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(回答先: 徳山高専研究室で20歳女子学生殺害、首にひも…山口 [読売新聞] 投稿者 white 日時 2006 年 8 月 28 日 20:38:45)
【社会面】2006年08月29日(火曜日)付
高専女子学生殺される 研究室、首にひも 山口
28日午後3時ごろ、山口県周南市久米の徳山工業高等専門学校(天野徹校長)の研究室で、土木建築工学科5年の中谷歩(あゆみ)さん(20)=同県防府市伊佐江=が床に仰向けに倒れて死亡しているのを女性職員(26)が見つけた。首にひものようなものが巻かれていたことなどから、県警は殺人事件とみて周南署に捜査本部を置いた。29日に山口大学で司法解剖し、死因などを調べる。
女子学生の遺体が発見された徳山工業高専前で、報道陣の質問に答える天野徹校長(中央)=28日午後8時30分、山口県周南市久米で
山口県周南市久米の徳山工業高等専門学校
調べでは、中谷さんが倒れていたのは専門科目棟3階にある研究室。中谷さんはこの研究室に所属していた。
ひものようなものは数回重ねて首に巻かれていた。
中谷さんはこの日午前10時ごろ、卒業論文の研究のため友人の女性と登校し、その後は別行動をとっていた。昼食を一緒に食べる約束をしていたこの友人が、中谷さんと連絡がとれなくなったため、午前11時ごろから教職員や同級生数人とで校舎内を捜していた。
同校は31日まで夏休みだが、この日は卒論の研究や期末試験の勉強、クラブ活動などで多くの学生が登校していたという。
同級生によると、中谷さんは明るく元気な性格で、最近まで野球部のマネジャーを務めていた。九州の大学への進学が決まっていたという。
夏休み前に話したという同級生の男子学生(19)は「進学を楽しみにしている様子だった。トラブルに巻き込まれるような女性ではなかった」と驚いていた。
●卒業研究のため登校
夏休み中の校内で、いったい何があったのか。遺体が見つかったのは、卒業研究のために所属する研究室だった。最近まで野球部のマネジャーを務め、多くの人に慕われていたという女子学生を襲った凶行に、教師や学生らの間に悲しみと怒りが広がった。
同校の正門には立ち入り禁止のテープが張られ、警察官が警戒にあたるものものしい雰囲気。詰めかけた報道陣に対し、天野徹校長が午後8時半から取材に応じた。
天野校長によると、土木建築工学科で学んでいた中谷さんは成績優秀で、「自分で住む家を自分でつくりたい」と大学進学を目指していた。明るい性格で、高専祭という学内イベントで、自作の白いドレスを着てファッションショーで披露していたという。
遺体が見つかったのは、中谷さんの卒業研究の担当教員の研究室といい、この日は卒業研究のために来ていたらしい。天野校長は「学校の中で生徒が死亡し、衝撃を受けている。警察に全面的に協力し、できるだけ早い真相解明を願っている」と語った。
同校野球部の橋本堅一顧問らによると、中谷さんは今年7月にあった高専の中国地区大会までマネジャーを務めていた。
山口県防府市の中谷さん宅付近の住民によると、中谷さんは父、母、一つ年上の兄の4人家族。夏には自宅の庭で、一家でバーベキューを楽しむ姿も見られた。近所の人に会えば必ずあいさつする礼儀正しい学生だったという。
http://www.asahi.com/paper/national.html