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民主・永田議員がメール問題で辞意
ライブドア
民主党の永田寿康衆院議員(36)(比例南関東ブロック)は23日、ライブドア前社長の堀江貴文被告が武部自民党幹事長の二男への送金を電子メールで指示したと指摘した問題に関連し、議員辞職する意向を党幹部に伝えた。
民主党は同日午前、国会内で緊急役員会を開き、永田氏の進退について協議し、鳩山幹事長に対応を一任した。永田氏が辞職すれば、永田氏の行動を容認した野田佳彦国会対策委員長や前原代表の責任を問う声が強まりそうだ。
野田氏は緊急役員会で、責任を取って国対委員長を辞任する考えを示したが、慰留された。
民主党内では、メールの信ぴょう性を証明する具体的な事実を明らかにできない状況が続く中、永田氏や野田氏らへの批判が強まっている。ただ、「こんなことで責任をすべて取っていたら、巨悪と戦えなくなる」と擁護する意見もある。
党執行部の一人は23日朝、記者団に対し、「永田氏は責任感のある男だ。メール問題の真偽はまだ分からないが、『真』だという証拠がなかなか見つからない。かなり思い悩んでいる様子だと聞いている」と語った。
前原氏は同日朝、都内で記者団に対し、永田氏が議員辞職する可能性について「今のところ答えを持ち合わせていない」と述べた。野田氏の進退に関しては「野田氏とは頻繁に連絡を取り合っている。(辞任は)全くない」と強調した。
前原氏に関しては、現時点では責任問題に波及しないとの見方が党内の大勢を占めている。ただ、参院議員の間では「これでは来年の参院選を戦えない」という不満の声も出ている。
一方、自民、公明両党は23日朝の幹事長・国対委員長会談で、「民主党はメールの内容に確証があるというなら、直ちに出せば済む。国政調査権を発動する必要性は全くない」との方針を改めて確認した。
これに関連し、武部氏の二男は23日未明、「私並びに私が代表を務める会社は堀江被告及びライブドアから一切資金提供を受けていない。海外において銀行口座を有していない」との談話を発表し、堀江被告からの送金を重ねて否定した。
また、安倍官房長官は同日午前の記者会見で「この問題を取り上げたのは永田議員であり、民主党だ。メール自体が偽物なら大きな責任がある」と語った。
永田氏は2000年の衆院選で初当選し、当選3回。大蔵省(現・財務省)出身で、党政調副会長などを経て、現在は国対副委員長。
(2006年2月23日12時54分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060223it04.htm?from=top
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