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それはダブルスタンダードというのではないか―北朝鮮には「拉致」、中韓からは「靖国」、それぞれ1つの問題で(駄文)
http://www.asyura2.com/0601/senkyo18/msg/840.html
投稿者 gataro 日時 2006 年 1 月 20 日 13:50:57: KbIx4LOvH6Ccw
 

以下の「駄文」さんのブログ記事を面白いととるか、屁理屈ととるか、あなたは一体どちら?

………………………………………………

http://d.hatena.ne.jp/s_kotake/20060111 から転載。

■[etc]それはダブルスタンダードというのではないか


(1) 安倍官房長官の北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)に対する態度

 「拉致問題が進まない中で過去の補償の問題がどんどん進んでいくことはありえない」*1

(2) 安倍官房長官の中国(中華人民共和国)・韓国(大韓民国)に対する態度

 「一つの問題があったからといって、すべての交流を絶ってしまうやり方は間違っている」*2

 二国間交渉・多国間交渉については、その問題に応じて戦術も異なるのは確かですが、一般論で表現することで正当性を主張するのにはなんとなく納得がいきません。もっとも、東アジアに対立の火種を残すことがアメリカの戦略だったということを振り返れば、アメリカの戦略に忠実な日本政府がその意向を汲んで、対立の火種を作っているのだ、という一貫した戦略の基に2種類の戦術を使い分けているのだ、というのであればとても一貫している行動であると思います。

 今のところ、アメリカの一部で日本が靖国問題を含む歴史認識の問題についてアジアで自爆的に孤立していることを懸念する声が出始めているようです。アメリカが戦略の変換をしている兆候が見えています。日本がそれに追随するのはいつの日か*3。

 中韓両国にとって、日本の靖国問題が拉致問題同様の問題であるならば、中韓の態度は日本の北朝鮮に対する態度を参考にしたものといえるでしょう。

 気持ちはわかりますが、(日本人として)身勝手な話ではありますが、私としては見習うところはもっと別のところにしてほしいとは思います。

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 拉致問題も靖国問題も国際的に重要な問題、前者は主権国家に対する挑戦で、後者は断罪された国家の更生の問題*4ではありますので、バーターにしたりする問題ではありません。

 しかし、こうやって並べると日本が駄々っ子のような外交をしていて周囲に困惑を振りまいているのではないか、という疑念が頭をもたげます。

 仮に、北朝鮮が「一つの問題があったからといって、すべての交流を絶ってしまうやり方は間違っている」、そして中韓が「靖国問題が進まない中でほかの話題がどんどん進んでいくことはありえない」と主張したら、国内世論がどうなるかは見ものです。


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*1:http://www.asahi.com/special/abductees/TKY200511070202.html 日朝国交正常化、拉致解決が前提 安倍官房長官

*2:http://www.asahi.com/special/050410/TKY200601090189.html 日本の「中国脅威論」に懸念表明 局長級協議で中国側

*3:http://www.sankei.co.jp/news/060110/sei050.htm 多少は周囲の目線を気にするようになったようですが。

*4:私の意見であって一般論ではないです。特に靖国問題は「平和への祈り」だと信じている人にとってこの分類は不本意だと思います。

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