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□怪文書 真贋の見分け方 [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1746338/detail
怪文書 真贋の見分け方
ガセメールでとんだ赤っ恥をかいた民主党――。しかし、世の中、この手の怪文書はしょっちゅう出回っている。本当のことが書いてあるのもあれば、デタラメもある。そこで、怪しいメール、文書の真贋の見分け方。日本唯一の「怪文書図書館」である「六角文庫」主宰の六角弘氏に聞いてみた。
「今回のメールはよくできています。騙されやすい文書です。まず、話題性があって、すぐ飛びつきたくなるネタが書いてある。裏取りをしようにも送信者の堀江には接触できない。武部氏はもちろん否定するだろうが、本当だとしても認めるわけがない。現金の振込先を『前と同じ口座』としたのも手が込んでいますね。実は、永田氏が質問する前から『近く武部氏の息子と堀江の関係で爆弾が出るらしい』というウワサが飛び交っていた。『これか』と思ったんじゃないですか」
裏を返せば、こういう怪文書ほど、要注意ということになる。いかにもというタイミングで「エッ」という話には気をつけたほうがイイ。裏取りもできないような話は、なおさらである。
つい最近も耐震偽装に絡んだ国交省の幹部の下半身スキャンダルメールが出回った。もちろん、本人は全否定だろうが、週刊誌はこの手の醜聞には飛びつき、取材に動く。ウワサは独り歩きする。書き手の“目的”は達成されるわけである。
内部関係者しか知り得ない情報が含まれているかどうかも真贋を見分けるポイントだ。昨年秋に出回ったみずほコーポレート銀行の怪文書には、未発表の広告のキャッチコピーがタイトルになっていて、関係者を驚愕させた。JALの怪文書は何通も出ているが、中には記事になったものもある。
「合併のひずみや人事抗争がある企業の怪文書は多い。また若い人は簡単に会社を辞めて、見たことをネットで書いてしまう。企業や社会に不平、不満があるんですね。かと思うと、ビックリするような偉い人も最後に暴露したりする。怪文書はどれだけ本当かというより、社会や企業を映しているものだと受け止めた方がいい」
最後に、最近の怪文書の傑作は?
「ホリエモンとヤクザ、政財界の相関図。経団連会長や竹中総務相とか出てきて面白い。似たようなので、ホリエモンとTV局の女子アナやリポーターの相関図も出回っていますね」
怪文書は侮れない。
【2006年2月27日掲載】
2006年03月02日10時00分
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