★阿修羅♪ > 初心者質問板1 > 231.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: キリスト教の歴史 投稿者 隣人 日時 2006 年 12 月 04 日 16:34:53)
もちろん、ソクラテスのような哲学が考える事を促すという役割を果たしたでしょうがそれは当時の一部のインテリだけに影響を与えたものであり大部分の民衆にとっは「神のお気に召す事は何か?」という思考こそが自らの生き方の指針であったでしょう。
あと、政治権力に対して上からは神による統制を行い
下からはこつこつとまじめに働き少しでもいい生活をとけなげに生きている民衆に知恵を与え政治権力に対抗するだけの実力を与えようとしたのではないでしょうか?
この下からの革命圧力に対抗する為には政治権力が「神のお墨付きを得た。」と称する必要があり神権政治が始まった思います。
政治権力は本来誰からのお墨付きを得なくても自らの権威と暴力支配によって存立を確保したいという欲求を持っているでしょうが、キリスト教の影響力の巨大さに目を付け政治利用してきたでしょう。
日本の政治権力も自らを正当化する為に天皇制を利用してきました。
言葉は権力であり、政治権力に対抗する力にもなれば政治権力を補完する力にもなるという事でしょう。
宗教とは壮大な言葉の大系です。
誰もが信じるべき物語として登場したのでしょう。