★阿修羅♪ > 日本の事件20 > 351.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
秋田県藤里町の連続児童殺害事件で、畠山鈴香容疑者(33)の供述内容に、またしても疑問点が浮上した。鈴香容疑者が長女・彩香さん(当時9歳)を大沢橋から突き落とす直前に、付近の住民が車で橋の上を通りかかっており、鈴香容疑者も見られたことに気付いていた可能性があることが21日、分かったもの。元警視庁警察官で警察ジャーナリストの黒木昭雄氏は「『大沢橋から突き落とした』という鈴香容疑者の供述はウソである」との見解を示した。
これまで供述内容を二転三転させ、すっかりオオカミ少年状態となっている“鬼母”鈴香容疑者に、またしても新たな疑惑が浮上した。
この日、鈴香容疑者が「大沢橋の上で後ろから背中を押した」などと新たな供述をしていることが分かったが、その直前に車で通りかかった付近の住民が、橋の上で2人を目撃していることも判明。この住民は、犯行時間とされる4月9日午後6時45分ごろの直前にヘッドライトをつけ、欄干付近にいる2人のすぐ後ろを通ったという。
大沢橋は幅約4メートルと、車2台がすれ違える程度で、歩道もないことから、鈴香容疑者が見られたことに気付きながら落とした可能性が出てきた。能代署捜査本部は、鈴香容疑者の供述が常識では理解できない点も多いとして、簡易鑑定を検討しているが、これに異論を唱えたのが黒木氏だ。
かねて、「大沢橋から突き落とした」という鈴香供述に疑問を持っていたという黒木氏。「鈴香容疑者は、初めから殺すつもりで彩香さんを連れ出している。犯人は、犯行時には必ず周辺に注意を配るものだが、見た側が気付いていたら、見られた側が気付かないはずがない。その場合、鈴香容疑者は犯行を中止するはず」との見解を示した。
一方で黒木氏は「彩香さんの頭部骨折は、殴られてできるようなものではない」と断言。彩香さんの遺体にほとんど傷がついていない点を指摘しつつ「ここではない、もっと下流の橋から投げ落とされたとみています」との持論を展開した。
また、秋田地裁は同日、彩香さんを殺害したとして、殺人容疑で再逮捕された鈴香容疑者について、30日まで10日間の拘置を認める決定をした。
(2006年7月22日06時01分 スポーツ報知)