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かなり熱心な取材振りであり評価したい。
さわりの部分だけを抜書きしておく。関心のある人は購入して読まれると良いだろう。
…自殺と断定するには不可解な点が、いくつも浮かび上がってくるのだ。
…致命傷となった腹部の刺創は深さ八センチにも及んでいた。他の傷もためらい傷ではない。
…遺留品の中には血塗れになったサッカーシャツが含まれていたのだ。「…派手なもので、見たこともありません。主人が絶対に着ないようなものなんです。…サッカーシャツは血が付いていたので、返却されませんでした。…」(夫人)
◎…では、野口氏はなぜ死ななければならなかったのか。
「おそらく投資事業組合に関することだったのではないでしょうか。投資事業組合には出資者を開示する義務がないので、たとえば政治家や暴力団関係者などが秘密裏に資金をつぎ込み、莫大な利益を得る事も可能なのです。しかも今回のライブドアの事件のように、確実に値上がりする仕組みであれば尚更です」(経済ジャーナリスト)
◎…次のような衝撃的な証言を得た。「地元の組関係者が実行犯だと聞いている。眠らせた後、手首を切ったが、あまり血が出なかったので、クビと腹を刺したということのようだ」(地元暴力団関係者) とはいえ、この証言を客観的に裏付ける根拠は、現時点では得られていない。
詳しくは週間文春の記事を見られたい。
私のこの記事を読んでの感想は、ライブドアへの暴力団の介入を疑ってはいるのであるが、さらに暴力団を使っての政治家の介入への突込みが弱い事である。
なかなかの力作であるが、この点が残念だ。しかし止むを得ないと言える。尻尾は掴めなく出来ている筈だからだ。
野口さんは「最も闇の部分」を知っていたのではないだろうか?
豊田商事事件の時に、社長が二人の殺し屋に殺害された時に、使われた「凶器」が珍しいものであった。
旧日本軍の「銃剣」が使われたのだ。こんなものを何処から引出してきたのか?
普通であればナイフを使うはずだ。
私は、旧日本軍の銃剣を使った事には「メッセージ性」を読み取ったのであった。
背景に「権力の介入」を疑ったのである。
即ち、豊田商事事件は、多くの人を騙して金を巻き上げ、その金を政治や工作のの活動資金として使う為に計画されて起こされたものではないか、と当時の私は疑った。
そして、「そろそろ店じまい」と考えて、社長に総ての罪を擦り付けて幕引きとする為に刺客を放ったのである、と考えたのだった。
メッセージを込める為に、旧日本軍の銃剣を使った。
何故、旧日本軍か?
それについて、私は二通りの答えを用意していた。
1.戦前から政治的権力を担ってきている者を表す。
または、
2.旧日本軍の兵器としての銃剣に、民族主義者の犯行として被ける為に外国勢力が採用した。
ライブ・ドアーは、豊田商事よりもはるかに大きな組織である。従って社長が総てを知っているわけではなく、一部の専門家が闇の情報を知っていたのではないのか?
堀江君や宮内君を追及しても最大の暗部は出てこないかもしれないのだ。
「無頼漢コイズミ政権」が応援、育てて捨てた「無頼ドアー」。野口さんの死から「豊田商事事件」を思い出す。
http://www.asyura2.com/0601/senkyo18/msg/982.html
投稿者 新世紀人 日時 2006 年 1 月 24 日 15:23:57: uj2zhYZWUUp16
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