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1月20日―メディアを創る
小泉首相の独断場国会となるのか
今日20日から国会が始まる。「私の最後の通常国会になるからしっかりと対応していきたい」と小泉首相は語っている(20日日経)。
結構なことだ。小泉政権5年間で日本はどうなったのか、正面から野党は論戦を挑んでもらいたい。小泉首相は最後だからごまかさずに受けて立ってもらいたい。
耐震偽造問題やライブドア問題はその一部に過ぎない。もっと本質的な問題がある。この国の財政再建と景気回復は本当に軌道に乗ったのか、国民の生活を直撃する年金、保険制度、税負担問題はどうなるのか。改革は本当に進んでいるのか。いずれも我々は何も明確な答えを得ていない。何もわからないままだ。
外交に至ってはもっと深刻だ。米軍再編への協力は国民の理解が得られているのか。憲法違反ではないのか。イラクの状況はどうなっているのか。今でもあの戦争に賛成して自衛隊を派遣した事が正しいと考えるのか。靖国参拝にまだ固執するのか。拉致問題はどう解決するつもりか等等。
いずれも小泉首相の口からまともな答えを聞いた事が無い。そこを野党は厳しく迫ってもらいたい。心ある国民は皆そう考えているのだ。
ところが小泉首相を迎え撃つ野党の姿がまったく見えてこない。これでは小泉首相の独断場国会をまた見せつけられることになる。最後の最後までつきあわされることになる。つくづくこの国に野党がなくなったことを悲しむ。
特に野党第一党の民主党の責任は思い。その民主党の現状は驚くべきことになっている。小嶋証人喚問の日、前原党首は民主党の国会対策委員らと京都の料亭で宴会をしていたという。馬渕や長妻らが一人で張り切って、民主党幹部は遠くでこれを眺めている。この緊張感の無さをどう考えたよいのか。
それよりも驚いたのは20日の朝日新聞に出ていた菅直人の前原の対する発言だ。菅は外交・安保政策についてこう苦言を漏らしたという。
「『左』の隙間を空けて、社民党や共産党が息を吹き返す余地を与えているのではないか」
他の幹部もこういっているという。
「やっと社民党を整理したのに、広大な更地を生み出して社民党に家をたてさせるのか」と。
もはや民主党は野党ではない。小泉首相最後の通常国会もいつものような芝居で終わるのだろうか。唯一の敵は現実だ。内政についても外交についても、どうしようもない事が起こらないとも限らない。起こって欲しくはないが、起こって欲しい気もする。
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