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ライブドア事件をめぐり、自民党内で、昨年の衆院選でライブドア前社長の堀江貴文容疑者を応援した武部幹事長や竹中総務相に対する批判が強まっている。
「道義的責任」を両氏に帰することで野党の追及を乗り切りたいとの考えに加え、9月の党総裁選や来年の参院選に向け、主導権を握ろうとする武部氏の発言を封じ込める狙いもありそうだ。
■同情論なく…
24日午後、国会内で開かれた総務会で、加藤紘一・元幹事長は、「金ですべて片づくような考えの持ち主を応援したのはいかがなものか。『判断は誤り』と率直に認めた方がいい」と突き上げた。加藤氏は竹中氏についても、23日、「(堀江容疑者に)“政府保証”を与えた」と批判した。
これに対し武部氏は、堀江容疑者が会社社長を続けたため、公認も推薦もできないと拒否した経緯を改めて説明。久間総務会長も、「党の公認手続きの俎上(そじょう)にものっていなかった」と武部氏を援護した。
ただ、その久間氏も、総務会後の記者会見で、「私は人騒がせな人とは関与したくなかった」と本音を吐露した。また、片山参院幹事長も記者会見で、「応援に行くときも慎重だった方がよかった」と批判した。武部氏への党内からの集中砲火がやまない一方、同情論は全くと言っていいほど聞こえてこない。
■参院側の事情
参院側には、先の衆院選後、郵政民営化関連法案の「造反組」が処分され、武部氏が地方組織への締め付けを強めたことへの反発が尾を引く。参院選での集票力が期待できる地方議員や「造反組」との関係改善が必要だと考えるからだ。参院執行部には、参院選の候補者選考に、武部氏が関与することを阻止したいとの考えもあると見られる。
また、総裁選の実施方式で「国民参加型」を探る武部氏に対し、「国民的人気の高い安倍官房長官を利す狙いだ」との声もある。激しい批判の背景には、総裁選の運営をめぐって、武部氏をけん制する狙いもあるとの見方も出ている。
こうした動きに武部氏は、「選挙応援は個人としてのものだ。謙虚に反省すべきは反省する」としながらも、憤懣(ふんまん)やる方ない様子。竹中氏も、閣議後の記者会見で、「堀江氏がやってきたことに、選挙応援で“政府保証”を与えたとは考えない」と強く反論した。
(2006年1月24日21時52分 読売新聞)
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