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天皇陛下と小泉首相
年末年始のニュースのなかで私が注目したニュースが一つあった。それは天皇陛下と小泉首相が国民に語りかける言葉の鮮やかな対照である。
天皇陛下の言葉には常に国民の平安と繁栄を願う心がある。世界平和を願う言葉の裏には、日本の過去を反省し二度とあのような間違いをしてはならないという決意を感じさせる。昭和天皇の責任を自覚しその責任を一身に受ける覚悟をしておられるのであろう。そこには一片の私心もない。
これに比べて小泉首相の言葉はどうだ。年末の言葉の中で真っ先に出てきた言葉は、「最良の年だった」と言う言葉だ。総選挙に圧勝した心境を語っているのだ。彼の念頭には自分のことしかない。そこには国民の生活に思いを馳せる微塵の感情もない。あれほど悲惨な出来事が日本の社会に相次いだというのに、口をついて出てくる言葉は自分の事だけだ。新年早々の小泉首相の言動はどうか。「信長」の歌舞伎を鑑賞した後の言葉が、「戦いに終わりはない」だ。自分の生き様を信長に重ね合わせ英雄気取りだ。軽々に戦いを口走る人間に真の勇者はいない。権力に守られ、自らを最も安全なところに置きながらいたずらに戦いを口走る人間こそもっとも臆病な人間だ。
おそらく小泉首相は天皇陛下への畏敬の念など全くないに違いない。天皇陛下は内心小泉政治に心を痛めておられることであろう。今年こそ、この捻じれが正されることを願うばかりだ。
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