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ベテラン勢が「前原包囲網」 小沢氏待望論、菅氏大連立に嫌悪感 民主代表選
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060106&j=0023&k=200601065194
2006/01/06 07:09
民主党の前原誠司代表(43)が前倒し実施に言及した代表選が、世代間抗争となる気配になってきた。対案提示や脱労組依存などを掲げる前原氏は、五日には自らの任期中の今年上半期に基本政策をまとめる考えを示し、再選に強い意欲を表明。これに対し、すでに前原路線を批判する小沢一郎前副代表(63)が出馬に意欲を見せるほか、菅直人元代表(59)を推す声も強く、ベテラン勢を中心に「前原包囲網」がつくられつつある。
前原氏の任期は衆院選惨敗で辞任した岡田克也前代表(52)の残り任期の今年九月まで。最近は「自民党との違いが見えない」との批判がつきまとう前原氏を支えるのは野田佳彦国対委員長(48)ら若手・中堅グループだ。
これに対し、ベテラン勢は対抗姿勢を鮮明にしている。昨年十二月以降、自民党側が憲法改正を念頭にしきりに大連立構想をちらつかせるのに対し、前原氏は否定しながらも大連立に余地を残すかのように改正論議に前向きな考えを示し、麻生太郎外相ばりの中国脅威論にも言及しているからだ。
その先頭に立つのが小沢氏。一日に同氏グループ新年会で小沢氏が代表選出馬に意欲を示した際、出席者からは「今度こそ先頭に立って」との声が相次ぎ、前原批判を背景にした待望論の広がりを感じさせた。
小沢氏は昨年九月の代表選出馬を断念し、十一月末に鳩山由紀夫幹事長(58)と会談した際には「あなたが出たらどうか」と出馬に消極的だった。だが、その後に大連立構想が浮上すると「これでは選挙に勝てない」と漏らし始め、新年会では「二○○七年の参院選は与党を過半数割れに追い込める」とまで踏み込んだ。
一方、菅氏も大連立構想が波紋を広げると、「自民党との対立軸をしっかりつくれ」と前原氏の側近の細野豪志役員室長(34)らをしかりつけた。前原氏を支える立場にある鳩山幹事長のグループにも前原氏に対し批判的な議員が多い。
このほか、横路孝弘衆院副議長(65)のグループも前原氏の改憲志向に反発。鉢呂吉雄前国対委員長(57)は「党の政策を鮮明にした代表を擁立する絶好の機会だ」と、対立候補擁立に前向きだ。
ただ、党内には自民党総裁選ばりに盛り上がりを期待する半面、「これ以上の党内抗争は国民に見放される」と懸念する声もある。
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