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(回答先: 瓜蝿が瓜蝿を呼ぶ雨催―「きっこのウワサ」は真実でない！（その３）俳人・横山白虹の孫という「ウワサ」（ESPIO！） 投稿者 シジミ 日時 2006 年 2 月 13 日 22:25:59)
http://espio.air-nifty.com/espio/2006/02/post_708e.html
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■瓜蝿が瓜蝿を呼ぶ雨催―「きっこのウワサ」は真実でない！
（その４）故・横山白虹の御長男に連絡
Vol.401 02/12/06
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●HP(登録・解除) http://www.emaga.com/info/xp010617.html
９．虚構の難しさ
読者も経験があると思うが、首尾一貫した嘘を長期間つき続け
るのは難しい。
まさしく「開始当初から今までずっと文体とキャラクターの一
貫性」
http://kotonoha.main.jp/2006/02/01kikko2.html
を維持することは至難の技だ。
しかも、前述の８．の如きディテールを作り上げるのは並大抵
のことではない。
「白虹」は俳号だが（本名・健夫）、「横山」は本名である。
やはり、「横山希美子」を名乗る人物は実在しており、しかも
それは「実名」に違いない―そう筆者は思ったのである。
実際、そう考えると、「きっこ」さんが驚異的な健筆家である
ことも納得できる。
祖父は俳人・横山白虹（御家族も文人が多い）、曽祖父は萩出
身のジャーナリスト・評論家横山健堂ともなれば、「きっこ」さ
んがリズミカルな文章を記し、ジャーナリスティックな視点を持
ち合わせているのも、いちいち頷ける話ではないか。
「瓜蝿が瓜蝿を呼ぶ雨催」という「横山きっこ」さんの作品が
存在するのも本当のことだ。
現に「ＮＨＫの俳句王国」（２００３年９月２７日放送）
http://www.nhk.or.jp/haiku/html/haiku15-9-27.htm
のサイトに掲げられている。
「きっこの日記」にしたって、過去５年間にわたる人格像は、
極めて高度に統合されている。
試みに「瓜蝿」の句の文字列で検索してみると、
http://members.jcom.home.ne.jp/yanma36/ki-2.htm
「１９７２（昭和４７）・１１・２２ー・東京都生」という生年
月日、出生地まで出てくる。
「きっこの日記」プロフィール・ページの過去ログを見ると、
http://web.archive.org/web/20040411032805/http://pr1.cgiboy.com/S/0197373
「１１月２２日」「さそり座」とあって、一致している。「ＮＨ
Ｋ俳句王国」によれば「横山きっこ」さんの住んでいるところは
東京都、「きっこ」さんのそれは「東京都世田谷区」。
ちなみに「玉川」の「２ＤＫ」に住んでいるとも日記には書い
てある。
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20001104
１０．違和感
・・・しかし、どうも妙に引っ掛かるものを感じる。
「きっこ」さんは下手をすれば、「きっこ」さんが盛んに多用
する「ホニャララ団」（野田注：暴力団と思われる）からもヒッ
トされかねないほどの危険な立場にあるのではなかったか？
それにしては、これみよがしに個人情報が掲載されていると思
ったのである。
前出・「きっこの裏俳話集」によると、「今回の俳話は、この
句のことじゃなくて、この句のあとの部分、そうです！あたしの
名前の話なんです！今回のテレビで、あたしの名字が知られてし
まったため、各方面で、色々な女性週刊誌的憶測情報が飛び交っ
ているのです」という。
http://ip.tosp.co.jp/BK/TosBK100.asp?I=kikkonn&P=0&SPA=21&PN=321
何か愉快で堪らない感じが伝わってくる。まるで、「横山きっ
こ」さんは自分の名前の解説をするために、この句を作ったよう
にさえ思える―というのは穿ち過ぎだろうか。
いや、そもそも、「横山」さんであることぐらい、当の昔に自
ら仄めかしてもいたのである。
・２００１年１２月１７日の日記
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20011217
でも、極めつけはあたしの名前だ。何しろ『サイドマウンテン
・ミラクルビューティーチルドレン』なんだから！(爆)
１１．『詩歌人名事典』
２月１１日、日比谷図書館で何か手がかりになる資料はないか
と探し、『詩歌人名事典』を見つけた。
それによると、横山白虹の長男は横山哲夫氏で、長崎大学工学
部教授とある。
http://homepage3.nifty.com/argus/hakko.jpg
横山哲夫氏は工学部の教授だから、「横山白虹には俳句と関わ
っていない長男がい」る、という「きっこの裏俳話集」の記述は
確かに正しい。
しかし、「きっこはその長男の一人娘」であり、「その長男は
大学卒業とともに上京して、東京の商社に就職して、社内恋愛で
結婚」したはずではなかったのか？
筆者はその場にあった紳士録を見て、横山哲夫氏の自宅住所・
電話番号を控えた。
WEB WHO によると、横山哲夫氏は「昭和３６年九州大学工学部
応用化学科講師、３７年九州大学助教授。４２年より２年間米国
カリフォルニア大学（ロサンゼルス）及びカナダ・マッギル大学
へ在外研究員として出張。４６年長崎大学工学部教授、６０年学
部長を経て、平成４〜１０年学長。のち玉木女子短期大学学長」
である。
ネット上の情報によれば、「横山きっこ」さんが生まれたのは
１９７２年、つまり昭和４７年。両者を比較すると、哲夫氏が「
東京の商社に就職して、社内恋愛で結婚」したとはとても思えな
い。
一方、「きっこの裏俳話集」によると、「横山白虹が亡くなっ
たのは、きっこが小学生の時だけど、それまでは毎年、夏休みに
なると家族三人で、福岡の実家に里帰りしてたんだ」とある。
白虹が亡くなったのは１９８３年。「横山きっこ」さんが１１
歳だったと思われるころのことだから、ここは辻褄が合っている。
１２．横山哲夫氏の話
同日、午後１０時３０分ころ、長崎市にある横山哲夫氏の自宅
に電話連絡し、用件を告げたところ、同氏は次のように語った。
野 田「『横山きっこ』さんという俳人の方は、横山哲夫さんの
娘さんなのでしょうか？」
横山氏「ヨコヤマキクコ？」
野 田「俳号の『きっこ』は平仮名で『きっこ』さんです。『き
』に小さい『つ』に『こ』です」
横山氏「心当たりありませんがな」
野 田「『きっこ』さんによると、哲夫さんは『東京の商社に就
職して、社内恋愛で結婚』したとされていますが、そうい
う事実はあるんでしょうか？」
横山氏「ありませんけど。」
野 田「『きっこの日記（ブログ）』というのはご存知ですか？」
横山氏「知りません。インターネットは使いますが、自分のホー
ムページなどは持っていません」
野 田「横山白虹のお孫さんに俳号『横山きっこ』と名乗られる
方はいないということですね」
横山氏「はい。横山白虹の長男は私で、独り息子。後は女姉妹で
す。私の孫ということですか？」
野 田「いえ、ネット上の記述では白虹さんの孫ということだそ
うです。哲夫さんの娘さんということになるようなんです
が」
横山氏「私も娘はおりますけれども、それは俳句を全然やってお
りませんし、家庭の主婦になっておりますのでね」
野 田「『きっこ』さんの職業は、スタイリスト、ヘアメイクと
いうことなっているんですが、そういう方はおられます？」
横山氏「いえ、いません」
野 田「御経歴を拝見すると、哲夫さんはずっと大学の先生をさ
れているわけですね。『東京の商社に就職』されたりした
ことはございますか？」
横山氏「ありません」
野 田「娘さんのお名前は『きみこ』さんではないですよね？あ
るいは、●●●（「きっこ」さんの本名と思われる名前）
さんではないですよね？」
横山氏「違います」
１３．ウワサと真実
この「きっこの裏俳話集」のタイトルは「きっこのウワサ（笑
）」なので、単に「ウワサ」を記しただけで経歴を詐称したわけ
ではない、という逃げ道が用意されているのだと思う。
しかし、この「俳話」を読むと、少なからぬ人が「あるいはそ
うかもしれない」と誤信してしまうのではないだろうか？いみじ
くも「事情通」が対話をするという形で「ウワサ」を流している
のは他でもない「横山きっこ」さんだからである。
端的に記そう。
『横山きっこ』さんと名乗る「俳人」は、横山白虹の「孫」で
はない。（続く）
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■情報発信者／野田敬生（hironari noda）
165-0033東京都中野区若宮1-29-3石井B203号
TEL/FAX 03-5373-5698
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