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◇首相「任期中」にこだわる
イラク陸自4-6月撤収 対米配慮に課題
政府が陸上自衛隊のイラクからの撤収時期を固めた背景には、9月までの自民党総裁としての任期中に撤収を完了したいとする小泉純一郎首相の意向がある。イラクへの自衛隊派遣は戦後の安全保障政策の転換点であり、小泉政権下で最も厳しい決断を迫られた課題の一つ。日米同盟重視を掲げて走ってきた首相は自らの手による「幕引き」にこだわった。
「今まで自衛隊から死者が出なかったのは奇跡だ」。政府関係者は2年を超える自衛隊活動の中で不測の事態が起きていないことに胸をなで下ろす。仮に死傷者が出れば、首相の派遣の判断そのものが問われる。
成功体験のうちに陸自の活動を終えたい――。英豪軍の引き揚げは、治安が不安定なイラクからの陸自撤収時期を探る首相にとって「渡りに船」という側面もあった。
課題」は残る。米国は陸自撤収後も軍と文民で構成する「地方復興チーム(PRT)」に陸自が加わるよう打診。イラクから陸自の完全撤収には難色を示す。政府は治安維持活動も伴うPRTへの参加は憲法上難しいとの立場だ。
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