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経産相訪中 『政冷』を変える機会に―「東京新聞」社説
http://www.asyura2.com/0601/senkyo19/msg/925.html
投稿者 天木ファン 日時 2006 年 2 月 24 日 09:38:24: 2nLReFHhGZ7P6
 

(回答先: 与党訪中団:唐国務委員と会談 日中関係修復など意見交換―「毎日新聞」 投稿者 天木ファン 日時 2006 年 2 月 23 日 18:16:02)

◇経産相訪中 『政冷』を変える機会に

 中国の温家宝首相が約二年ぶりに日本の閣僚と会談した。日中間の「政冷」状態が、これだけで温かくなるわけではないが、関係改善への中国の意欲の表れなのだろう。好転への契機にしたい。

 北京であった会談は二階俊博経済産業相が小泉純一郎首相のメッセージを伝え、温首相も「小泉首相によろしく」と口頭のメッセージを返すという和やかな雰囲気で始まった。

 温首相は北京五輪や中国東北部の振興事業への日本企業の投資を「歓迎する」とも表明した。温首相が日本の閣僚と会ったのは一昨年四月、当時の川口順子外相と会談して以来、約二年ぶりのことである。

 「政冷経熱」といわれるように、国交正常化以来最悪の日中関係が続き、政治だけでなく経済の冷却化の懸念もある中での発言は、「政冷」を経済に波及させないというメッセージであり、関係改善を図りたい中国のサインといえる。

 中国のこの姿勢変化の背景には、国際情勢判断もあるだろう。中国経済の急成長で、米ブッシュ政権内には、軍事だけでなく、経済でも中国脅威論が出ている。

 その米国は昨秋の米中首脳会談で日中関係改善を促したとされる。アジアでの指導的地位を目指す中国としては、対日だけでなく、対米関係まで緊張するのは得策ではない。

 国内では今年から第十一次五カ年計画が始まる。経済の持続的成長が至上命令であり、そのためには外資は不可欠。温首相の日本企業歓迎発言は外交辞令ではなかろう。

 関係改善へのサインはこれまでもあった。温首相は昨春、改善へ三つの提案をした。胡錦濤国家主席も五月に「ウィンウィン(ともに勝者となる)関係」を呼びかけた。九月の抗日戦争勝利六十周年では「中日の友好的協力関係を発展させる方針に変わりはない」と明言した。

 もっともこれで全面的な関係改善を期待するのは早い。温首相は靖国問題では依然厳しい姿勢を示しており、二階氏訪中と同時期に北京で開かれた日中与党交流協議会は靖国問題で白熱の議論が行われた。中国の考えは首脳間の交流を棚上げした、いわばポスト小泉を見据えての関係改善だろう。

 二階氏の訪中で、東シナ海ガス田開発問題も三月上旬に局長級協議を再開することが決まり、省エネ・環境フォーラム開催や中国の研修生、高校生受け入れなども決まった。

 日本はこの中国のサインを正面から受け止め、与党交流のようにお互いに本音の議論を続けながら、関係改善を進めるべきだ。


http://www.tokyo-np.co.jp/sha/

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