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http://www.yomiuri.co.jp/homeguide/news/20060117hg01.htm
開発会社「ヒューザー」(東京都千代田区)の小島進社長ら、社団法人「日本住宅建設産業協会」に加盟する会社経営者約20人が、自民党衆院議員の伊藤公介・元国土庁長官を囲んでたびたび勉強会を開き、政治献金も毎年行っていたことが分かった。
このうち少なくとも2社は、ヒューザーが開発したマンションで点検業務を行っていた、伊藤元長官の三男(26)が代表取締役を務めるビル管理会社「フューチャービジネスネットワーク」(中央区)に管理業務などを発注。元長官と業界の密接な関係が浮上した。
関係者によると、この勉強会は数年前、同協会メンバーの1人の開発会社社長を中心に有志で結成され、協会加盟社の社長ら20人前後が参加している。
メンバーは年に数回、都内のホテルなどで会合を開き、伊藤元長官がたびたび出席。国土交通省の職員が出席することもあった。メンバーの1人は、「伊藤先生から国政の動向について報告を受ける一方、税制問題など業界の要望を聞いてもらっていた」と話している。
勉強会メンバーは毎月2万円の会費を納め、その中から毎年4万〜16万円をメンバー名で元長官の政治資金管理団体に献金。1998〜2003年分が政治資金収支報告書に記載されている。別のメンバーは「先生に何回も来てもらっているのに、手ぶらというわけにはいかない」と献金の趣旨を説明している。
一方、勉強会のメンバーが経営する大田区の開発会社は、フューチャー社に対して2004年12月から、開発会社が施工した完成直前のマンションのクリーニング業務などを発注。現在までに71件・約4800万円分を発注していた。
またフューチャー社は開発会社所有のオフィスビルに入居している。開発会社は「契約は他社との見積もりを比較した結果で、金額は適正なもの。(ビルの)賃料も、適正な額を毎月支払っていただいている」と説明している。
さらに、別のメンバーの開発・不動産会社(新宿区)も、同社関連会社が管理するマンション22件の清掃業務を、1回あたり約5万円の契約でフューチャー社に発注し、年間約500万円の取引があるという。メンバーの社長は「三男自身が売り込みに来て、安いから契約した」としている。
フューチャー社は、これら物件の管理業務などを請け負ったことを認めている。一方、伊藤元長官の事務所は勉強会について「日常さまざまな勉強会に出席しており、専門的な話を聞ける場所と考えている」としている。ヒューザーの小島社長は読売新聞に対し、伊藤元長官と知り合った経緯について、「勉強会に顔を出すようになったのがきっかけ」と説明している。
(2006年1月17日 読売新聞)
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