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(回答先: Re: コイズミ内閣の大嘘(きっこの日記) ⇒ URL自動リンクがはずれていた。 ↓ 投稿者 gataro 日時 2006 年 1 月 31 日 07:44:51)
「回復の一手」難しく 内閣支持率、5割を下回る
各政党の支持率
小泉内閣の支持率が、昨年9月の総選挙後、朝日新聞の世論調査で初めて5割を下回った。「郵政選挙」ではね上がった支持率が、ライブドア事件、耐震強度偽装、米国産牛肉問題の「3点セット」の影響などで選挙前に戻った格好だが、与党内には静観する空気が強い。これまでは「サプライズ」で支持率回復を図ってきた小泉首相だが、党総裁任期は9月までと残りわずか。小泉改革の「負」をめぐる議論も活発になり、今回の調査結果は政権末期に向けての支持率低落の兆候なのか――。
●「退陣」控え好材料なし
小泉内閣と自民党の支持率がともに前回より減少したことに、同党の武部勤幹事長は「様々な問題が起こっているので国民の目は厳しいものがある」と指摘。ライブドア事件や米国産牛肉輸入問題などが影響したと受け止めている。
その一方で、武部氏は内閣支持率が昨年9月の総選挙後初めて5割を割り込んだものの45%を維持したことについては、「これまでの歴代内閣のケースからすると、大変高い数字だ」。耐震強度偽装問題も含めた「3点セット」に批判が集まるなか、自民党支持率が41%から36%に減少したことについても、党内では「上がる時もあれば、下がる時もある。それだけで一喜一憂する話ではない」(津島派幹部)と冷静にみつめようとする対応が目立つ。
官邸側は「これまでの経験からして、4割は首相の堅い支持層。まだ底は堅い」(政府関係者)と静観の構えだ。
朝日新聞の世論調査によれば、02年の田中真紀子外相更迭や03年のイラク戦争などをきっかけに、小泉内閣の支持率が低落したことがあった。
そのたびに、小泉首相は北朝鮮訪問、安倍官房長官の自民党幹事長への起用、昨年の「郵政解散」などで盛り返した。
内閣支持率の「回復策」に共通するのは、永田町や霞が関の常識を覆す「サプライズ」だった。今回の調査結果が示す支持率の減少は、一時的なものか、それとも、さらなる低落への前触れになるのか。
●静観与党、「じり貧」懸念
首相にとってこれまでと事情が異なるのは、退陣の意向を繰り返し表明している9月までの「持ち時間」が少なくなっていることだ。「3点セット」に加え、格差社会など小泉改革の負の側面をめぐる論議が国会などで進めば、政権への風向きが逆風から戻らず、攻勢に転じにくくなる展開も予想される。この日、米国産牛肉の輸入再開に関する中川農水相の答弁をめぐる混乱など、政権への風圧は高まっている。
自民党のある幹事長経験者は「小泉首相はいずれ辞めるとわかっているから、支持率はこのまま9月までずっと下がっていく」。内閣も党も、支持率のじり貧傾向は避けられないとの見方だ。
公明党の神崎代表も、今後については「急激には下がらないと思うが、盛り返す要素があるとも思えない。下がっても、このレベルだったらいいんじゃないか」と語る。
野党側は「構造改革路線への批判が表れた」(市田忠義・共産党書記局長)として、国会での追及姿勢を強める。市田氏は、ライブドアの堀江貴文前社長の逮捕を踏まえ、「そういう人物を生み出す土壌をつくったのが小泉構造改革だと、多くの国民が気づき始めた」と指摘。国会審議で「格差社会」に焦点を当てる構えだ。
首相をはじめ政府・与党幹部は、通常国会の審議に張り付く日々が続いている。内政、外交ともに「次の一手」を打ちにくい状況にある。
鈴木官房副長官は「政府としては、予算をともかくあげて、国民が信頼できる進め方をしたい」と語った。当面は、予算や法案を着実に通し、実績をアピールすることで、政権への信頼感をつなぎとめたい考えだ。
http://www.asahi.com/paper/politics.html
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