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http://news.www.infoseek.co.jp/society/story.html?q=20060226hochi068&cat=60
「堀江メール問題」について、民主党の小沢一郎前副代表(63)が25日、初めて口を開いた。小沢氏は、永田寿康議員(36)の“自爆テロ”で国会での主導権を手放した形の前原誠司代表(43)ら執行部について「党も、もう少しピリッとしっかりとして、若い人たちも、きちんとした考え方を持って(ほしい)」とバッサリ。執行部との溝がうわさされてきた大物が、ついに上げた“反前原”ののろし。永田氏の“爆弾質問”に端を発した大混乱は、党分裂の危機にまで発展しそうだ。
「国会の立場逆転した」
“剛腕”が、重い口を開いた。この日午前、兵庫県尼崎市で行われたパーティーで、あいさつに立った小沢氏は「(耐震偽装問題など自民党の)敵失の中で(民主党を)アピールしようとして始まった国会だが、最近、ちょっと立場が逆転したかのような状況になっている」。まず、厳しい表情で指摘した。
返す刀で「民主党も、もう少し、ピリッとしっかりとして、若い人たちもきちんとした考え方を持って(ほしい)」。ついに、“若さ”ばかりが目立つ前原執行部への不満を吐露した。
「原点に立ち返れば、国民に支持されると確信している」と叱咤(しった)した上で来夏の参院選に向け「(反自公勢力が)過半数を獲得すれば、大きな政治の転換をすることができる」と続けた。
これまで耐震偽装問題でヒューザーと自民党との関係を追及するなど、「4点セット」で与党を追いつめつつあった民主党。だが、永田議員がぶち上げた「堀江メール」ですべてがぶち壊しに。22日の党首討論で、前原代表は新証拠を提示することもできず、大コケ。雲隠れを続けた永田氏を病院に「避難」させるなど混迷ぶりまで露呈し、一気に劣勢になった。
メール問題については、静観を続けてきた小沢氏の突然の噴火には伏線がある。もともと、現執行部と小沢氏との間には大きな溝が存在していた。昨年9月の代表選。小沢氏は前原氏と対決した菅直人元代表を支持した上、自らに出馬の相談がなかった前原氏を「事前連絡がない」と、しかり飛ばした。さらに小沢氏は前原氏支持の見返りに幹事長ポストを要求も、前原氏が拒否。大きな“禍根”を残していた。
今回の小沢氏の動きについて、「執行部に対して『対応が稚拙だ!』とクギを刺したのでは」とみるのは、政治アナリストの伊藤惇夫氏。当選13回、議員生活36年と民主党屈指のキャリアを誇り、“代表待望論”も根強い小沢氏だけに「国会の流れを民主に戻すには『今しかない』と思ったのでしょう」と分析する。
今後、小沢氏が執行部に退陣要求する可能性もあるが、伊藤氏は「この状況で自分が代表になり、火中の栗を拾う気持ちはないはず」と否定的。すでに9月の代表選に名乗りを上げている小沢氏だけに「今、存在感を出し、9月に向け、流れを自分に引きつける狙いもあるのでは」と話した。
[ 2006年2月26日13時1分 ]
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