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http://www.manabu.jp/diary/index.php?20060115
大雪被害が拡大している。
大雪による死者数１００人に迫る勢いだ。
我が党は雪害対策本部を立ち上げ、
全国の被害状況を把握しつつ、政府への働き方を強めている。
いまだ寒波が収まらない現状であるが、
私も我が党も出来うる限りの支援を行っていきたい。
雪害支援には、これからも自らの雪かき作業も加えて尽力したいが、
少々違和感をおぼえるものもある。
それは雪害に関するテレビの報道のあり方である。
ある日、テレビをつけると、
孤立状態にある新潟県津南町での取材が放送されていた。
そこでテレビリポーターが叫んでいる。
「皆さん！見てください！３メートルを超える雪の壁です！」
「皆さん、なんと路面がすべて凍ってます！」
孤立した津南町のケアは非常に大事であり、
国、自治体をあげて取り組みたいものであるが、
どうも報道されている上記内容には違和感を覚える。
３メートルとまではいかないまでも、
それに匹敵するほどの積雪は我が県にも多数見受けられる。
路面が凍ることなど雪国であれば日常茶飯事である。
おそらく、
そのリポーターと番組企画者は雪国を知らないのだろう。
だからこそ、
背丈を越える積雪や、路面の凍結に驚いてしまうのかもしれない。
雪の降らない東京で、
放送局と往復を繰り返す生活からは全くもって異次元だろうから。
上記の報道のみならず、
雪国に暮らすものからは違和感を感じる報道が散見されるようになった。
このような報道を見るに、
単なる野次馬報道か、それとも闇雲に過度な危機感を私たちに植え付けているのか、
全く意図がわからなくなる。
本来であれば、
一人暮らし世帯の雪かきがどのように行われているか（行われていないか）や、
行政と住民との意思疎通の具合、
自治体と除雪作業業者の関係、
はたまた、雪下ろしに慣れてない方への雪下ろし指南であるとか、
雪「害」の実態や、被害拡大を抑える効果のある報道などを望みたいところである。
報道のみならず、この大雪に過剰反応している国会議員も多い。
確かに大変な大雪であり、市民のイライラは募る一方であるが、
地震や洪水と違って、
自分の行動、気持ち次第で被害を防げるのが大雪である（津南の例は別だが）。
報道を含めて、もう少し落ち着いて、
被害状況に過剰でも過小でもない適した対応を行ってもらいたいし、
私も行動したい。
それが被害を最小化する手段だと思うのだ。
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