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□自動車道橋脚で偽装、富山能越道の杭の太さ基準以下 [読売新聞]
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060217i101.htm?from=main1
自動車道橋脚で偽装、富山能越道の杭の太さ基準以下
国土交通省などが発注した自動車専用道路「能越(のうえつ)自動車道路」(富山県砺波市―石川県輪島市)の建設工事で、高架道路の橋脚を支える基礎杭(くい)が設計基準より最大10%細いにもかかわらず、工事業者が橋脚2基の杭に偽装を施し、基準通りの太さに見せかけて国交省の検査をパスしていたことが16日、わかった。
業者は、読売新聞の取材に偽装を認めている。さらに別の1基でも偽装が行われた疑いがあり、国交省北陸地方整備局が調査している。マンションなどの耐震強度偽装やホテルの不正改造に続き、国の検査制度を軽視した不正がまた明るみに出た。
工事を担当したのは、富山県内の中堅建設会社「松本建設」(本社・砺波市、松本誠一社長)。同社は、富山県氷見市に建設中の高岡北IC(インターチェンジ)―氷見IC(仮称)間の自動車道のうち、4基の橋脚を作る「粟原(あわら)高架橋下部工事」を受注。2004年1月に着工し、工期は当初、5か月間の予定だった。
同社などによると、04年8月、橋脚の土台に打ち込んだ基礎杭のうち、不良工事のため、検査の対象部分となる杭の上部が設計基準の「直径1200ミリ」を満たさないものが見つかった。
地下数十メートルまで埋められる杭について、国交省は、出来上がりを確かめる「段階確認」の際、土中から数十センチ突き出た「杭頭(くいとう)」の直径を測って太さをチェックする。
同社は、杭頭の外側に型枠を設置してコンクリートを流しこみ、杭頭の直径だけを太くしていた。
関係者によると、4基の橋脚のうち少なくとも2基で偽装が行われた。1基は、計8本の杭のほとんどが基準以下で、うち4本が12センチ細かったという。
国交省は04年8、9月、段階確認を行ったが、この偽装を見抜けず、05年3月、工事代金約1億8000万円を松本建設に支払った。
(2006年2月17日3時22分読売新聞)
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