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□永田議員謝罪も“全面降伏”せず [スポーツニッポン]
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2006/03/01/01.html
永田議員謝罪も“全面降伏”せず
民主党の永田寿康衆院議員は28日、ライブドアの送金指示メール問題について国会内で謝罪会見を行った。自らの質問で国会を混乱させたことを謝罪するとともに、メールの信ぴょう性の立証を断念した経緯を説明。辞職はせずに、半年間の党員資格停止処分にとどまった。一方、野田佳彦国対委員長は委員長を辞任したが、鳩山由紀夫幹事長は厳重注意処分。前原誠司代表については国民に説明責任を果たし謝罪することで処分を見送った。
この日午前に退院し、11日ぶりに公の場に姿を現した永田氏。やややつれた表情で約10秒も深々とおじぎをして注目の会見を切り出した。
約10分間も立ったまま「私の国会質問に端を発し、多くの皆さんにご迷惑を掛け、国会を混乱させたことをおわびする」と用意したメモを読み上げた。
時折、みけんにしわを寄せながら水を口にする。「最終的に信ぴょう性の立証ができなかった」「自らの非力を恥じている」と約45分の会見で14回も頭を下げたものの、「内容が全くの事実無根であるのか、一定程度の事実を含んでいるのか、さまざまな調べが残っている」と、“全面謝罪”“全面降伏”と予想された会見だが、いまなお自民党に疑惑が残ることを印象付けるような発言も飛び出した。
知り合いの「フリー記者」から持ち込まれたというメール。当初から小泉純一郎首相に「ガセネタ」呼ばわりされ、メールの書式などにも、さまざまな疑問が噴出するような代物だった。だが、永田氏は「電磁的な記録をそのまま打ち出したんだろうなと思い、違和感はなかった。(情報提供者が)メールを作成して私のところへ持ち込む悪意を全く感じなかった」と語った。
今国会で、耐震強度偽装問題など「4点セット」で自民党を追及すべく気勢が上がっていただけに、党にとって永田氏の自爆的な質問は大きなダメージ。それでも「名前は明かせない」などと「フリー記者」をかばう永田氏について、ある民主党関係者は「情報提供者を信じたいと思っているんだ」と語る。永田氏は「見返りに金銭などを渡したのか」との質問に「一切ありません」と即答した。
党執行部へ責任論を回避すべく辞職は免れたが、与党による懲罰動議に関しては「国会の論議、審議の結果に従う」と語った。
その後の両院議員総会で「私は民主党を愛しています」と同僚に呼び掛けたが、党員資格停止処分となった今、永田氏が国会の場で与党を追及、脚光を浴びる場面は当分の間、訪れないことだけは確かと言えそうだ。
[ 2006年03月01日付 紙面記事 ]
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