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1月8日―メディアを創る
「ポスト小泉」論争の愚
「優勢民営化」一色の報道が終わったと思ったら、今度は「ポスト小泉」をめぐる報道一色になった。それは形を変えた小泉宣伝である。
それに気づいている心ある人は多い。いくつかのミニジャーナリズムはそれを指摘している。たとえば私が住んでいる栃木の7日付下野新聞は、小泉首相が、あるときは「(総裁選が)盛り上がってよい」とはしゃぎ、またあるときは「あまり煽り立てるようなことはやらないほうがいい」と水をかけるマッチポンプ発言を取り上げ、政局運営の主導権を握り続ける思惑があると書いていた。7日付の夕刊フジでジャーナリスト渡部亮次郎は、レームダックになることを畏れる小泉首相が、m必死になって世論の関心を自分に向けようとしていると喝破している。
皆が気付いているにもかかわらず、それでもメディアはこの問題を取り上げる。メディアが小泉首相と結託している。広告会社が裏で取り仕切っている。あるいは米国の意向が働いている。そういうことが言われている。そうかもしれない。しかし私にはそれらの真偽よりも、メディアとくにテレビのメディアとしての取材能力の劣化が大きいと思っている。視聴率至上主義になってしまったテレビは、頭を使う番組編成の努力を放棄して、他社との競争、、広告会社への迎合に堕してしまっているのだ。
そうであるとすれば、「ポスト小泉」報道はこれからますます過熱していくであろう。今年の政局は明るい話がないからである。建設的な面白い話が出てきそうもないからである。
どうせそうなのだったら、「ポスト小泉」を面白くする方法を考えようではないか。私はポスト小泉の候補者に助言したい。「ポスト小泉」の最も強力な候補になる為には、靖国参拝を唯一の争点にして、「私が総理になったら靖国参拝を行わない」と宣言する事である。ただしその前に「私は小泉政治のすべてを引き継ぎ、それを更に加速させる。改革も日米同盟強化もなにもかも、小泉首相の成果を評価しそれを引き継いでいく。しかし靖国参拝だけは反対だ。中国と韓国との関係を改善することは日本の国益のためにならない。総理としての参拝は不適当だ。小泉首相は参拝を絶対に止めないといっているがこの点だけは改めざるを得ない。どちらが正しいか国民に聞いてみたい」と宣言するのだ。小泉首相の「郵政解散」を真似て、争点を一つに絞るのだ。
7日の朝日新聞「窓」によれば、新聞協会報による調査では全国48の新聞の社説は参拝反対が圧倒的だという。読売のナベツネも最近の月刊誌(論座2月号)で強い調子で小泉靖国参拝を批判している。奥田経団連会長を初めとした財界人も止めて欲しいといい続けている。靖国参拝の是非はともかくとして日本の国益のためには今の小泉首相のような頑迷な態度はポスト小泉ではだめだといっているのである。そうであれば早くそれを言い出したものが勝ちだ。
ポスト小泉問題に興味はない。しかしどうせポスト小泉で明け暮れる毎日であるとするのなら、面白い方が言い。靖国参拝反対と叫んで小泉外交と正面から袂を分かつ自民党候補が出てくれば一気に小泉首相の思惑は外れる。小泉レイムダック化が加速する。安倍なんかは吹っ飛ぶ事だろう。国民も単純な方が反応がいい。
どうですか、反小泉の自民党の皆さん。靖国問題一点で憎き小泉首相の命運を絶ってみたらどうですか。
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