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自民党運動方針案 総裁選、国民参加型に 世論巻き込む戦略明確化
自民党が十八日の党大会で決定する平成十八年運動方針案の全容が二日、明らかになった。任期満了による小泉純一郎総裁(首相)の九月退任を明確にした上で、総裁選を国民参加型とし、活性化を図ることを盛り込んだ。運動方針で総裁選のあり方を前面に出すのは異例。次期総裁は十九年夏の参院選などを戦う「顔」となるだけに、総裁選びの段階から世論を巻き込み、自民党の支持拡大につなげる戦略を明確に打ち出した。
「改革、加速」と題した運動方針案は、総裁選を「首相を選ぶ選挙」と位置づけ、「国民が参加意識を実感できるよう、新時代のリーダーを選ぶにふさわしい開かれた形で活発な政策論争を展開」するとした。
党大会では、総裁公選規程見直しのための党則改正は見送られるが、運動方針案には一般国民も参加できる総裁選を目指す武部勤幹事長の強い意向が反映された。武部氏は党員以外の国民も参加して比例ブロックごとに「プレ総裁選」を実施する構想も打ち上げており、党組織再編に絡んで比例ブロック組織の強化を盛り込むことを検討している。
このほか、運動方針案は前文で「もはや停滞や後戻りは許されない」と不断の改革推進を宣言。人口減少社会に突入したことを踏まえ、持続可能な社会保障の確立と財政再建を喫緊の課題としたほか、北朝鮮による拉致事件に関し「経済制裁の発動を含める」ことも選択肢に掲げた。
また、国民投票法制定や教育基本法改正の実現を目指すことを明記したほか、耐震偽装問題や子供を犯罪から守る対策などの課題にも取り組む決意を示した。「日本人像」として伝統と文化を尊重する日本人の特性を列挙し、靖国神社参拝を受け継ぐことも盛り込んでいる。
党改革では、先の衆院選で初当選した新人議員を念頭に「脱派閥人材の育成」を掲げ、公募制推進などを明記した。
◇
【18年運動方針案要旨】
自民党平成十八年運動方針案の要旨は次の通り。
≪前文≫
不断の改革を進め、改革がもたらす将来の国家像を明確に示す▽国際社会で真に尊敬される「道義大国」となる▽日本に誇りをもつ国際感覚豊かな志高い日本人をはぐくむ教育に取り組む▽靖国神社の参拝を受け継ぐ▽対話と圧力により経済制裁の発動を含め拉致問題解決に全力を傾注▽北方四島と竹島問題の解決を目指す▽公明党との連立による安定した政権基盤の下、新理念・新綱領を胸に新たな五十年を切り開く
≪第一章 新綱領の実現を目指して≫
新憲法制定に向けた国民投票法の制定▽教育基本法の改正▽デフレを克服し、民需主導の新たな成長と財政健全化▽「小さな政府」の実現▽政治倫理の確立と官製談合防止▽持続可能な社会保障制度の構築▽犯罪・治安対策の強化、特に犯罪から子供を守るための施策実施▽耐震構造設計偽装問題対策、アスベスト・生活環境対策の早急な実施
≪第二章 新しい自民党を目指して≫
九月に任期満了の小泉純一郎総裁のあとを受けた新しいリーダーを選出する総裁選を実施▽総裁選は首相に直結する国民の最大関心事であり、選挙に国民が参加意識を実感できるよう開かれた形での活発な政策論争を展開▽ダイナミックな総裁選を成功させ、党勢拡大と(平成十九年の)統一地方選、参院選勝利につなげる▽脱派閥人材の育成▽戦略的コミュニケーションの実施▽公募制度のさらなる推進▽党員・党費・組織の再構築▽シンクタンクの活用などによる独自政策の立案▽食育推進運動などの展開
http://www.sankei.co.jp/news/morning/03pol001.htm
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