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読売新聞からhttp://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060210i502.htmより引用
山梨・豊富村長を収賄容疑で逮捕、閉村式予定日の前日
山梨県豊富村が発注した土木工事で便宜を図った見返りに現金を受け取ったとして、同県警捜査2課と南甲府署は9日夜、同村浅利、同村長萩原幸男(72)と妻、弘子(65)の両容疑者を収賄容疑で、甲府市住吉、建設会社「宝竜組建設」(昨年4月廃業)元社長内藤富士子容疑者(66)を贈賄容疑で逮捕した。
同村は20日に他の2町と合併し、中央市になる。10日に予定されていた閉村式は、村長逮捕で中止になった。
調べによると、萩原容疑者と弘子容疑者は、2003年11月ごろと04年1月ごろの2回、同社を指名業者に選定するなどの見返りとして、内藤容疑者から現金計数十万円をもらった疑い。現金は弘子容疑者が受け取り、萩原容疑者に渡したという。
04年1月にあった排水管敷設工事の指名競争入札では同社が落札。県警は今年1月、この入札で談合があったとして、内藤容疑者を含む建設会社社長ら6人を談合容疑で逮捕、甲府簡裁は今月8日、全員に罰金50万円の略式命令を出した。
この捜査で贈収賄も発覚、2回目の現金はこの工事落札の謝礼だったという。県警は、萩原容疑者が談合にかかわっていた可能性もあるとみて、追及している。
萩原容疑者は村長5期目。
(2006年2月10日13時2分 読売新聞)
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