★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK19 > 197.html
 ★阿修羅♪
女系天皇容認は天皇制の正統性の根拠である萬世一系のイデオロギーを内側から浸食すると、“評価”しています
http://www.asyura2.com/0601/senkyo19/msg/197.html
投稿者 TORA 日時 2006 年 2 月 03 日 15:53:23: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu113.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
--------------------------------------------------------------------------------
女系天皇容認は天皇制の正統性の根拠である萬世一系の
イデオロギーを内側から浸食すると、“評価”しています

2006年2月3日 金曜日

小泉総理は皇統廃絶を目指す左翼なのだ。


◆「早くした方がいい」 皇室典範改正で首相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060202-00000221-kyodo-pol

小泉純一郎首相は2日夜、自民党内で女性、女系天皇を容認する皇室典範改正案の今国会提出に慎重論が強まっていることについて「皇位の安定的継承のために早くした方がいい。あまり長く(議論を)やっても良くないのではないか」と述べ、今国会で成立させる必要性を強調した。
 首相は、改正案の採決では党議拘束をかけるべきだとの認識を重ねて示した。官邸で記者団の質問に答えた。
(共同通信) - 2月2日19時56分更新


独裁的権限を与えた国民にも責任がある。


◆小泉首相の無関心が招いた『女帝論議』の誤り 1月12日 櫻井よしこ
http://blog.yoshiko-sakurai.jp/archives/profile/message/cat23/

神話の時代から2600年以上、世界最古の歴史を持つ皇室制度が、いま革命的に変わろうとしている。

日本を占領統治したGHQでさえも手をつけなかった、天皇家を天皇家たらしめてきた血筋に、手を加えようとするのが「皇室典範に関する有識者会議」の纏めた報告書である。

女系天皇の容認と長子優先を柱とする同報告書は、場合によっては皇室の伝統の崩壊につながりかねない。一体、このような報告書はどのような背景から生まれたものなのか。誰ひとり、はっきりと物を言う人はいないけれど、この改革案を象徴するような出来事があった。

天皇家の最重要の務めのひとつは祭祀をとり行うことである。春や秋の祭祀はとりわけ重要で、首相以下三権の長をはじめ閣僚らも参加する。全員、モーニング着用の厳粛な雰囲気のなか、天皇はひとり三殿で祭祀を行われる。首相らは回廊に設けられた席で、ひたすら待つのである。

或るとき、小泉首相は伝統に従い三権の長、閣僚らと共に回廊に控えていた。席からは、奥の様子を窺い知ることは出来ない。やがて、首相は宮内庁長官に、陛下は一体どんなことをなさっているのかと尋ねた。祭祀は祖先神への祈りであり、感謝であり、それを陛下がどのように行われるのか、知る由はない旨長官は答えた。すると、首相が厳しい表情で呟いたという。「改革だ」と。

回廊を充たす静寂をわずかに震わせた首相の呟きが、いまや、有識者会議の報告書となり、皇室の在り方を根本的に変えようとしているのだ。長い歴史と日本文明の象徴である皇室をわずか1年足らずの議論で変えようという性急な手法は、皇室の未来を郵政三事業や金融機関の再編成と同列に置こうとする首相の国家観と歴史観の欠如を示している。それは首相が、皇室に対して真の意味での関心を抱いていないということでもあろう。

首相が見つめているのは、恐らく、皇室に長く男子継承者が誕生していないという事実なのだろう。眼前の問題に現実的に対処しようとの意図が、首相の私的諮問機関として設けられた有識者会議の報告書からも見てとれる。

女系天皇の容認と長子優先を柱とした有識者会議は、吉川弘之座長、及び園部逸夫座長代理を筆頭に、岩男壽美子、緒方貞子、奥田碩、久保正彰、佐々木毅、笹山晴生、佐藤幸治、古川貞二郎の各氏10名である。

今回、全員に取材を試みたが、園部氏と久保氏を除く人々は、
「報告書で全ては尽きている、個別の取材には応じない」
とのことだった。

はじめて顕名での取材に応じた園部氏は、3時間40分にわたり懇切丁寧に答えたが、公表の承諾を得られたのは、発言のごく一部にとどまる。有識者会議での議事録も、公表されたのは要旨のみだ。国民統合の象徴といいながら、皇室についての議論は余りにも閉ざされている。

GHQが作った現行憲法を、私は、是とする立場ではないが、その第1条には、統合の象徴としての天皇は、「国民の総意に基く」と規定されている。であれば、有識者会議での非公開の議論は憲法の精神にも反し、国民の納得からは程遠い。議論の非公開という前提からして矛盾する有識者会議は、3つの点を報告書の「基本的視点」として冒頭に掲げた。@国民の理解と支持、A歴史・伝統を踏まえる、B制度としての安定性の確保、である。

明らかなのは右の3点全てが達成されていないことだ。何よりも有識者自らがそのことを認めている。

たとえば、歴史・伝統を踏まえるという点について、座長を務めた吉川氏は報告書提出にあたって、「歴史観や国家観で案を作ったのではない」と記者団に述べた。一方、久保氏は、本誌編集部との電話での応答で、歴史については考えないと吉川座長が述べたことについて問われると、「それはそうです。それだと(歴史を考えると)終わりなき議論になりますから」と答えた。 (中略)

蹂躙される日本人

百地章日大教授が語った。「皇室廃止を主張してきた人々が今回の報告書を支持しているのです。そのひとり、東大名誉教授の奥平康弘氏は、女系天皇は天皇制の正統性の根拠である萬世一系のイデオロギーを内側から浸食すると、“評価”しています。女系天皇はこのような皇室廃絶論者たちに悪用されていくことでしょう」

数学者でお茶の水女子大学教授の藤原正彦氏が一刀両断の勢いで語った。

「我々が皇室制度を変えることは、飛鳥、奈良、平安と千数百年の各々の時代の日本人の心を蹂躙することに他なりません。なぜ、平成の時代に日本人に、古えの人々を蹂躙する権利があるのか。傲岸不遜です」

氏は、伝統は続けていくことが重要で、物事には変革すべきこととすべきでないことがあると強調する。

有識者会議の報告書の不評に抗うように、報告書の内容は今上陛下のご意向に沿うものだとの情報が、各レベルで伝えられている。この種の情報は直ちに日本の犯した世紀の過ちの記憶へとつながっていく。

92年、中国は日本の領土である尖閣諸島を奪う意図で領海法を制定、尖閣諸島を中国領と宣言した。そのときに、日本政府はなんと、天皇皇后両陛下の御訪中を実現させた。領土を奪おうとする国になぜ友好親善の最高の切り札である両陛下の御訪中で応じるのか。強い反対論が渦巻いたとき、御訪中は陛下の御意向だという情報が流され、反対論がおさえられた。御訪中によって未来永劫、日中友好は担保されると政府は説明したにもかかわらず、それから13年後の今日の現実はそうはなっていない。

“陛下の御意向”という天皇家の政治利用が、決して良い結果を生まないのは、それが反対論潰しの便法にすぎないからだ。

論理や熱意やこの国への愛で論破する力がないために、究極の政治力を使おうとする試みは心して排除しなければならない。偽りの情報を用いての対症療法で国家の根幹を構成する問題が解決されるはずがない。

一方で、天皇の御意向であるとの情報が広められ、他方でェ仁殿下が女系天皇制を明確に否定すると、吉川座長が、「どうということはない」とコメントしたと報じられた。この種の非礼は伝統的日本の価値観では認められないものだ。

情報が錯綜している今、拙速こそ慎むべきだ。有識者会議以外にも、多くの考えが提示されている。旧宮家の皇族への復帰、然るべき家系からの養子制度、或いは有識者会議に基本的に賛同しながらも、皇学館大学名誉教授の田中卓氏が提唱するように、天皇から4世孫までを皇親として認める皇親制の復活もあろう。

日本の皇室の突出したすばらしさは、君臣の義の正しさにあると田中教授は強調する。必要なのはその伝統を守る方向での、日本再生の議論である。間違っても、郵政事業や金融改革と皇室問題を同じレベルで論じてはならないのだ。


小泉総理は皇統断絶の意味が分かっていないようだ。


(私のコメント)
小泉首相は郵政民営化法案の強行突破が大成功におわった事で、次は皇室典範の改正で女性・女系天皇容認論を押し通すようだ。小泉首相がなぜ改正を急ぐのかはいろいろ株式日記でも書いてきましたが、雅子妃の父君の小和田氏と宮内庁が連携して圧力をかけているのだろう。現在のままでは現在の皇太子のあとは秋篠宮が皇位を継承することになってしまうからだ。

皇太子や雅子妃や小和田家にとっては愛子内親王が皇位を継げないのは不満に思うのは当然だ。そのために小泉首相が急がせているのでしょうが、皇室典範を改正してまで愛子内親王に継がせるやり方で無理やり改正したら、今後とも天皇の後継者争いが絶えず起こり、皇室典範の改正もその時の思惑でおもちゃにされるだろう。

このように天皇家の継承を巡るごたごたが起きれば政治も不安定になるし、天皇制に対する国民の信頼も揺らいでくるだろう。しかし現在のままでは皇太子や秋篠宮以後の後継者がいなくなる恐れも出てきますが、まだ若いし子供が出来る可能性も十分にあるし、今国会で皇室典範を改正するのも早すぎる。

雅子妃の精神的な病状も愛子内親王の将来をめぐる心労からだと思いますが、わが子が女児と言うことで皇位を継げなければ何のために皇太子と結婚したのか分からなくなったのでしょう。宮内庁もそれで小泉首相に皇室典範を改正してまで愛子内親王に継がせるように動いているのだ。しかしそれでは秋篠宮との軋轢も生じるが、それが皇位継承を巡る争いの元となる。

櫻井よしこ氏の記事によれば有識者会議の評判がよくないので「陛下のご意向」なるものが伝えられているようですが、このような天皇の政治利用こそが諸悪の根源であり、天皇自身が語られない事をいいことに政治家や官僚たちはデマを振りまいては天皇を政治利用してきた。その構造は戦後も変わらないようだ。

逆に三笠宮寛仁殿下が皇族を代表して意見を述べても、それを無視をする小泉総理以下の有識者たちは皇統廃絶を企む左翼なのだ。だから十分な議論もなされないままに300議席の圧勝の勢いで改正法案を通そうとしている。すなわち911選挙で自民党に投票した人はヒトラーを誕生させたドイツ国民以上の愚か者なのだ。この咎めはいずれやってくるだろう。


 次へ  前へ

  拍手はせず、拍手一覧を見る

▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK19掲示板


  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。