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週刊『前進』(2233号1面1)(2006/02/13)
今や小泉打倒の時が来た
「日の丸・君が代」不起立 全国で
動労千葉先頭に06春闘の爆発を 郵政民営化貫きJPU臨大へ
http://www.zenshin.org/f_zenshin/f_back_no06/f2233sm.htm#a1_1
06年は冒頭から日帝・小泉=奥田と労働者階級人民の激突が火を噴いている。戦闘的労働者は1月26、27日の自治労臨時大会と、28日の国労中央委闘争を全力で闘いぬいた。教労・自治体・全逓・国鉄の4大産別決戦が、完全に日帝支配階級の〈戦争・改憲と民営化=労組破壊〉攻撃との激突の戦場となっている。2〜3月の闘いに06年決戦全体の成否がかかっている。2・9−10JPU臨大、2・16国鉄集会、3・21日教組臨大は4大産別決戦の重大な攻防である。教育労働者を先頭に全国で「日の丸・君が代」拒否の卒業式闘争を大爆発させよう。同時に、動労千葉の反合・運転保安闘争を先頭に、06春闘の戦闘的大爆発をかちとることが決定的だ。また行革推進法案、国民投票法案、共謀罪法案、教育基本法改悪との闘いは待ったなしの決戦である。さらに3・5沖縄県民集会を10万人大決起として実現し、全国で米軍再編粉砕の新たな安保・沖縄闘争、反基地闘争を巻き起こそう。
第1章 帝国主義の矛盾爆発と革命情勢の本格的到来
この間の階級攻防が示していることは、第一に、帝国主義の危機が全世界で一層深まり、革命的情勢が本格的に到来しつつあることである。
何よりも、イラク情勢である。ここにおいて米帝は、イラク・中東人民の反帝国主義・民族解放戦争のゲリラ戦に軍事的にも敗北を重ねている。前線兵士の士気は低下しハイテクの巨大な軍隊が消耗を深め、巨額の軍費が米帝の財政危機を加速している。米国内も2200人を超える戦死者、数万人の傷病兵士の帰還によって、3・20のイラク開戦3周年に向かって、反戦闘争が高まっている。
さらに貧富の差の拡大、失業者や貧困家庭の増大、GMやフォードの経営不振、大リストラなどが吹き荒れ、AMFA(航空整備士労組)やニューヨーク都市交通労働者のストライキなど、米国内はまさに戦時下の内乱的な階級闘争に突入している。
米帝ブッシュは1月31日、一般教書演説を行った。ブッシュは、危機感をむき出しにして「米国の将来の安全は、圧制の終結にかかっている」「われわれの世代は、断固とした敵との長い戦争の中にいる」と述べ、北朝鮮やイラン、シリアなど5カ国を名指しして、対イラクに続く帝国主義侵略戦争の継続を宣言した。米帝は内外で体制的危機を深めれば深めるほど、国内階級支配の維持のためにも排外主義をあおり立て、侵略戦争にのめり込む以外にないのだ。
またパレスチナ評議会選挙でのファタハの敗退、ハマスの勝利は、帝国主義の中東支配を根底から揺るがしている。
韓国・民主労総は、ノムヒョン政権および帝国主義の圧殺攻撃と対決し、存亡をかけた闘いを展開している。
帝国主義の危機の中で、労働者と被抑圧民族人民の生活と生存をかけた闘いがこうして全世界で爆発しており、帝国主義はこれを絶対に根絶できない。さまざまな紆余(うよ)曲折、試練と困難があろうとも、世界革命の勝利までやむことのない闘いが前進しているのである。
ライブドアと小泉
この間の階級攻防が示していることは第二に、日帝・小泉改革の破綻(はたん)が突き出され、小泉を打倒できる情勢が到来していることである。
日帝・小泉政治の危機と矛盾が、あたかもブルジョア社会の底が抜けたかのように噴出し始めている。JRの大事故の頻発、耐震強度偽装、堀江・ライブドアの巨額の不正行為、米国産牛肉輸入問題、防衛施設庁や成田空港の官製談合など、政・財・官の腐りきった結託が、労働者人民の血税を食い物にし、生活と生存を脅かしている。これこそが帝国主義の腐りきった、末期的な姿なのだ。
ライブドア問題は、小泉の戦争と民営化・規制緩和の政策が、社会に何をもたらすかを突き出した。ライブドア堀江の「カネこそすべて」は、資本主義の正体そのものではないか。小泉は、この堀江を小泉改革のシンボル、「若者の模範」とはやしたて、競争万能主義をあおりたて、総選挙に利用したのだ。
その一方で小泉改革は、早朝から深夜まで働いても、生活保護水準以下の賃金しか得られないような低賃金労働者をたくさん生み出した。そうして「格差社会」や「二極化」の進行が、深刻な社会問題となるような状況が生まれてきた。
だが小泉は、1日の参院予算委で、小泉改革で社会格差が拡大したとの批判に「格差が出るのは悪いことではない。成功者をねたむ風潮は慎まないと社会の発展はない」と開き直った。労働者が首を切られ、病気になろうと飢え死にしようと知ったことではない、金持ち中心の社会で何が悪い、と開き直ったのだ。
同じことを日本経団連も言っている。労働問題責任者の柴田昌治・副会長(日本ガイシ会長)は「格差があるのが資本主義の原点。連合は二極化とよく言うが、この程度の格差は当然だ。飢えて死ぬような人がたくさん出るのはいけないが、そこまでひどい格差ではない」(朝日新聞1・14付)などと言っている。
ふざけたことを言うな! 自殺者が年間3万人を超え、栄養失調や病気になっても医者にかかれずに死んでいく労働者、高齢者がたくさん出ているのだ。鉛筆やノートも満足に買えず、給食や修学旅行の費用の援助を受けている子どもたちが、どんどん増えているではないか!
日帝・検察は、あまりの社会的不公正(資本主義の本性だ)のむき出し化が労働者階級の怒りに火をつけ、プロレタリア革命に転化することへの恐怖におびえて、ライブドアの不正の摘発に踏み切った。そうすることで日帝ブルジョアジーの本体をあくまでもプロレタリア革命から守り抜こうとしているのだ。
だが、ライブドア堀江の不正など氷山の一角である。トヨタや三菱や三井住友などの独占的な金融資本は、国家権力を最大限に利用して、労働者階級をとことん搾取・収奪し、バブル期をも超える空前の利益を上げている。日本経団連会長・奥田らは、自分たちは潔白であるかのように言っているが、とんでもない。彼らこそ、労働者人民の血と汗を搾り取る大悪党だ。権力を持つ大資本家は政治家を使って、自分たちに有利なように法律をねじ曲げ、利益をむさぼっているのだ。
小泉や日帝・資本家どもへの怒りを、今こそ大爆発させようではないか。帝国主義への怒りを大結集し、労働運動の圧倒的強化で大反撃に立とう。
http://www.zenshin.org/f_zenshin/f_back_no06/f2233sm.htm#a1_1
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