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(回答先: 民主、アジア重視を鮮明 鳩山氏が韓国で講演|共同通信 投稿者 white 日時 2006 年 4 月 10 日 13:02:26)
靖国神社は天皇が統治する国において必要な施設であって、天皇の統治しない国には不要なのです。
そもそも日本国の陸海軍は朝廷の藩屏として創設されたものなのです。なにも国民、国家を護る為の軍隊ではないのです(健軍の時の三条実美の言葉が残っていたと想います)。この思想が尤もよく現われたのが満州における敗戦時の関東軍の行動です(満州棄民、残留孤児を大量に出した件です)。
戦後、この件を問われた旧関東軍高級参謀はこう言いました、「そもそも日本の軍隊は国民を護る為に作られていない」です。この高級参謀の言い分は健軍思想からすれば正しいのです。ですから、靖国神社は国民の為に働いて命を落とした将兵を奉るものではなく、天皇の為に命を投げ出した将兵を奉るものなのです。
それを今では、「天皇の為」を誤魔化して「御国の為」と信じ込まされているのです。そのような捻じ曲げは、高齢化して会員数を減らし続けた遺族会が危機感を持ち、たしか80年代後半に始めたキャンペーン、「現在の平和と繁栄は尊い犠牲の上にある」でした。この言葉自体可笑しいのですが。戦死した人が戦後の復興事業に係われる筈がないからです。ところが、情緒としてテレビなどから、これが盛んに流されると、この言葉に乗ってしまうのです。現在の靖国観の多数派はこの所為です。
もう一度いいますが、天皇と切っても切れない軍隊を維持する施設としての靖国は、天皇が統治しない国には不要なのです。もう、「御国の為に犠牲になった」という言い方は止めましょう。靖国論議は、靖国神社をどう捉えていたか、それを管理していた軍部からの視点(どれほどの史料が残っているか分かりませんが)で見るべきではないかと、想います(靖国神社を管理運営してたのは海軍でした)。
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