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2006.2.26
2006年森田実政治日誌[110]
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C02488.HTML から転載。
民主党内に「謝罪表明のみ」という甘すぎるごまかし的決着をさぐる動きがあるが、このようなやり方は百害あって一利なしである。民主党よ、一刻も早くこの泥沼から脱出するため大胆な手段をとれ。永田氏は議員辞職するとともに、前原代表と全執行部は直ちに総辞職し、新代表選出手続きに入るべきである。
「失敗の最たるものは、何一つそれを自覚しないことである」(カーライル)
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民主党議員とすべての民主党員に、甘い解決手段を求めるのはやめて、今、直ちに党再建に決起するよう訴える。
まず次のことを自覚するよう強く要請する。
【1】民主党は2005年9月11日の衆議院議員選挙において小選挙区得票2480万票(36.44%)、比例で2100万票(31.02%)を得た自民党に次ぐ第二党であり、野党第一党である。国民に対して大きな責任を負った政党である。この責任を自覚し、野党第一党としての誇りをもって、今の惨めな状況から一刻も早く脱出することを真剣に考え、直ちに行動に立ち上がらなければならない。
【2】もはや前原執行部に事態解決能力はない。全国会議員は両院議員総会の開催を要求すべきであり、全党員は党大会の緊急開催を求めるべきである。これ以上、放置してはならない。再度、強調する。執行部に事態解決能力はないことを知るべきである。もはやこれ以上執行部にまかせるべきではない。執行部は無力・無能である。
【3】民主党執行部は自らの失敗を認めるべきである。民主党は国会審議において検察当局が「把握していない」と明言するような確度の低い資料を使ったことの失敗を認め、直ちに責任をとるべきである。永田寿康議員が、不確実な資料を事実と思い込み、国会審議を混乱させたことをきびしく反省し、衆議院議員辞任を行おうとしたことは、永田氏の良識にもとづく行為である。
しかし、民主党執行部はこの永田氏の行動にストップをかけ、強引に休養させ、入院させた。こんなことをしてはいけない。永田氏はプライドの高い国会議員である。潔く責任をとり、ケジメをつけようとしたことを、前原執行部は邪魔してはいけない。前原執行部による永田氏への慰留工作は、子供じみた間違った甘すぎる行為である。
【4】今では、もはや、永田氏の議員辞職だけでは済まない状況になっていることを、前原執行部は認識すべきである。ところが前原代表は自らの過ちを認めようとせず、逆に開き直った。このことによって、民主党の危機はさらに深刻化し、民主党存亡の危機に至っている。
全国の多数の民主党支持者が、民主党に愛想を尽かし始めていることを、前原執行部は知るべきである。いまや全国に民主党に代わる「新党」を求める声が広がり始めている。「第二小泉党」のような今の「前原民主党」など必要ないと考える有権者が増えている。真の野党第一党を求める声が全国に広がり始めている。 ことここに至れば、執行部総辞職は不可避であろう。冷静な判断能力を失った前原代表と永田議員と同じ過ちを犯した執行部が退陣しなければ、民主党の再建は不可能である。
前原代表と執行部は直ちに総辞職して、次の代表選出の手続きをとるべきである。
新代表と新執行部を3月中に選出し、4月から巻き返しに転ずるべきである。
【5】前原代表は「ミニ小泉」といわれてきたほどの小泉政治の同調者である。民主党が前原代表を選んだことは大きな過ちだった。前原民主党は「第二小泉自民党」である。
民主党は、前原氏を代表に選出するという大きな過ちを犯したことによって、国民の側に立って政府を監視し、批判し、政府の過ちを正すという野党第一党の責任と任務を放棄した。その上、今回、民主党を破壊してしまうほどの大きな過ちを犯してしまった。この責任をとらなければならない。甘い考えで政治をしてはならない。
【6】前原執行部総辞職は、民主党にとって、生まれ変わるチャンスである。
「禍を転じて福となす」である。
民主党は勇気をもって、民主党の全面出直しを決断し、実行すべきである。
【7】前原支持派のなかに「前原氏に代わるべき人材がいない」との声があるとの報道があるが、これはとんでもない錯覚である。
菅直人氏が代表になればよいのである。昨年秋の代表選で、前原氏はわずか2票差で勝ち、代表に選出された。この時、菅氏が選出される可能性は高かった。前原氏が代表に選出された後、多くの民主党議員が「選択を誤った」と語っている。前原代表が辞任し、新代表を選出すること――これが今、民主党のなすべきことである。
今は、菅直人氏を新代表に選ぶのが、民主党にとって最良の選択ではないかと思う。民主党議員は「好き嫌い」の感情で代表を選ぶような愚を繰り返してはならない。
本格的な代表選は9月の代表選で実行すればよい。
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