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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu110.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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有識者会議の結論では、皇太子−敬宮愛子内親王の
継承順で、秋篠宮の立太子の可能性は実質的になくなる
2006年1月14日 土曜日
◆三笠宮寛仁さま「エッセー」報道についての所感 川西正彦(平成17年11月5日)
http://antilabor.cocolog-nifty.com/blog/2005/11/
はじめに、自分は女性天皇に明確に反対で、皇位継承者の男子限定を堅持すべきであるとの意見です。
そもそも内親王を継嗣というのは大衆の自分勝手な思いこみであり感情移入にすぎないのであって、そのようなムードを醸成するメディアの報道についても、フェミニストや大衆世論に迎合する政治家、首相官邸−有識者会議の女性天皇容認論にしても、それは皇室にとってえらい迷惑な話ではなかったかというように思います。
というのも三笠宮寛仁さまの福祉団体機関誌における「プライベートなひとり言」が11月3日読売新聞「三笠宮寛仁さま、女性天皇容認に疑問…会報にエッセー」のスクープがあり、4日は各紙で報道されていますが、軽率に論評できないほど、非常に深刻にうけとめなれけばならない重い内容ですが(最大の切り札が切られてしまったのですから、これからは宮様の面目を潰すことがないよう良識的な国民によって、反転攻勢、国体変更の誤った政策を論破していくということでなければならない)しかしここで若干コメントしておきたいと思います。
11月3日読売新聞、4日朝日新聞朝刊に要旨が掲載されていて、それを読みますと、男系維持の四つの方法論が提案されていますが、ここには女性継嗣という発想ははじめからありません。皇嗣は男子に限定されています。だから読売新聞の見出しのとおりでよいのであって、4日朝日新聞の見出し「女系天皇に異論」とありますが、女性の継嗣は排除されているわけですから、「女性天皇に異論」でよいはずです。
内親王が継嗣というのは、あくまでも大衆の勝手な思いこみにすぎないのであって、皇族方は皇室の伝統からそのように安直には考えておられないということが、スクープによりはっきりしたと私は思います。
短い文ですが、四つの方法論はまず「歴史的現実にあった方法論」とされ、前例を重視する堅実な論理で貫かれて、よく練られていて考え抜かれている。含意とするところも深い。従来男系継承論者でも提言していなかった内容も含まれており、なるほどと思いました。
それぞれの方法論の解釈については慎重を要し軽々しく論評できない。私の解釈が間違っていたら知力の弱さからごめんなさいというほかないのですが、一部で誤った解釈をされている向きもありますので、読売新聞11月3日の34面「エッセー要旨」と朝日新聞4日朝刊30面の「随筆要旨」で内容は把握しているので読売から引用し、若干コメントします。なお双方を比較しますと読売は「日本国という「国体」の変更に向かうことになります」の重要な文言が落とされている。また朝日は側室制度の提案を落としているのを疑問に思います。
「‥‥現在のままでは、確かに"男子"が居なくなりますが、皇室典範改正をして、歴史上現実にあった幾つかの方法論をまず取り上げてみるべき事だと思います。順不同ですが
@臣籍降下された元皇族の皇籍復帰
A現在の女性皇族(内親王)に養子を元皇族(男系)から取る事が出来る様に定め、その方に皇位継承権を与える。(差し当たり内廷皇族と直宮のみに留める)
B元皇族に、廃絶となった宮家(例=秩父宮・高松宮)の祭祀を継承して戴き再興する。(将来の常陸宮・三笠宮家もこの範疇に入る)
以上の様々な方法論を駆使してみる事が先決だと思います。
Cとして、嘗ての様に「側室」を置くという手もあります。国内外共に今の世相では少々難しいか思います。
余談ですが、明治・大正両天皇共に、「御側室」との間のお子様です。‥‥」
Aの解釈が問題になりますが、女性皇族(内親王)の養子に皇位継承権を与えるということですが、皇位継承権が与えられるのは内親王の養子ですから、女性天皇は排除されています。元皇族が内親王の配偶者となるプランでもないです。その場合、内親王は非婚であることが前提と思います。前例のない女性当主に入夫のようないびつな制度か想定されているわけでは全くないわけです。現宮家の当主ではなく、内親王の養子とされているため、時間的余裕をもたせる含意もかなりあると解釈できます。ただこの提案では実際に大統を継がれるの宮様のポジションはどこなのか、継承順の問題など具体的なことまでは判然としていません。
なお、これは本筋の問題ではありませんが、有識者会議の結論では、皇太子−敬宮愛子内親王の継承順で、秋篠宮の立太子(立皇太弟というべきか)の可能性は実質的になくなります。実質的に継承権を剥ぎ取られるといっても過言ではないですが、私は30代と若く立派な男性皇族なのに失敬だと思うんですね。だから旧皇族が属籍を復した場合でも秋篠宮の面目を潰さないような配慮があってしかるべきとも思いますが、宮様の提案では時間的余裕をもたせているようにも思え配慮がゆきとどいているようにも思えます。
宮様の提案については有識者会議から反発も予想されます。権力を有しているのは首相官邸の側であって、たぶん元東大学長、元最高裁判事クラスは皇族方を畏れることもないでしょう。議事要旨を読む限り永世皇族制か世数限定制か結論は出ていないようですが、有識者会議は皇族方からの反発をかわすために永世皇族制の線が高いと思います。それで女系宮家容認の線でいくと、三笠宮家は女王が身位を失うことなく結婚して宮家が継承されていきます。
常陸宮家のように継承者がないわけではないから、将来祭祀を継承するため旧皇族が入る必要などないわけです。「有識者」の感覚からすればなんでそんなややこしいことするんだ。女系継承で存続を保証しましょうということだから三笠宮家に損はさせないし、場合によっては直宮で継嗣が枯渇すれば将来女系三笠宮家から皇位継承という可能性だってあるのに、男系にこだわって支配階級に盾突くのはけしからんという感覚なのかもしれない。
しかし、宮様の論理はそういう下世話な損得勘定の問題ではない。ずっと高尚な立場からの提案であるから、結局「有識者」とは真っ向から対立する見解といえます。「B元皇族に、廃絶となった宮家(例=秩父宮・高松宮)の祭祀を継承して戴き再興する。(将来の常陸宮・三笠宮家もこの範疇に入る)」という文言に、女系宮家なんてありえないという強い意思を感じるものであります。
◆結論 川西正彦(平成17年11月23日)
まだまだ反論は続きますが、あす11月24日皇室典範に関する有識者会議の答申が出されるということで結論的なことを述べておきたいと思います。
私は、女性天皇は認めるが女系天皇(易姓革命)に反対という見解にも反対します。現今の女帝論議は、生涯非婚独身ということが前提になってないし、仮に生涯独身を前提としても女性天皇に反対であることは9月19日ブログ(女帝絶対反対第9回)の孝謙女帝論で有る程度言及しているのでみてください。
それから中川八洋氏『皇統断絶』(ビジネス社2005)のいうように「愛子皇后陛下」のみ皇統を救うという立論にも全面的には賛同しないことにします。私も以前は、継体天皇、光仁天皇、光格天皇の先例からそういう考えももっていましたが、根性の腐ったエスタブリッシュメント(ここでは政府官僚や有識者をさす)があまりにも敬宮びいきのため不愉快なので考えを改めざるをえなくなった。
元東大学長や東大名誉教授、元最高裁判事、元国連高官、元官僚など、あなたのような下世話な人間とは比べものにならない高名な超一流の方々が議論を尽くしたのだから、これはエスタブリッシュメントの結論ですから、おとなしく従うのが義務とかいって、国会議員も国民も敬宮びいきになれと言ってくるかもしれませんが、易姓革命容認−日本国号を改めなければならないという無茶苦茶な結論なのに議論は紛糾もしないし、抗議のため辞任するような硬骨漢もいないんです。そういうことならますます反発します。
ということで、敬宮は紀宮と同じように天皇及び皇族以外の者と婚姻したときは、皇族の身分を離れる。皇族にとどまるなら伝統に従って非婚内親王を貫くべき。皇位継承は皇太子−秋篠宮−伏見宮系の順が望ましいと思います(むろん皇孫男子誕生なら話は別ですが)。伏見宮系に21−22世紀の日本の未来を托しましょう。秋篠宮立皇太弟なら宮様の面目を潰すこともないし、時間的にも余裕がある。それまでに旧皇族は属籍を復され、皇族としての活動を通じ、広く国民に認知されていただくようにすればよいと思います。
(私のコメント)
皇室典範改正問題については12月16日に『女系天皇」まで容認する有識者会議の結論を見れば、これは明らかに「秋篠宮外し」が目的である?』
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/d/20051216
と題して書きましたが、これは明らかに日本のエスタブリッシュメント達の陰謀なのであり、彼らは海外の陰謀勢力と手を組んで日本を彼らの思いのままに操ろうという目論見なのだ。最終的には日本の天皇制を廃止しようと言うとんでもない売国奴たちなのである。
日本の官僚制度から見れば天皇の存在は便利なものであり、その天皇制を廃止しようとするという事は矛盾する行為なのですが、南北朝以来の日本が分裂して崩壊する危機が迫っている。要するに皇太子一家と弟の秋篠宮家との後継をめぐるお家騒動にも見えます。皇太子夫妻とくに雅子妃は娘の愛子内親王に皇位を継がせたいと思う気持ちは当然だ。
雅子妃の父君は外務省審議官だった小和田恒氏ですが、今回の皇室典範改正の黒幕は小和田氏なのだろう。元国連大使であり現在は国際司法裁判所の判事をされていますが、このような経歴を見れば世界的なエスタブリッシュメントとのつながりも考えられて、娘の雅子を皇太子に嫁がせるのも計画のうちのひとつだったのだろう。
皇太子も人がいいから雅子の手練手管にかかればひとたまりもなかったのだろう。このようにして日本皇室が小和田家に乗っ取られるような形で進めば日本国民の天皇に対する気持ちにも変化が生じて、小泉首相の皇統断絶の野心は完成する。つまりは憲法の改正も近々予定されていますが、立憲君主制から共和国制に変えていくつもりなのかもしれない。
◆小泉首相がやりたいことー国会議員たちに「小泉か、天皇か」を国会で踏み絵させるということ 2005年11月15日
http://amaterasu.seesaa.net/article/9354909.html
某匿名掲示板で次のようなレスを発見しました。
《 400 :名無しさん@6周年:2005/11/15(火) 08:15:17 ID:Bbmc6e2i0 自民の新憲法案で当初入っていた「歴史と伝統」は削除されました。 天皇については第一条で「象徴天皇制」の名で明記されています。 新憲法起草委員会の桝添要一は、伝統などの文言削除が小泉の支持であることを認めています。 つまり小泉は、天皇は象徴であるという規定の消極的解釈である「天皇は象徴にすぎない」 という考えの持ち主であり、天皇と伝統を解離させようとしていることが明らかです。 皇室典範変更案は来年の国会にかけられますが、 そのとき国会議員たちは自ずと小泉か伝統かを問われることになります。 これは小泉か天皇かを国会で踏み絵させるということです。 小泉がやりたいのはこれです。 》
もし、この読みが正しいのなら、やはり私が以前の記事(大統領的首相・小泉氏の誕生に思う 天皇制崩壊への序章)で取り上げた分析は正しいように思います。今回の皇室典範改正論議は、小泉大統領と天皇陛下の戦い、共和制と立憲君主制の戦いなのかもしれません。日本国民はどちらを取るのか?ということです。
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