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(回答先: あいりちゃんこと広島女児殺害・無期判決(実はシナリオ通りか？) 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2006 年 7 月 04 日 22:45:29)
マスコミ報道では、被害者感情のみが争点であるかの印象を与えられる。実際に争点となるべき「殺害法」「殺害場所」「実況検分の結果」「未解明の証拠(靴下など)」は、どのように判断されたのだろうか。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜（引用ここから）
中国新聞ニュース『トレス被告に無期懲役〜矯正不可能と言えず』
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200607040117.html
▽殺意、わいせつ目的は認定
広島市で昨年十一月、下校途中の小学一年木下あいりち
ゃん＝当時(7)＝が殺害された事件で、殺人、強制わいせ
つ致死など四つの罪に問われ、死刑を求刑されたペルー人
、ホセ・マヌエル・トレス・ヤギ被告(34)に広島地裁（岩
倉広修裁判長）は四日、無期懲役の判決を言い渡した。
弁護側は殺人と強制わいせつ致死の罪について無罪を主
張したが、判決は確定的殺意とわいせつ目的があったこと
を認定。刑事責任能力もあったとして「卑劣、冷酷という
ほかない犯行」と指摘したものの、「被害者が単数で計画
性がなく、衝動的な犯行。矯正不可能とまでは言えない」
と死刑を避けた理由を説明。「一生をかけて償うのが相当
で、仮釈放については慎重な運用を希望する」と異例の言
及をした。
検察側は「不合理な弁解。子どもの安全を脅かす重大犯
罪には厳罰が必要」と弁護側主張を批判していた。被害者
が一人の場合、金銭奪取を目的にした強盗殺人や身代金目
的誘拐などを除き死刑判決が出たケースは近年では極めて
少なく、司法判断が注目されていた。
裁判には公判前整理手続きが適用され、初公判から五日
連続の審理で証拠調べを終了。わずか五十日でのスピード
判決となった。
争点は（１）犯行態様や殺意（２）わいせつ目的とされ
る動機（３）犯行場所（４）刑事責任能力−の四項目。
検察側は「首を強く絞めており確定的な殺意があった。
その場限りの快楽のために尊い命を奪った。矯正の可能性
はない」と指摘。「子どもが犠牲になる事件が頻発してお
り、同種犯罪には従来の判例基準を形式的に当てはめるべ
きではない」と極刑相当とした。
一方、弁護側は死体遺棄と入管難民法違反の罪は認めた
が、殺意やわいせつ目的を否定。「被告は『悪魔の声』の
指示に従い行動した。心神喪失か心神耗弱状態だった」と
訴えた。死刑求刑は「量刑の相場として異例で重い」と反
論していた。
☆★あいりちゃん殺害事件の経過★☆
２００５年11月22日
広島市安芸区で、下校途中に行方不明になった小学１年
木下あいりちゃん＝当時(7)＝の遺体が見つかる
11.30
広島県警が殺人と死体遺棄容疑でペルー人のホセ・マヌ
エル・トレス・ヤギ被告を逮捕
12・21
広島地検が殺人、強制わいせつ致死、死体遺棄の罪で起訴
２００６年
２・21
広島地裁が公判前整理手続きの適用を決定
３・15
第１回公判前整理手続き
３.16
地検が入管難民法違反の罪で追起訴
４・21
弁護側が精神鑑定を請求
５・15
初公判でトレス被告側が殺意を否認し、殺人と強制わい
せつ致死の無罪主張
5.18
裁判長が弁護側の精神鑑定請求を却下。あいりちゃんの
母親が証人尋問で出廷
5.19
父親が「無念晴らしたい」と意見陳述。５日間の連日開
廷で証拠調べ終了
６・９
地検が死刑求刑。弁護側は死刑回避求め結審
７・４
広島地裁でトレス被告に無期懲役の判決
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜（引用ここまで）
国家放送協会では「裁判員ならどう判断するか」
などと締めくくっていたが。「証拠不十分なら無罪」
等と言えば、全国から袋叩き確実な場に、誰が何故
参加するというのだろうか。
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