにまた殺されるなど冗談じゃない。基地だけではなくて、下関も門司も日本中で米軍が自由に作戦行動ができるような態勢をつくっている。日本全国を動員してアメリカの衝立にする腹だ。もうかるとかもうからないという問題ではない。殺されるかどうかの問題だ。それを「住民には発言権がない」など論外だ。

 E 「日本を守ってやる」という主張にみんな頭にきている。一昔まえの「ソ連の脅威」などは吹っ飛んでしまった。一方的にアメリカにひどい目にあわされるばかりだ。経済から政治から教育、文化まで好き放題にされる植民地。その根幹が軍事力だ。それにたいして民族の独立、民族的な誇り、根性を示すかどうかの問題だ。

 D 構造改革がどういう関係でやられているのか。アメリカからすれば、小泉や安倍や竹中などは従順な「イエローモンキーのボス」程度にしか見ていない。もっと民族独立の機運を高めていくことが重要だ。このままいけば、「もう一度殺されてもしかたがない…」というのかどうかだ。第二次大戦であれだけ殺してぶんどった基地なわけで、住民投票くらいで米軍が返すわけがない。日本支配、アジア支配の根城なわけだから。

 C 息子が基地で働いているというおじいさんは、「日本がアメリカよりも強くなって、もう一度戦争をやるぐらいの根性がいる」といっていた。

 D 既存の運動体のなかには、「基地被害に苦しむ市民」を助ける応援団みたいな路線がある。市民からいえば「いらぬ世話だ」という関係だ。全県や全国から岩国に行く意義は日本社会の本質的な現状を理解する勉強だ。労働運動であれ、教育であれ、日米の支配、被支配の関係に迫らなければなんの力にもならない。そこをはっきりさせることで、自分たちの死活の問題として気合いが入ってくるし、力のある運動になる。

 F 岩国でも全県、全国でも応援団ではなく、みずからの課題としてたたかうわけだ。「おひきとりください」という相手は世界最強の軍隊なわけで、日本人の民族的な根性が試される。米軍再編の問題が、岩国だけとか沖縄だけの問題というのではなくて、日本中を基地化しアメリカの戦争で日本人民の生命を危険にさらす問題であり、市場原理改革などといってアメリカの指図による構造改革をやり、政治も経済も文化や教育も植民地のようにして、日本人民を食えなくさせ、ものをいえなくさせていく根源がアメリカの軍事支配だ。日本の独立、民主、平和、繁栄のため、反米愛国の人民各層の全国的な共同斗争を強めることが勝利の道だ。

 D 拉致問題とか靖国問題などを騒いでアジアと対立しているが、すべてアメリカの指示だ。日本の独自判断のような顔をさせて、要するに鉄砲玉にしようとしている。代理戦争だ。外交の自主性もない。アジアとの友好・連帯はひじょうに重要だ。

 A 「アメリカは日本から、アジアから出ていってくれ、あんたらのためにもういっぺん命を差し出すわけにはいかない」ということだ。

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