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「声」特集――言論の自由が日本を救う
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C02480.HTML から転載。
【1】AHさんの意見「伊藤公介氏の政治倫理審査会での審査にOKを出した民主党国会対策委員会に対する疑問」(2月16日)
《耐震偽装問題で野党から証人喚問を要求されていた伊藤公介元国土庁長官が、証人喚問でなく、政治倫理審査会での審査をすることになったそうです。与党議員が疑惑から逃れるための駆け込み寺といわれているこの政治倫理審査会で審査をすることになったのは、民主党の国会対策委員会(野田佳彦国対委員長)がOKしたからであることを、社民党の保坂展人氏が自らのHPで明らかにしています。
保坂氏によると、証人喚問と違い、この政治倫理審査会は入室できるカメラや記者の数も制限され、傍聴席もないことから一般の国民は傍聴できないそうです。一度、政治倫理審査会で話してしまうと、そこから矛盾点をついて予算委員会へ持ち込むというのはかなり難しい、と保坂氏は述べています。保坂氏は、野党共闘を掲げている民主党が社民党や共産党に相談なくOKしたことに疑問を呈しながら、「小泉政権にとっては思わぬ助け船ではないか」と厳しく批判しています。
耐震偽装問題の本質は政官業癒着にあり、その構造を明らかにすることが再発を防ぐための要諦であること。伊藤氏や安倍晋三氏の秘書に対する証人喚問も、問題解決のために必要であるとの考えが民主党の主張であったはずです。それがなぜ、伊藤氏や自公が希望する政治倫理審査会での審理を受け入れたのか、理解に苦しみます。
以前、年金問題で与野党が対立し、審議が紛糾していたとき、民主党と自民党の松下政経塾出身議員が水面下で協議し、三党合意を画策したという記事が週刊誌に載っていました。そのとき協議に関わっていたのが、現在民主党の国対委員長をしている野田佳彦氏であったそうです。
野田氏はまた、前回民主党が大敗したときの国対委員長でした。本来なら、代表の岡田氏だけでなく、執行部も全員責任を取ってやめるべきであるにもかかわらず、責任をとるどころか、自ら代表選に出馬することは断念したものの、前原氏を代表に推し、自身は国対委員長の職に留まりました。前原氏は集団的自衛権行使を明言し、労組との決別宣言や、中国脅威論など、民主党支持者を裏切るような言動を繰り返し、野党でありながら政権与党の補完勢力のような役割を果たし、このままいけば民主党はなくなるのではないかとの危惧をもたれていますが、それを支えているのが野田氏です。
今回の伊藤氏の政治倫理審査会に対して野田氏がどのような役割を果たしたのか、また、安倍氏と親しい関係にあるといわれている前原氏の意向がどれだけ働いているのか明らかではありませんが、小泉政権が苦境に陥るたびに民主党に不可解な動きがあり、結果的に小泉政権延命に力を貸してきたことを考えると、疑念をもたれているような人物が党の代表や執行部の要職についているということは、民主党を支持する有権者だけでなく、国民にとっても由々しき事態であると思います。野党第一党の政策決定者が水面下で与党とつながっているとすれば、政府の暴走や誤った政策に対し、ブレーキをかけるものがいなくなるからです。それでは、いったいだれが国民の声を代弁してくれるのでしょうか。
森田さんが指摘されているように、民主党の良識ある人たちは、早くこうした不可解な動きをするものたちを排斥しないと、二大政党どころか、党の存続自体が危ぶまれると思います。》
<以下略>
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