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社説(2006年1月18日朝刊)
http://www.okinawatimes.co.jp/edi/20060118.html#no_1
[F15戦闘機墜落]
欠陥機部隊は撤退せよ
米空軍嘉手納基地所属のF15戦闘機が提供訓練空域で訓練中、伊計島の東約七十五キロの海上に墜落した。
パイロットが救助されたのは幸いだが、県民には「またか」という激しい怒りしかでてこない。県内訓練空域でのF15戦闘機の事故はそれほど多い。
今回の事故は嘉手納基地が持つ「危険性と隣り合わせ」に多くの住民が暮らしていることを証明したもので、通常の離着陸と飛行訓練が日常的に生命、財産を脅かしていると言っていい。
一九九四年四月には、嘉手納基地を離陸直後のF15戦闘機が嘉手納弾薬庫地区内に墜落。九五年十月には喜屋武岬の南約九十キロの海上で、二〇〇二年八月には訓練中に公海上で墜落している。
本島の南方約二百キロの訓練空域で、四機編隊での訓練中に二機が接触事故を起こしたのは〇四年十月だった。
〇三年度にあった五十四回の航空機の緊急着陸のうち六割はF15戦闘機によるものだ。
緊急着陸について米軍は事故防止のための予防的措置と説明する。
だが緊急を要するということは、事故につながる危険性を伴っている、という見方もできるのではないか。
ほかにも補助翼の落下や油漏れ、エンジントラブルが頻発しており、これはF15戦闘機のモデル自体に問題があり、欠陥があるというしかない。
事故機が墜落した海域には広範囲に油が浮いているという。現場周辺はソデイカの好漁場である。また、浮き漁礁(パヤオ)の周りは多くの漁船が操業する場所で、訓練空域下の危険性をも浮き彫りにしたといえよう。
今回の事故に対し嘉手納町議会が軍特委を開き、うるま市議会は抗議決議を採択した。嘉手納町、北谷町、沖縄市でつくる三連協はきょう基地司令官に抗議するという。
嘉手納基地の危険性と地域住民を無視した傍若無人な訓練に対し、嘉手納町が「基地公害」を防止するため基地の運用を規定する「基地使用協定」締結を打ち出したのは当然だろう。
米軍再編の中で嘉手納基地のF15戦闘機部隊は新田原(宮崎)、築城(福岡)、百里(茨城)、千歳(北海道)などの自衛隊基地での分散訓練が盛り込まれている。関係自治体や住民はこの事故をどう受け止めるのだろうか。
訓練空域での事故とはいえ、県民の生命を危険に陥れていたことに変わりはない。事故の多いF15戦闘機部隊は即刻撤退すべきである。それが県民の総意であり、政府もその点に留意し欠陥機の飛行を差し止めるべきだ。
事故機28年前製造/機体老朽化原因か―「沖縄タイムス」
http://www.asyura2.com/0601/senkyo18/msg/773.html
投稿者 天木ファン 日時 2006 年 1 月 18 日
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