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□彩香事件は冤罪らしいね [どん底あるいは青い鳥。]
http://donzokoblue.blog55.fc2.com/blog-entry-118.html
2006/08/09
彩香事件は冤罪らしいね
畠山鈴香氏は冤罪(正確にはまだ冤罪ではないが)ではないのかとするブログが増えている。「冤罪」「畠山鈴香」のキーワードで更新通知をかけておくと、両方にヒットするブログが結構あるのだ。豪憲くんの件ではクロだが、彩香ちゃんのほうはシロだろうという意見が多い。
岩手の事件では警察とマスコミに慎みがあると書いたけれど、やはり情報は秋田のように玉石混淆でもすべて流してくれたほうがいいのだろうか。報道もあまりにデタラメすぎると、視聴者読者は却って自分の頭で考えるようになるらしい。もっとも「彩香はシロでは」と疑うよりも何倍もの人が、やはり鈴香は彩香ちゃんも殺したのだと信じている。
結局検察は彩香ちゃん事件でも鈴香を起訴してしまった。
秋田県藤里町の連続児童殺害事件で、秋田地検は9日、長女彩香ちゃんを殺害したとして、同町粕毛家の後、無職、畠山鈴香容疑者を殺人罪で秋田地裁に追起訴した。畠山被告は起訴事実を認めている。
起訴状によると、畠山被告は4月9日午後6時45分ごろ、自宅から約3キロ離れた同町矢坂坂本の大沢橋の欄干に彩香ちゃんを座らせ、約8メートル下の藤琴川に突き落とし水死させた。(引用元)
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060809k0000e040096000c.html
否認したと言ったり認めたと言ったり、相変わらず適当なことを書いている。でもまあ「死体」と「大沢橋での目撃証言」と「自白」があるから、日本の間抜けな裁判所はそれで有罪にしてくれるだろう。あとは無実の証拠をいかにして隠すかである。
豪憲くん事件の直後から鈴香さんは疑われていたから、警察も彼女の携帯電話の通話記録くらいは手に入れただろう。豪憲くんの死が彩香ちゃんの死と関連していると考えれば、4月以前にまでも当然遡って調べただろう。
鈴香が彩香ちゃんを突き落としたとされる4月9日午後6時45分前後の通話記録はどうなっているか。鈴香さんの言葉を信じるならば、その時刻よりも前からあちこちに「彩香はいないか」と問い合わせた際の記録があるはずだ。
このことは「容疑者は殺害現場の橋に着いてから数分で彩香ちゃんを突き落とした(参照)」という捜査本部の見方からも窺われる。午後6時45分前後の通話記録の空白時間が、最長で数分程度しかないのではなかろうか。
自宅と大沢橋との距離は約3キロというから、その二点で電波を補足する基地局が違えば、その時刻には橋にはいなかったことがわかるかもしれない。ただし加入者の少ない地域では一つの基地局が5km程度はカバーすることもあるというから、可能性としては微妙である。
そんなこんなで携帯の通話記録は「午後6時45分前後に十分な空白時間がある」のでない限り、法廷には出ないだろう。記録が鈴香氏の無実を証明してしまう場合にはなおさらだ。裁判がはじまるころには元のデータ自体も消去されているだろうから、検察はただ黙っているだけでいいのである。
恵庭OL事件は携帯の通話記録が重要な証拠となった事件である。ところが警察は記録の原簿を入手しなかったことにして、電話会社の職員が表計算ソフトに手打ちで入力したデータを証拠として提出した。こうなると手元のソフトで幾らでも改竄が可能であり、現に被告は友人と会っている間もテーブルの下でせっせと被害者へのリダイヤルに励んだ…といった奇妙な記録となっている。
手入力のために何度も間違いが見つかり、別人の記録を見ていたこともある。それもこれも生データがないために、本当に正しいのかどうかの検証はできない。そうしたデータがそれでも被告を有罪とする証拠として採用された。日本の裁判とはそういう緩いものなのだ。
「死体」「大沢橋での目撃証言」「自白」のうち、死体は誰が犯人でも上がる。自白はドツかれれば誰でも嘘でも白状する。残るは橋での目撃証言だが、これは彩香ちゃんの死の直後ではなく、豪憲くん殺害のあとで出てきたものだ。
畠山容疑者と彩香ちゃんが大沢橋にいるところを目撃した人物は1人。彩香ちゃんが殺害された4月9日の聞き込みでは、この人物からは「目撃した」との話は聞けず、捜査員が米山豪憲君が行方不明になった後の5月18日に再びこの人物から話を聞き、初めて目撃した事実が確認できたという。(引用元)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060720-00000164-kyodo-soci
目撃者は「彩香ちゃんの同級生の母親」だと言われている。付近住民とのことだが、橋の付近なのか鈴香宅付近なのかはわからない。豪憲くんの父親は「警察は聞き込みをちゃんとしていない」と怒っているのに、その警察がわざわざ大沢橋付近の住宅を聞き込みで訪ねて回ったのかも疑問である。
午後7時過ぎには自宅近くの売店にいたとか、それ以前にも知人に彩香の所在を問い合わせていたとか、午後8時前には捜索願いを出したといったことは、娘に失踪された母親の行動としては何一つ無理のないものだ。ただ大沢橋での目撃証言だけが、鈴香が彩香殺害の犯人であることを示している。
鈴香が橋から彩香を突き落としたのが真実とすれば、その前後の「無実であれば無理のない行動」の説明がつかなくなる。35kgもある子どもを数分のうちに突き落とせるのか、ヘッドライトに照らされて誰かに見られたにもかかわらず殺害を実行するものなのか……といった疑問と合わせてみても、鈴香が彩香を真に突き落としたとは考えにくい。
つまり橋での目撃者は、見ていないものを見たと嘘をついている。いったいいつ「橋の上で母娘を見た」と言い出したのか。4月9日の失踪直後に周囲に言いふらしたのであれば、そこには鈴香を犯人に仕立てようという意図がある。であれば、この目撃者は真犯人と近い人物であることもありうるだろう。
一方、豪憲くん殺害後の聞き込みで初めて言い出したのであれば、別人を鈴香だと思い込んだか、あるいは長野で「失踪した子どもにカップ麺を与えた」女タイプの狂言かもしれない。報道では「4月9日の失踪直後に目撃者の周囲では鈴香への疑惑が広まっていた」とされている。であればあれほど鈴香の悪口を喋りまくる住民から早々にマスコミに伝わらないのは奇妙である。
なぜ見てもいない鈴香を見たなどと嘘をつくのか。この目撃者の住所のみならず、鈴香との関係、それに警察との関係も注目される。この人は必ず証人として出廷するだろう。なぜ目撃10分後に鈴香からかかってきた「彩香を知らないか」という電話に対して、ただ「知らない」としか答えなかったのか――この人への法廷での尋問が楽しみである。
▽関連記事
□秋田娘殺害:畠山容疑者を殺人罪で追起訴 [毎日新聞]
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060809k0000e040096000c.html
秋田娘殺害:畠山容疑者を殺人罪で追起訴
秋田県藤里町の連続児童殺害事件で、秋田地検は9日、長女彩香ちゃん(9)=同町立藤里小4年=を殺害したとして、同町粕毛家の後、無職、畠山鈴香容疑者(33)を殺人罪で秋田地裁に追起訴した。畠山被告は起訴事実を認めている。畠山被告の起訴は、2軒隣の米山豪憲君(7)=同1年=の死体遺棄、殺人罪に次いで3回目。
起訴状によると、畠山被告は4月9日午後6時45分ごろ、自宅から約3キロ離れた同町矢坂坂本の大沢橋の欄干(高さ1メートル15センチ)に彩香ちゃんを座らせ、約8メートル下の藤琴川に突き落とし水死させた。【百武信幸】
毎日新聞 2006年8月9日 14時48分 (最終更新時間 8月9日 17時10分)
「子育てに悩み」=橋到着、数分で長女落とす−畠山容疑者 [時事通信]
http://www.asyura2.com/0601/nihon20/msg/448.html
投稿者 white 日時 2006 年 8 月 05 日 12:40:27: QYBiAyr6jr5Ac
□聞き込みの検証を 連続児童殺人で警察庁長官 [共同通信]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060720-00000164-kyodo-soci
聞き込みの検証を 連続児童殺人で警察庁長官
漆間巌警察庁長官は20日の記者会見で、秋田県藤里町の連続児童殺人事件で畠山鈴香容疑者(33)が長女彩香ちゃん=当時(9つ)=を突き落としたとされる大沢橋の目撃情報について「目撃者への聞き込みの在り方について秋田県警はしっかり検証してもらいたい」と述べた。
漆間長官によると、畠山容疑者と彩香ちゃんが大沢橋にいるところを目撃した人物は1人。彩香ちゃんが殺害された4月9日の聞き込みでは、この人物からは「目撃した」との話は聞けず、捜査員が米山豪憲君(7つ)が行方不明になった後の5月18日に再びこの人物から話を聞き、初めて目撃した事実が確認できたという。
(共同通信) - 7月20日17時50分更新