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livedoorニュースからhttp://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1596767/detailより引用
小泉政権揺らぐ?沖縄の乱
2006年の政局は、9月に自民党総裁の任期を終える小泉純一郎首相(63)の後継選びが最大の焦点だ。すでに国民的人気が高い安倍晋三官房長官(51)が一歩リードという見方もあるが、実は大きな落とし穴も待ち受けているという。永田町関係者の注目を集めるのが「基地移転反対派が勝てば、米国一辺倒の小泉政権も揺らぎかねない」という22日投開票の沖縄・名護市長選。沖縄からポスト小泉をめぐる波乱の幕が開くのだろうか。
ポスト小泉争いは、現時点では安倍氏が有力のようだ。党内の一部にある「温存論」に対し小泉首相は直々に総裁選出馬を促した。竹中平蔵総務相と中川秀直・自民党政調会長との「安竹中」トリオで閣内と党に太いパイプも構築。父・晋太郎氏のなしえなかった悲願成就に、環境は整いつつある。
だが「乗り越えなければならないハードルは意外に高い」とみるのは、政治ジャーナリストの山村明義氏。4月に結論を出さなければならない皇室典範改正。そしてライフワークともいえる北朝鮮拉致問題をどのような形で決着させるのか。「どちらも安倍支持派が大きな関心を寄せる問題で、かじ取り次第では総裁選前に大きな逆風になる」と山村氏は言う。
もうひとつ、首相官邸から大きく離れた沖縄で、今後の政局を左右する問題が重大な局面を迎える。在日米軍再編をめぐる普天間飛行場の移設先として日米両政府が中間報告で合意したキャンプ・シュワブ沿岸部がある名護市で1月に市長選が行われるのを手始めに、4月に沖縄市長選、11月には県知事選と選挙ラッシュになるのだ。
衆院選で圧勝した「小泉劇場」も実は沖縄では敗北続き。衆院選沖縄1区で自民党を離党した無所属の下地幹郎氏が勝つと、人気者の杉村太蔵氏を応援に投入した宮古島市長選、北谷町長選も連敗。「1月22日投開票の名護市長選で敗れ、中間報告の見直しになれば、日米安保体制に影響を及ぼしかねない」(関係者)だけに、7日に小池百合子環境相が沖縄入りを予定するなど総力戦の構えだ。
野党側も一枚岩ではない。見え隠れするのは“剛腕”小沢一郎民主党前副代表の存在だ。「名護市長選の勝利は、小泉政権だけでなく、米国寄りの前原誠司代表にもプレッシャー。民主党も9月に代表選を控えており、小沢流の“王手飛車取り”」と関係者はいう。
小沢氏は昨年11月下旬、沖縄で民主党・喜納昌吉氏、下地氏と会談し、「反自公」で協力を確認するなど準備を着々と進めている。自民党は「9月の総裁選に向けて7月からキャンペーンを始める」(関係者)予定だ。しかし、1月に沖縄から波乱が起きれば、その筋書きも大幅に書き換えざるを得ない状況となる。
◆ラストサプライズは
「真紀子外相」「2度の訪朝」「郵政解散」といったさまざまなサプライズを繰り出してきた小泉首相に最後の奥の手はあるのか。
関係者は言う。「考えられるのは3度目の訪朝でしょう。条件は拉致問題解決と日朝国交正常化。在任中に成果を残したい首相が色気を出せば、北朝鮮側にも『小泉首相の任期中なら』という考えがあり、3月の予算案通過後に実現するかもしれない」
別の永田町関係者は「任期延長の可能性もゼロではない。新人議員の囲い込みは完全な小泉派づくりで、勇退後も影響力を残したいのは明らか。さらに続投を求める声が噴出すれば、ファイナルサプライズがあるかもしれない」と予測する。
2006年01月01日08時15分
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