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(回答先: 幹部逮捕に夜中の会見、防衛長官「解体的に出直しを」(読売新聞) 投稿者 gataro 日時 2006 年 1 月 31 日 07:59:09)
防衛施設庁審議官ら逮捕 「官製談合」の疑い 空調工事
防衛施設庁発注の空調設備工事をめぐり、東京地検特捜部は30日、同庁ナンバー3で技術系トップの技術審議官・河野孝義容疑者(57)ら3人を刑法の談合容疑で逮捕し、空調設備メーカーなど関係先を家宅捜索した。河野審議官らは施設庁OBの天下り実績を基準に自ら工事配分を決めていたとされ、特捜部は悪質な官製談合と判断した。メーカー側は在宅で捜査する。特捜部による官製談合事件の捜査は中央官庁の上層部が刑事責任を問われる事態に発展した。
公共工事の入札談合に官側が関与するのを防ぐため、03年1月に官製談合防止法が施行されたが、橋梁(きょうりょう)談合などで「官」側の関与は後を絶たず、厳罰化が検討されている。こうした動きに拍車がかかりそうだ。
ほかに逮捕されたのは河野審議官の前任の技術審議官で財団法人「防衛施設技術協会」理事長の生沢守容疑者(57)と施設庁総務部施設調査官の松田隆繁容疑者(52)。特捜部は31日にも施設庁などを家宅捜索する見通し。
調べでは、河野審議官ら3人は04年11月から05年3月にかけて入札のあった市ケ谷庁舎など3件の新設空調工事(落札価格10億5千万〜12億6千万円)で空調設備メーカーの担当者と談合、入札前に受注会社を決めた疑い。3件は空調工事としては発注が巨額だった。
特捜部によると、各工事は大気社(東京都)、新菱冷熱工業(同)、三機工業(同)がそれぞれ筆頭会社になった共同企業体(JV)が落札。当時、生沢理事長は技術審議官、河野審議官は施設庁建設部長、松田調査官は同部建設企画課長だった。建設部長、建設企画課長は技術審議官に次ぐポスト。
3人は決まった工事配分をJVの筆頭会社に伝えたが、予定価格などは漏らしていなかったとみられる。特捜部は別のルートで予定価格が漏洩(ろうえい)していた疑いもあるとみて詳しく調べている。
施設庁の建設部は出先の各防衛施設局長による工事発注を総括する部署。3人はOBの天下りを管理する役割も担っていたとされ、特捜部は天下りを基準とする談合が長年続いたとみている。
関係者によると、今回の事件では、98年4月に施設庁を退職し、現在は大手空調設備メーカーに再就職したOBがメーカー側の受注希望をとりまとめていたとされる。特捜部はOBを含む関係者から事情を聴き、河野審議官らが談合を主導したと判断したとみられる。
施設庁発注工事をめぐっては、東京防衛施設局が04年以降に競売入札で発注した電機設備工事についても課長級職員らが予定価格などを漏らした疑いが強いことが判明、特捜部が捜査している。
官公庁発注工事をめぐる談合事件で、特捜部は昨年11月、旧「新東京国際空港公団」の官製談合を摘発し、同12月に元工務部次長ら2人を競売入札妨害の罪で起訴した。
http://www.asahi.com/paper/front.html
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