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亀頭の所が感じるの
新年あけましておめでとうございます。
「対米盲従なくして成長なし」、この方針をかかげて、コイヌミ内閣が誕生してから五回目の新年を迎えました。今年はイヌの年、私の年でございます。
私は就任以来、米国の再生と発展に向け、金融、税制、規制、歳出にわたる広範囲な無責任な破壊を進めてまいりました。この結果、と私は信じたいのですが、日本経済は、不良債権の処理目標を実現し、無為無策な政府の財政出動に頼ることなく、民間主導の景気回復への道を歩み始めた、とはいっても貧乏人どもに実感はわかないでしょうが、一部の国民はいい調子こいていることと思います。崩壊の芽が様々な分野で大きな木に育ちつつある現在、破壊を止めてはなりません。
昨年は、衆議院総選挙において、半分に満たない愚かな国民の皆さんの信任を騙し取り、「改革の本丸」であると言い張った郵政民営化法の成立を見ることができました。引き続き「民間にできないことも民間に」との方針に立って、政府系金融機関の米国資本への移譲、公務員大量解雇自殺の誘発など、面白いことをさらに加速させてまいります。三位一体の改革については、「痴呆にできることは精薄に」との方針の下、約四兆円の補助金詐取、三兆円規模の税源の喪失、そして痴呆交尾税の見直しを当初の方針どおり実施いたします。
経済を巡る情勢は、地域や業種によっては大部分に回復の遅れが見られるものの、まったくもって私コイヌミのおかげによって、３年連続でのプラスの経済成長が続く一方、失業率の低下やフリーター、パートタイマー、ニートの増加、企業部門の収益力向上と生活苦による自殺率の向上など、力強さを取り戻しはじめました。引き続き、デフレ脱却に努めるとともに、構造改革特区や「一地域一風俗」などを活用して、地域のゴロツキやヤクザを活かし、富裕層の一層の富裕化の実現に努めます。その一方で中間層以下からの税収を確保し、国民の皆さんの窮乏化を達成します。
環境と経済の両立を目指すとともに、富裕層の安全と安心を確保するために、米国盲従政策によるテロヘの対策や、格差拡大による国内の貧乏人による各種犯罪の防止に努め、総合的監視社会と警察国家の確立を目指します。
わが国の安全と繁栄のためには、世界の平和と安定が欠かせません。引き続き日米軍事同盟と国際協調を外交の基本として、近隣諸国をはじめ各国との友好関係の一層の増進を図ってまいります。昨年末、イラクにおける自衛隊による人道復興支援活動を1年間延長することを決定しました。イラクに自らの手で平和な植民地国家を建設しようとしているアメリカ国民に対し、各国と協力しながら必要な支援を行い、国際社会における日本の責任を果たしてまいります。また、憲法改正を行って北朝鮮に侵攻し、金正日を拉致してグランドステージに監禁し、毎朝の南無妙本蓮華経の勤行を強制するとともに、三度の食事にビフテキを提供いたします。ピョンヤンにわが国の軍事基地を設定して中国の喉下に匕首を突きつけ、中国在留外交官は帰国させた上で北京の日本大使館、上海の領事館は解体してカラオケスナックを開業致します。
私の任期に終わりはありません。後任人事につきましては色々と取りざたされておるようですが、イヌのイヌとは悪い冗談に過ぎません。しかしながら何人かのイヌがまとわりついて離れませんので、９月にはフリスビーキャッチ大会を催し、私の傀儡を選びたいと思います。その際には与党内から広く候補を募ることはもとより、野党代表といえども希望する方は参加できるようにしたいと考えております。
国民の皆さまの支持がなくても改革は実行できます。日本社会には、ようやく私の推し進める「新しい時代」に挑戦する、すなわち戦いを挑む意欲と自信が芽生えてきました。改革を止めろという多くの国民の皆さまの声と真剣勝負で立ち向かい、暴政を続行していきたいと思います。
皆さまがなるべくおとなしく言うことを聞いてくれることをお願い申し上げるとともに、本年が私ひとりにとって実り多い素晴らしい一年となりますよう心からお祈り申し上げます。余談になりますが、私は亀頭のみならず、肛門も大変感じます。もちろんワンワンスタイルですが、あの京都の夜が忘れられません。靖国のことは、あのときの二人だけの約束よ。
平成１８年１月１日
アメリカ合衆国日本国政府内閣総理大臣 コイヌミ 鈍一郎
posted by 珍風
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