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http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/2006/04/post_639c.html から転載。
●今後も実質、追い出しを続けると回答
本紙既報(http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/2006/04/post_eb82.html)のように、予定通り、本日午後1時過ぎ、ホームレスや支援者は、東京都墨田区の土木管理課(本庁舎10階)を訪ねた。その数、約100名だった。
課長は所在不明ということで、部下が対応したのだが、余りにお粗末というしかない。
ホームレスは他に行くところがないから隅田公園にいるのに、「生存権と公園法(公園内では基本的に住んではいけないことになっている)とどっちが優先するのか」と問いかけても、「どこでも寝ていいとは言えません」といい、「では、死んでもいいのか」というと、「それ以上は言えません」、「それは保護課の役割だから、言えません」など無責任な態度に終始。挙げ句、「もう30分経ちましたから帰って下さい」である。
さらに、今後もガードマンを雇って(昨年の区の警備員費は1000万円以上)公園内のホームレスを追い出す(実態としては、生活していけないことになっているので、横になって眠ろうとすると起こすのがガードマンの仕事)のかとの問いには、「公園法に基づいて注意して回ります」と回答。抗議の申入書については、当初は「置いて行って下さい」と受け取りさえ拒否したのだった。
この間、他の土木課の職員は皆、平常を装い、業務を続行。一人の職員だけに対応を任せ、完全に見て見ぬふりである。
●お役所職員の総無責任体制
繰り返すように、土木管理課としては、テント設営等は都市公園法や都立公園条例に違反するとして、淡々とその職務をこなしているだけと言いたいのだろう。
だが、生存権を保証する憲法が、条例などより優先することは明らか。仕事に本当に忠実であろうとするなら、「他の部署だからわからない」ではなく、保険課や福祉課などと連絡を取り合い調整したり、根本的な解決に向けて尽力するのが公僕の役割だろう。
対応した職員のふてくされた態度を見てしみじみ感じたのは、わが国のお役人の総無責任体制。
税金で養われている意識など微塵もなく、何かいうと「私ではわからない」、「部署が違う」。「じゃあ、わかる者を出せ」というと、「所在不明」という。彼にしてみれば、「何で自分だけが責められる」という思いなのだろうが、結局、こうした一人ひとりの無責任さが積み重なり、人権蹂躙が罷り通っている。そして、その責任を問うてもたらい回しで、責任の所在が明らかにならない……。
些細なことなら、そんな言い訳も見過ごされるかも知れない。だが、生き死にの問題の前では、そういうわけにはいかない。やはり、これは職員一人ひとりが問われるべき“犯罪”である。
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