★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK18 > 1193.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://www.chunichi.co.jp/00/kgw/20060130/lcl_____kgw_____003.shtml
『瑕疵責任社内で検討』
「こんな建物を建ててどう思っているのか」−。耐震強度偽装事件で、二十九日に「グランドステージ川崎大師」(川崎市川崎区)を検証し、一部のミスを認めた施工業者「太平工業」(東京都中央区)に対し、住民からは不満の声が相次いだ。
検証終了後、住民を前に太平工業の金山亜希雄副社長は「深刻な事態と受け止めている。心からおわびを申し上げたい」と謝罪した。耐震スリットの不足などを認めたものの、「細かい部分は持ち帰って検討する」「結果を踏まえどう対応すべきか、施工の瑕疵(かし)の責任も含め社内で検討する。今日の時点ではどうするか申し上げられない」と答えるにとどまった。
この日の検証について、太平工業は「これまで図面での調査を行ってきたが限界があり、現地調査を行うことにした」と事前に説明していた。
偽装発覚直後から住民に要求されていたにもかかわらず、処分したと主張していた工事途中の図面「施工図」については「管理について規定はなく、図面の管理が不十分だった。すぐに是正させている。半年から一年保存して処分している。現場によっては施工図があるものもある」と説明。そのうえで「川崎大師」の施工図は「方々で捜していたところ、最近になって外注先のCDロムが残っていることがわかり入手した」と明かした。
こうした態度に住民は「一年点検も終わっていないのに図面を捨てたのか」と指摘するなど、怒りが収まらない様子だった。
太平工業が施工した「川崎大師」以外の「溝の口」など三物件についても「管理組合と接触し打ち合わせをしている。今回のような要請があれば調査を行うつもりだが、なければしない。組合の意思を尊重する」としている。
検証に立ち会った早川忠孝衆院議員(自民)は「中立的な意見を確認することは具体的な解決に向け大きな前進」と話した。馬淵澄夫衆院議員(民主)は「偽装問題ではないが、手抜き工事が横行しているのは構造的な問題。だれか一人を悪者にして終わる問題じゃない」と話していた。 (木村 留美)
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK18掲示板