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社民党が十一、十二両日の党大会で採択する新たな綱領的文書「社会民主党宣言」の最終案が一日、判明した。自衛隊について、旧社会党時代の一九九四年に当時の村山富市首相(委員長)が打ち出した合憲・容認路線を放棄し「現状、明らかに憲法九条に違反する」と明記。
自衛隊を国境警備、災害救助、国際協力などの任務別組織に改編することで「解消」し「非武装の日本を目指す」ことも盛り込んだ。最終案は二日午前の党常任幹事会で了承される。
民主党の前原誠司代表が集団的自衛権の行使容認論を唱えるなど安保政策での「現実主義」を掲げる中で、あえて「違憲」と踏み込むことで平和重視の姿勢をアピールする狙いがあるとみられる。
最終案は、九四年に「堅持する」とした日米安全保障条約に関しても「最終的に平和友好条約へと転換させ、在日米軍基地の整理・縮小・撤去を求める」と明記。
核兵器廃絶に向けて「北東アジア地域の非核化と多国間の総合的安全保障機構の創設」に積極的に取り組む必要性も指摘した。
政権戦略では「新自由主義、新保守主義の政治の転換を目指す政治勢力と連携し、緊張感のある連立政権の形成を展望する」としている。
基本理念である「社会民主主義」については「平和・自由・平等・共生を具体化する不断の改革運動」と定義し、格差を是正した「生活優先の社会」を目指すとした。
社民党の現有議席は衆院七人、参院六人。党員、協力党員は昨年末現在で約二万五千人。福島瑞穂党首は次の参院選で比例五百万票、選挙区と合わせて七議席以上という獲得目標を掲げている。
▽宣言最終案のポイント
一、自衛隊は現状、明らかに憲法9条に違反
一、自衛隊を国境警備・災害救助・国際協力などの任務別組織に改編して解消、非武装を目指す
一、日米安全保障条約は最終的に平和友好条約へと転換。在日米軍基地の整理・縮小・撤去を求める
一、北東アジア地域の非核化と多国間の総合的安全保障機構の創設に取り組む
一、新自由主義、新保守主義の転換を目指す政治勢力と連携し、連立政権の形成を展望
一、格差を是正した生活優先社会を目指す
▽社民党大会
2年に1回開かれる社民党の最高議決機関。綱領などの基本理念や党則の改正、運動方針案、選挙方針案の採択、幹事長ら役員の任免が行われる。初回は「日本社会党」から「社会民主党」に党名を変更した1996年1月に開かれた。今大会は11日に社会民主党宣言案や運動方針案、来年の参院選、統一地方選方針案などについて討議。12日に社民党10周年特別決議などとともに採択する
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