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「隣人」の死角 藤里町小1男児殺害事件
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下校途中、住宅団地の死角にこつ然と消えた豪憲君。その死には、まだまだ謎が多い。事件の周辺をあらためてたどる。
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静かな団地生活が一変
容疑者逮捕―。だが、地元を覆うのは言いようのない疲労感とやりきれなさ。「家の中では事件の話題は避けてきた。これまでも、これからも」と藤里町粕毛の団地住民。事件が地域に残した傷跡は大きい。
鈴香容疑者逮捕を受けて開かれた捜査本部の記者会見。報道陣は130人に膨れ上がった=5日午前1時ごろ、能代市落合の能代山本交通センター
「何でも知っていることがあれば教えて」。4月下旬、畠山鈴香容疑者(33)は一枚一枚に鉛筆で書き込みを加えたビラを配って回った。同10日に水死体で発見された長女の彩香ちゃん=当時(9つ)=の「変死」について、「事故」との見方を強めていた能代署の捜査に納得できず、再捜査を求めていた。
「河原は『転落』するような場所ではなく、警察の説明は不十分」「川の形状や流れからすれば、1日で6キロも流されるはずがない」。彩香ちゃんの死を当初から不審視していたのは、住民も同様だった。
住民の動揺は沸点に
鈴香容疑者の2軒隣の米山豪憲君(7つ)が行方不明となったのは、彩香ちゃんの水死体が発見されてからわずか37日後。
彩香ちゃんの遺体発見現場から2キロの草むらで豪憲君の遺体が見つかったのはその翌日。幼子2人の死に何らかのつながりがあるのではないか―。誰もが直感した。住民の動揺は沸点に達した。
鈴香容疑者が逮捕されるまでの半月余りは、捜査員や報道陣が連日のように団地などで聞き込みを続け、物騒な事件とは無縁だった団地の生活は一変した。
カーテンを閉め切り、息を潜めて不安な日々をやり過ごした一家、電話のベルが鳴っただけで「また警察からではないか」といらだった30代女性…。団地付近に勤め先がある男性も「顔を合わせれば事件の話ばかり。みんなの表情から明るさが消えた」。
朝夕は送迎の車が列
通学路からは子どもの姿が消えた。町教委は、保護者の車での児童送迎を呼び掛け、朝夕は藤里小学校前の県道は送迎の車が列をなした。親からは「子どもの送迎は、どの親にとっても負担。もう限界にきている」(40代女性)との本音も漏れた。
事件が長期化の様相を呈してくると、「彩香ちゃんの母」としてメディアに露出する回数も増えた。テレビのワイドショーで、彩香ちゃんの再捜査を切々と訴える鈴香容疑者の姿に、住民の間には「(鈴香容疑者が)事件に何らかのかかわりを持っていると思っていたが、ほかに真犯人がいるのではないか」との疑心暗鬼も生まれ始めた。
5日、鈴香容疑者宅では、前日に引き続いて、朝から午後6時前まで家宅捜索が行われた。「1日も早い事件の全容解明を」。団地住民の願いは切実だ。
2006.6.6付
秋田魁新報
http://www.sakigake.jp/kikaku/fujisato/shikaku/shikaku_01.jsp
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<コメント>
記事中の次のような部分に注目したい。ミノモンタ系マスゴミの喧伝する母親像とずいぶん違うではないか!
・「何でも知っていることがあれば教えて」。4月下旬、畠山鈴香容疑者(33)は一枚一枚に鉛筆で書き込みを加えたビラを配って回った。
・「河原は『転落』するような場所ではなく、警察の説明は不十分」「川の形状や流れからすれば、1日で6キロも流されるはずがない」。彩香ちゃんの死を当初から不審視していたのは、住民も同様だった。
「子供が転落するような河原ではない」とか、「一日に6キロも流される」のはおかしいつうことは、小生も(第二)事件当初から思ってます。