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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu115.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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「天皇陛下万歳」と言える右翼が少なくなった。
しかし日本という多民族国家から皇室がなくなれば
日本はバラバラになる。(呉竹会・頭山興助)
2006年3月2日 木曜日
◆さらば小泉 グッバイ・ゾンビーズ ベンジャミン・フルフォード(著)
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9980470232
◆日本を守るべき右翼はなにを考えているのか?
中丸薫女史が「天皇家は苦しんでいます」と言い、右翼に殺された石井議員の遺族にも会ったので、今度は、ホンモノの右翼に会うべきだと私は思った。それで、私は呉竹会の頭山興助氏をインタビューすることになった。驚いたことに、頭山興助氏は子供を、「向こうの文化を勉強してこい」と、私の母国カナダに留学させていた。右翼というと、極めて内国的な生き方をし、旧態依然の国粋主義に取りつかれている人々というイメージがあるが、彼はそうではなかった。以下は、頭山氏のインタビューの要点をまとめたものである。
◆《日本の右翼》
ベンジャミン(以下B)
いまの日本の右翼は、本来の道から外れていると思います。国民を主導するはずの政府がアメリカの圧力に屈し、それによって国が衰退しているのに、右翼は立ち上がろうともしません。どうなっているんですか?
頭山輿助(以下T)
戦後ね、日本の愛国主義というか、国粋主義というのがアメリカによって禁止され、いわゆる皇国史観はタブーになった。いまでは、右翼という言葉すらはばかられるようになりましたが、本来の愛国者というのは、日本の場合、「尊皇」じゃなきゃならないんですよ。それが、戦後は尊皇運動家というのはアメリカの尻馬に乗って「反共右翼」というのになった。単なる反共の道具になったわけです。しかし、いまは反共もなくなったから、右翼がなにをすべきかもわからなくなってしまったんです。
B
そうですか。
T
戦後の右翼でいちばん有名な児玉誉士夫なんていう人は、反共の最たるものでした。それはもう、はっきり言えばアメリカのエージェントですね。エージェントというのは、エージェントにする側がプロであって、される方は素人でもいいわけです。こうなると、日本の右翼は昔とはまったく違ってしまう。だから、いまは、愛国者と思われている右翼の人間が必ずしも愛国者ではない時代ですね。それに、愛国者というのは、右翼じゃなくてもいいわけだから。
B
なるほど。
T
だけど、右翼の人たちだけが愛国者という言葉を使う。これが、1つの大きな問題です。いま、ぼくなんか、いろんなところによばれて懇談したり、大きな大会で挨拶したりしますが、「天皇陛下万歳」と言えない右翼が多いんです。たとえばいま、韓国の右翼とは反共では一致するけれども、「では、いっしょに天皇陛下万歳しようよ」と言ったら「イヤだ」と言うわけです。
B
なるほど。
T
ともかく、こういうことが、いまの日本の愛国者にはわからなくなってきている。ぼくは、反共であることは人後に落ちないけれども、その前に「尊皇」がある。これがない愛国者というものは、日本の場合ありえないんですよ。だから、問題になっている靖国のA級戦犯でも、それはいい悪いの問題ではなく、A級戦犯はどなた様の代わりに絞首刑になったのかっていうのが基本です。日本が終戦を迎えるために、それから講和条約を結ぶために、どなた様の代わりに絞首刑になったのかっていうことです。とすれば、犯罪人ではなくて、A級戦犯こそ日本の皇統を助けた人々です。皇室を助けたのは彼らなんです。だから、その恩義をいまの日本人に教えなければいけない。つまり、すべての基本は「尊皇」なんです。
B
では、その「尊皇」というのは、どういう意味ですか?どういうようなことを指して……。
T
「尊皇」というのはね、よく民族主義と言うでしょ。で、日本の民族主義はなにかというと、アイヌもいるし、沖縄の人もいるし、それからご存じのように半島から来てる人もいる。私の祖先の地の福岡なんていうところは半島にいちばん近いところで、福岡へ行ったら、半島に遠い意識なんてあんまりないですよ。このような日本の民族がまとまっていく基はなにかといったら、それは天皇しかない。皇室の純血しかない。つまり、天皇の血。それを守っていくということが日本のかたちなんです。皇室を守るということにみんなが集中しないと日本というのはない。これが「尊皇」です。
B
というと、それが戦後はすり替えられたということ?
T
アメリカにね。
B
そうですか。だから、いまの右翼は本当に天皇陛下のために動いているわけではないんですか?
T
ぼくは、いまの右翼を認めていない部分がすごく多いんですよ。それはね、あなただってご存じでしょう。いまの右翼が誰の兄弟分だって。みんな、私は田岡の若い衆ですとか、福田の若い衆ですとか、西内の若い衆ですでは、これは右翼ではない。
◆《皇室のあり方》
B
いまの日本の皇室は、本当は困っていると言われています。囚われの身になっていると、私は思うんですが
T
そう、そうですね。
B
ならば、その宮内庁から天皇家を解放させることを、なんで右翼さんがやらないんですか?
T
だって、いまの右翼にそれを教えたってわからない。われわれはそれをやっていますけれど。それで、まず、アメリカに取られてしまった華族制度というものを復興しないかぎり、今後もお妃問題なんかは片づかない。それは、華族というのは、皇室を守るための畑だから。その畑のなかでいちばん健康的な実を皇室に献上する。そのための畑が華族制度でしょう。お妃の畑だから。それから、皇室という天皇の親戚をもっと増やすことによって、日本の天皇の血というのは守られるわけです。ところが、アメリカは、なかなか頭いいから、天皇は残すけれども、付属品はみんななくならせたわけですよ。
B
私はいまでも覚えているんですが、昭和天皇が亡くなったときに、皇居に行きました。そうしたら、1人のおじいさんが泣いていて、そのまわりに50人ぐらいのカメラマンが集まっていました。なぜかというと、そのおじいさん以外にほかに泣いている人がいなかったからです。これも宮内庁の徹底した情報管理の結果ではないですか?つまり、いまの情報管理のやり方では、国民の皇室に対する親近感が育たないと思うんです。それに比べて、ダイアナ妃が死んだときは、イギリス中が泣きました。日本では「開かれた皇室」というのは言葉だけではありませんか?
T
あの、日本の場合はね、本来、国民の教育のなかでそういう親しみが出てこなくちゃいけないんです。マスコミによって皇室がオープンになるということはやはり問題がある。それに、ダイアナ妃に涙を流したということは、英国王室に対して涙を流したのではなく、ダイアナ妃個人に対して涙を流したんでしょう。とはいえ、やはり皇室は、圧倒的に国民から人気がなきゃいけないことは事実ですよ。
B
そうですね。
T
だから、そのためになにをしたらいいのかということは、小泉さんがテレビに出て、靖国にお参りに行って、自分は愛国者だということをアピールしていますが、あの人は、総理大臣になる前には靖国に行ったことないんじゃないですか?
B
ないですね。
T
そこが、問題だ。昔、ぼくが若いころにおつき合いした石井光次郎さん(元国会議員・故人)なんか、もう80に近い歳の人が、陛下の前に行ったら震えていましたよ。だけど、小泉はチャラチャラしているでしょ、陛下の前で。昭和天皇のときもそうで、それが平成天皇になったらなおさらだもの。
B
これは大胆なことですが、宮内庁を解体して……。
T
解体して?
B
世界最高のPR会社にまかせて、本当の天皇家のメッセージを直接国民に伝える方法を考えてもらったら?
T
PR会社が、愛国者であればね。そう言えば、昔の明治の人は、しっかりしていたし、山岡鉄舟にしても、みんなPRマンで、腹も据わフていました。ただ、いまは皇室のどこが大事なのかということがわかる日本人がいなくなった。だから、それをもう1度つくり直して、それで、宮内庁を取っ払う。そのときは「宮内省」にして、日本の皇室というものが、いかに平和を愛するものかを伝えればいいでしょうね。いまの皇室でいちばん間違っているのは、お城に住んでいること。やっぱり、ああいうい」かめしい所に住むんではなくて、京都にでも戻られて、京都御所にお住まいになられる。それから、いろんな御用邸というのを、日本中に、自然の場所に、世界遺産になるような場所に御用邸をつくる。そうすれば、皇室も国民ももっと栄えます。
◆《日本の危機》
B
日本には明治なみの維新が必要と思いますが、どうですか?
T
必要ですよ。
B
このままでいいと思っている人はいないでしょう。
T
いないけど、漠然とこのままではまずいなと思っているだけ。雨が降って傘もない時代に、雨が降ったらなにをどうしたらいいのかわからない。ただ、濡れて歩くだけなの。だけど、なにかあったらいいなどいうのはわかるわけ。いまだったら、自然と傘を差すでしょう。だけど、いまの日本というのは、どう維新を行ったらいいのかがわからない。
B
私は、いまの日本は弱気すぎるから、愛国心が育たないと考えています。要するに、日本ってすごいんだ、これだけすごい国だとみんなに思われたら、日本人も自然と胸を張ります。
T
それは本当に大事だよ。日本人は、本当に堂々とした日本人になるべきでしょうね。昔、ニューヨーク、ワシントンに行った遣米使節団のような日本人をつくらなくちゃいけない。が、これは教育の問題でしょう。ぼくが子供をカナダに留学させたのはね、「向こうに行って欧米の歴史を勉強してこい」ということ。そうすれば、逆に本当の日本人になれるからね。
B
私も日本に来たのは、アジアを学ぶため。いまは、欧米とアジア、その両方の知恵が必要な時代ですね。
T
両方ね。そう、アジアの文化とヨーロッパの文化。地球が狭くなっているから。ともかく、要は、日本の愛国者っていうのは、なにがいちばん大事かといったら、反米なんです。あなたが言われるようにね。それで、次の日本の総理大臣になる人はね、やっぱり、中国ときちっとつき合える人でないとまずダメだ。それでアメリカはね、そんなに顔が利かなくてもいい。アメリカという国は日本にすり寄ってくるから、ある程度ね。あとは、日米安保条約を改正して、きちっとやるんだったら憲法9条を改正して、軍と外交を整えるべきですよ。もう長年日本を見てきて、おわかりだと思うけども、日本では司法、立法、行政というものはいちおう分立している。けれども、そこに本来護憲であるべき3権プラス、マスコミと軍がない。これをきちっとやる。そういう国になるように、維新をしていかなきゃならないんです。
【著者紹介】
ベンジャミン・フルフォード[Benjamin Fulford]
フリーランス・ジャーナリスト。元・米経済誌『フォーブス』アジア太平洋支局長。1961年カナダ生まれ。上智大学比較文学科を経て、カナダ、ブリティッシュ・コロンビア大学を卒業後、日本でジャーナリスト活動に入る。著書に『日本がアルゼンチン・タンゴを踊る日』『ヤクザ・リセッション』『泥棒国家の完成』『まんが八百長経済大国の最期』(いずれも光文社ペーパーバックス)などがある。
コイズミもホリエモンも反共だが反尊皇派である!
(私のコメント)
民主党は永田議員一人のためにきりきり舞いしていますが、それに対して適切な処分が出来ない前原代表に非難が集まっている。野田国対委員長の後釜になる人も見つからずに、このままでは前原民主党はばらばらになるだろう。メールを一目見て偽物だと見抜けない愚かさもあるのですが、事後処理のまずさも問題を大きくしている。民主党の長老たちは何のためにいるのか分からない。
このような官邸の撹乱作戦が功を奏して四点セットの問題は胡散霧消しましたが、マスコミのコントロールは絶妙であり、堀江メールの真贋論争に日本中を巻き込んでしまった。「きっこの日記」でも仲介者と言われる西澤孝と言う人物が実在しないという情報は嘘だったようで、永田議員は西澤孝から金で情報を買ったという噂も流されている。
このように情報を次々と小出しにしていけばテレビはそれに飛びついていくらでもコントロールできる。そのおかげで予算案は満足に審議されることなく通過してしまった。私などは青色申告で四苦八苦しているのですが、定率減税は半分になり、消費税を負担するようになって何十万円も多く支払わなければならなくなった。
消費税をテナント料に上乗せしたくとも出来ずに、その分を値下げで応じざるを得ない状況だ。今年度から1000万円以上の売上げのある事業者は消費税がかかるようになり、かなりのダメージがあるのですが、マスコミはまったく話題にしない。サラリーマンたちには関係のない話であり、中小企業の苦しさは年々ひどくなる一方だ。
このように野党第一党の民主党がこのような体たらくだから小泉内閣はやりたい放題だ。皇室典範改正問題も一時ストップしていますが、小泉総理は9月までには法案を通してしまうかもしれない。皇室典範改正は小泉総理の正体が反共ではあっても反尊皇派であり、天皇に対する軽い態度はその現われだ。
靖国参拝にしても中国共産党を刺激するためのものであり、右翼的な心情によるものではない。だから小泉首相が皇室典範を改正して天皇の正当性を破壊しようという目論見からも愛国的ではない総理であり、右翼=愛国者という形がいびつになっている。
「さらば小泉」というベンジャミン・フルフォード著の本の中の、本来の右翼の頭山氏のインタビューを紹介させていただきましたが、「天皇陛下万歳」と言えない右翼が増えてきたと言うのは象徴的だ。それだけ在日韓国人の右翼が増えて、反共ではあっても尊皇ではない右翼なのだ。これはホリエモンやコイズミと共通する心情であり、本来の右翼の姿ではない。
しかし頭山氏によれば、天皇はアイヌや沖縄や韓国系日本人などの多民族国家を一つに纏めて行くためには天皇は象徴として必要なのであり、韓国系日本人にとっても天皇の存在は必要なはずだ。しかし反日勢力にとっては天皇は邪魔な存在であり在日韓国人たちはだまされて利用されているのだ。
現在の日本の右翼は反共親米派というポチ保守と、反共反米の幕末以来の尊皇攘夷派という真正右翼とに別れている。国会においても郵政民営化問題でポチ保守と尊皇攘夷派とに分かれて戦いましたが、尊皇攘夷派は自民党から追い出されてしまった。
アメリカから見れば反共親米の児玉誉士夫の流れをくむヤクザと手を組んでいた方がいいのでしょうが、将来的にはアメリカも天皇廃絶を企んでいるのだろう。しかしそれがばれてしまうと尊皇的な国民世論が反米になってしまうから黙っているのだ。だから皇室典範改正も小和田氏などのエージェントがアメリカの手先として仕掛けてきたのだ。
真正右翼は戦後教育の結果で皇国史観とともに否定されてしまった。そして右翼=暴力団というイメージが植えつけられて伝統的な右翼は日本から姿を消しつつある。そして在日韓国人の右翼が多くなり、ホリエモンやコイズミにもそのような臭いを感ずる。小泉首相が天皇陛下万歳と言うところは見たことがない。彼は日本の総理大臣なのだろうか。
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