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「自殺、詐欺、強盗、全国指名手配、変人大賞、女優、殺人、野生化」
畠山鈴香の高校の卒業文集に載せられていた寄せ書きの中で、「彼女が将来何で有名になるか」について書かれたものである。
「女優」というのが気になる。
もちろん、良い意味ではないだろう。
容疑者が、我が子を含む児童2人を殺めた可能性が濃厚であるという前提においては、彼女という人格の全体像を、できるだけ理解する必要がある。
今までに伝えられた断片的な報道から推測する以外に方法はないが、これらを紡ぎ合わせると、いくつかの推論が成り立つ。
ひとつ最も可能性のあることは、先に言及した「アスペルガー症候群」である。
彼女が生来的にこの障害を持ち、それを本人も周囲も気づかぬまま、劣悪な生育環境において成長したが故に、この特異な人格が形成されたとする推論。
もうひとつは、彼女は被虐待児、特に幼少期に性的虐待を受けて育ったのではないかとする推論。
容疑者に纏わる過去から現在までのエピソードを紡ぎ合わせると、ある可能性が浮かび上がる。
それは、虐待による脳の損傷、特に前頭連合野の損傷である。
有名なエピソードとしては、フィネアス・ゲージの例がある。
http://www.tmin.ac.jp/medical/10/frontal1.html
さらに性的虐待の後遺症としては、解離性同一性障害(DID)というのがある。
「多重人格」である。
患者の殆どが幼少期の虐待、特に肉親からの継続的な性的虐待を経験している。
http://www2.wind.ne.jp/Akagi-kohgen-HP/DID.htm
容疑者は昔から「嘘つき」とされている。
前述の「女優」というのも、これを指すのだろう。
逮捕後の供述も二転三転し、一貫性は全くなく、嘘に嘘の上塗りを重ねているように見える。
だが、果たしてそうなのか?
彼女自身の「記憶」に問題はないのか?
彼女は解離性同一性障害であり、イブ・ブラックとイブ・ホワイトの例にあるように、交代人格同士で記憶を共有していないのではないか?
また、一般的に知られている彼女の人格は、イブ・ブラックに瓜二つだ。
http://www.month-psy.com/blog/2006/06/post_84.html
高校卒業時の、容疑者への同級生からの寄せ書きは凄まじい内容だ。
そして秋田での、売春疑惑も含めた数々の噂から想像できる容疑者の素顔は、さながら「反応性愛着障害」を患った児童そのものである。
もしそうであるなら、教師も同級生もたまったものではなかったろう。
以下が「反応性愛着障害児」に見られる特徴である。
対人関係の特徴は、内向タイプと外向タイプに分けて考えられるが、“子どもらしさ”に欠ける対人行動が顕著である。反応性愛着障害と診断される子には、この外向タイプの場合が多い。 小児・思春期の「心の問題」診療ガイド 「反応性愛着障害」
『学童後半〜思春期』の特徴としては、「校内での問題行動」として、立ち歩き、教室から抜け出す、集団行動をとらない、怠学、不登校、動きが激しく、衝動的な行動が目立ち、攻撃的で友人とのトラブル・ケンカが多い、器物損壊や学校で飼育している動植物を殺す(生物への残酷な仕打ち)といったことが挙げられる。
「教師や大人に対する態度」として、指示に従わない、反抗的、虚言傾向があり、衝動的で攻撃的言動が目立つ。また、「非行」という形をとることもあり、盗み、徘徊、家出、喫煙、飲酒の常習化もありえる。一方で抑うつ感情を抱きやすかったり、性的虐待の場合には、非行や性的逸脱行動、不定愁訴、無気力、 不活発、成績低下が認められる。
Dulcan MK,Martini DR 著/松浦雅人 訳 より。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4895922391.html
http://homepage3.nifty.com/HATTATU/hitokotobak/05-08.htm
ここでも見えてくるものは、幼少期の虐待である。
・・・
かつて、東電OL殺人事件というのがあった。
慶大卒、39歳という若さで東電の副長という美貌のキャリアウーマンが、退社後は夜な夜な売春をしていたというセンセーショナルな事件だ。
和製イブ・ホワイト、イブ・ブラックである。
殺人事件の被害者故に、彼女の行動は白日のもとに曝け出されたが、こんな女性は案外多いのかもしれない。
http://members.at.infoseek.co.jp/shakaino/aerkaive/57.html
そういえば最近では、宮崎勤が「多重人格」の診断を受けている。
http://edocity.sixam.co.jp/shinri/mpd/mpd4-1.html
闇は深そうだ。