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http://www.373news.com/2000picup/2006/01/picup_20060108_3.htm
耐震強度偽装が発覚し休業中のサンホテル国分(霧島市国分中央3丁目)を経営する岩崎実業(熊本県八代市)の岩崎弥生社長が7日、発覚後初めて取材に応じ、開業は強度不足の多数のホテル建設に関与した総合経営研究所(東京都千代田区)の内河健所長の指導で、建設地も総研の提案だったことを明らかにした。同所長について「木村建設(八代市、破産)の木村盛好社長から紹介された」としている。
ホテルは木村建設が施工。子会社の平成設計が設計を担当、姉歯建築設計事務所(千葉県市川市)が下請けしていた。岩崎社長は「姉歯という名前も知らなかった。構造計算書の偽造は青天のへきれき」と話した。
岩崎社長によると、内河所長と対面したのは開業した2000年8月の1年ほど前。仕事上の付き合いが10年以上あった木村社長から、「いい話がある。経営コンサルタントに会ってほしい」と持ち掛けられた。
内河所長は、安定的な現金収入などビジネスホテル経営のうまみを説明。「遅くても5年で黒字になると言った。データに基づき説得力があった」
その後、内河所長が木村社長を通じ、飲食店街に近い国分の現在地を紹介。岩崎社長は木村社長と現地視察し、ホテル建設を決めたという。
岩崎実業は当時、本業の金物販売業からアパートやテナントビルなど多角経営を進めていた。
昨年11月から姉歯事務所や木村建設が関与した偽装物件が続々と発覚。木村建設のホテル工事担当者から安全性を再度確認したが、昨年末に偽装が発覚。その後は体調を崩しマスコミ対応できなかったという。
同ホテルの偽装への総研や木村建設の関与は不明だが、「建築確認申請でなぜ通ったか。きちんとチェックすれば、休業することもなかった」と行政の検査のずさんさを批判した。
岩崎実業が経営するもう一つのホテル、佐賀県のサンホテル鳥栖は、構造計算書に偽造はあったが耐震性に問題なしとの県の結果を受け、営業を再開した。「国分は、鳥栖より早く開業し思い入れがある。私の第二の古里。地元採用した従業員のためにも補強工事し早く営業を再開したい」と話した。
■補強へ現地調査開始
耐震偽装が発覚し休業している霧島市国分中央3丁目の「サンホテル国分」の補強工事に向けた現地調査が7日、始まった。井ノ上明人支配人によると、県の委託を受けホテルの構造計算書の再計算を実施し、偽造を確認した「県建築構造設計事務所協会」の関係者ら5人程度が同日午前、ホテルを訪問。1時間余、ホテルの柱やはりなどを設計図面と照合しながら見て回ったという。次回調査日は未定。
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