★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK19 > 325.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
TOP 【世に倦む日日】 http://critic2.exblog.jp/
テレビ報道が捏造する包丁情報 − 県警とTVで「自殺」固め着々
http://critic2.exblog.jp/2682120#2682120_1
怒涛のテレビ報道が始まった。テレビ朝日に続いてTBSが先週末から精力的に報道を始め、今週はフジテレビの「とくダネ」も参入を始めた。テレビ報道はどれも自殺説を補強するものばかりで、沖縄県警の意図に忠実に従った操作報道ばかり目立つ。「自殺」が踏み固められて既成事実化されている。ここ数日のテレビ報道では現場に入った救急隊員の目撃証言は姿を消し、顔をスーパー処理されたカプセルホテルの従業員が「証言」を一手に引き受けている。ところが「第一発見者」として画面に登場する従業員が、注意して見ると、同じ制服を着用しているが、番組によって体格が異なる別人の気配があり、また、証言内容も少しずつ変化している部分がある。証言の異同についてここでは細かく触れないが、画面から受ける印象では、どうやらカプセルホテル側はテレビ局を完全に自分の味方だと安心しきっていて、撮影の現場でマイクに収録する証言内容も、「自殺」を既成事実化する方向で局のディレクターと事前に打ち合わせて適当に台詞を作っている疑いがある。証言がいい加減だ。
テレビは「疑惑」を掻き立てて関心を引きつけ、視聴率を稼ぎながら、沖縄県警が用意した「自殺」固めの演出報道を無神経に図々しく繰り返していて、結果的に最初に新聞記事になったときの事件情報や、週刊文春で告発された生々しい疑惑報道を揉み消す方向で世論を誘導している。ここ数日間の世論操作で特に目につくのが包丁に関する報道で、包丁については事件当初から出所不明と沖縄県警が発表していた。県警は現在でも包丁は出所不明のままなのだが、土曜、日曜、月曜と三日間続いたTBSとテレビ朝日の「取材報道」によって、それがほとんど野口英昭が自分で雑貨屋で包丁を買ったかのような「事実」が捏造されてしまっているのである。先週の木曜日にテレビ朝日が一日かけた特集報道をしたとき、角澤照治が那覇市内を探し回っても、包丁については手掛かりが無かったことになっていた。ところが土曜日の番組あたりから話が一転し、近所の雑貨屋で12時半頃に同型の小型包丁が売れたという話になり、今日の番組では野口英昭が購入したことになっている。
ブログの形式と情報量では、一個一個のワイドショー報道について具体的に矛盾を指摘して反証したり、文字だけで説得的に反論を展開するのには限界がある。ただ読者に一点だけ覚えておいて欲しいことは、現場に落ちていた包丁は那覇署に保管されており、その包丁の特徴については、現物を警察から見せられた妻の口から「三つ葉マーク」の図柄が証言されていて、そしてまた、それと同じものの販売を捜査で掴めなかったからこそ警察は包丁を出所不明としているということである。つまり、雑貨屋で12時半頃に売れた包丁というのは、那覇署に保管されている包丁現物とは製品が違うのだ。同じ型のものではないのである。警察は事件のあった翌日に雑貨屋を訪ねて包丁の販売の件を聴いている。だが、製品が一致しなかったために特定することができなかったのだ。だからこそ、木曜日の放送時点でのテレビ朝日は、沖縄県警の公式発表に沿って包丁は出所不明の取材内容を伝えている。ところが、それから二日後にその一線が破られて、包丁は野口英昭が雑貨屋で買ったという話にされた。
あからさまな情報操作である。自殺説を補強し塗り固める悪質な世論誘導の演出報道だ。そしてそれを裏で嗾(けしか)けているのは沖縄県警である。このテレビ局の包丁(捏造)報道には呆れるし、怒りを覚えるが、これを見ると、次に彼らがやることがおおよそ予想できる。あと数日後には、謎のTシャツの販売元を発見の捏造報道をやるだろう。Tシャツの現物も那覇署にある。特徴は妻の口から開示されていて、このTシャツの存在が自殺説を固められない有力な根拠の一つなのだが、このTシャツを野口英昭に売ったという店が現れれば、またさらに自殺説が補強されることになる。今頃、沖縄県警とテレビ局のディレクターが、どこからか白地に黒と黄のストライプのTシャツを国際通りの衣料品店に運び込んで、撮影クリップ用のシナリオを鉛筆舐め舐めしているのではないか。野口英昭にTシャツを売ったと証言する店員は、きっとまた顔をスーパーで隠して怪しく出て来るだろう。全てヤラセだ。全て出鱈目だ。沖縄県警がテレビ局と共同で謀って、次々に「事実」を捏造して印象操作している。
テレビ局は無責任で、適当に沖縄県警に言われるままの演出報道をして、他局並びのネタ揃えと視聴率稼ぎをすればいいいやという程度で、あとは那覇の夜を出張費で豪遊する低俗な欲望が頭にあるだけだ。真実を究明しようなどというジャーナリズムの態度や関心は欠片もない。カプセルホテル経営者と那覇署副署長と沖縄県警本部長と検死担当医の四人を国会の証言台に引き立てなければ、国民と遺族が真実を得ることはできないのだ。今週からいよいよサイバーファームの報道が「解禁」されて、テレビもそちらの方向(沖縄闇マネー)に関心をシフトさせようとしている。先週は突っ込みが鋭かった週刊ポストも、今週は(週刊文春と同様に)何やら腰砕けで、現時点で言えば、事件報道の主導権をテレビに奪い取られてしまった感がある。これだけ怒涛の映像報道がテレビで流されていて、一日一本のブログでさえテレビに対抗するのが精一杯なのに、週刊誌がたった週に四ページの活字情報では話にならない。少なくとも一回十ページ以上の特集が必要だし、それくらいは取材して内容を取らなきゃいけない。
などと言っていたら、今度はTBSの「イブニング5」の取材映像で、(TBS専用の体格のいい)従業員が出て来て、野口英昭は前からこのカプセルホテルを何度も使っていて、従業員も野口英昭の顔を覚えているなどと急に「証言」し始めた。いい加減にしろ。テレビ局と沖縄県警とカプセルホテルは、どこまでわれわれを愚弄すれば気が済むのか。デタラメを言うのはやめろ。従業員の顔をスーパーでマスクするのはもうやめろ。
http://critic2.exblog.jp/2682120#2682120_1
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK19掲示板