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http://www.asahi.com/politics/update/0221/001.html
朝日新聞社が18、19の両日に実施した全国世論調査(電話)で、小泉内閣の支持率は43%、不支持率は41%で、1月調査の45%対37%からさらに接近した。「格差社会」が国会などで指摘されるなか、所得などの格差が拡大したと見る人の半数は、格差拡大は首相の政策に関係があると答え、首相の政策運営に不満が表れた形だ。
内閣支持率は昨年9月の総選挙直後に55%あったが、11月以降低下が続き、今回もその流れは変わっていない。年代別では40代〜60代で不支持が支持を上回った。
所得などの格差が拡大したと見る人は全体の71%で、そのうち49%(全体では35%)の人が格差拡大は首相の政策に「関係がある」と答えた。この層での内閣支持は24%、不支持は66%で不支持の高さが際立つ。
首相は行政サービスをできるだけ民間などに任せる「小さな政府」路線を進めてきたが、次の首相にも続けてほしいかどうかを聞くと、「このまま続けてほしい」は28%で、「路線はいいが、やり方を見直してほしい」が47%と最多、「路線そのものを転換してほしい」は14%だった。内閣支持層でも「このまま続けて」47%に対し、「見直して」が40%あった。
ライブドア事件や米国産牛肉輸入問題などを巡る小泉首相の対応については、「評価しない」が60%で、「評価する」22%を大きく上回った。
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《調査方法》18、19の両日、全国の有権者を対象に「朝日RDD」方式で電話調査をした。対象者の選び方は無作為3段抽出法。有効回答は1979人。回答率は59%。
★小泉自公政権を支持して来たB層の離反が始まったか。ホリエモンメール騒動も影をおとしているだろうが(武部幹事長の虚ろ目会見が大きかった)、「小泉の政策で格差が拡大した」と感じている人が多いのが最大の原因だろう。
別の記事にもあるが、ノー天気おボッちゃまの安倍官房長官は、同日の記者会見で「汗を流した人、頑張った人、知恵を出した人が正しく評価されることによる帰結であれば、多くの方々が肯定的に格差をとらえている」との見方を示したという。
おいおい、ホリエモンを見ろよ。「汗を流した人、頑張った人、知恵を出した人」と対極にいる人が、お金をぼろ儲けしているのが今の社会であり(銀行や証券会社の今期の決算を見よ、そして天下り天国、官製談合し放題の税金天国化を見よ)、小泉構造改革の成果なのだよ。
そのことを多くの人が見抜き始めたのだ。公正な競争社会などとんでもない。お金を持っているもの、情報を握っているもの、権限を握っているもの(国家公権力だ)が、楽をしてお金を稼ぎ、そうでないものは冷や飯を食らわされるのが、今の新自由主義社会なのだ。
ようやく、そのことにみんな気づき始めているのではないだろうか。これは、一連のホリエモン騒動の正の大きな遺産というべきだろう(騒動はまだ終わっていないが)。
できれば、自民党や小泉はいつまでも「格差はどの国でも、どの時代でもある。必ずしも格差があるから悪いということではない」(小泉の発言だ)「汗を流した人、頑張った人、知恵を出した人が正しく評価されることによる帰結であれば、多くの方々が肯定的に格差をとらえている」と叫び続けていてほしいものだ。
そう叫べば叫ぶほど、支持率が落ちていくことは間違いない。
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