★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK19 > 201.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
2006年 02月 3日 金曜日 18:36
[東京 3日 ロイター] ジャーナリストの立花隆氏は3日、外国特派員協会で講演、小泉首相方針への反対の声が公然と上がるようになった変化をとらえ、「急速に、日本の政治の潮流が変わりつつある」と述べた。2005年総選挙で得た圧倒的な数の力を背景に小泉首相がスーパー・キング・メーカーになる条件は崩れつつあるとした。
小泉首相の野望は田中角栄元首相や吉田茂元首相以上の「スーパー・キング・メーカー」になることと読み解く立花氏は、「かつては一枚岩の小泉チルドレンが完全に割れ、彼(小泉首相)が小泉チルドレン的な力を背景に今後の政局を動かしていく図式はもう完全に崩れた」と述べた。
さらに、公明党が防衛庁の省昇格問題や教育基本法での「愛国心」記載問題で、また、自民党内からは皇室典範改正問題で反対の声が上げる。こうした現象を挙げ、立花氏は、「自民党執行部は、公然と首相方針に反対の声をあげてもよいという空気が出てきたこと自体が大問題だと危機感を露にしている」とも語り、小泉首相の求心力低下を指摘した。
ポスト小泉については、「ちょっと前までは、文句なしに、一挙に安倍晋三(官房長官)にいくと考えられていたのが、単純に『他の道はない』とは言い切れない状態に既になりつつあると言える」と述べ、混沌としてきた政治の潮流の変化次第とした。
また、ライブドア問題について、「米国産牛肉輸入再開問題や耐震強度偽装問題は政治的に大きな問題にならないが、ライブドア問題は違う」と指摘した。
戦後最大級の汚職事件となったロッキード事件を究明したジャーナリストとしても知られる立花氏は、ライブドア事件に東京地検特捜部が100人態勢で捜査を進めているとの報道を挙げ、「100人の特捜の検事が動く事件は、日本では、10年に1度あるかないか。ほとんど30年前のロッキード事件以来と言っていいくらいの規模の捜査態勢が敷かれている」と語り、大きな事件になるとの認識を示した。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK19掲示板