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□ネガティブ・キャンペーン [観劇レビュー&旅行記と日記]
http://blog.goo.ne.jp/junsky/d/20060610
ネガティブ・キャンペーン
2006-06-10/事件・事故
この件は前回で、ひとたび完結した予定でしたが、今朝の『サタ・ズバッ』で現場レポーターが、注目すべき発言をしていたので、ご紹介します。
その男性レポーターの報告では、
【被疑者の性格について、さまざまなネガティブな面が流されているが、逮捕されたという状況で、いい面・悪い面の内、悪い面ばかりがどっと報道されている。
そのネガティブな情報も、私たちの取材で情報元を手繰ってゆくと、一ヶ所からの情報に行き着くことがわかった。
それが、口伝てで複数の口から語られ「とんでもない女」というステレオタイプに造り上げる。
住民も「とんでもない女」がしでかした事件ということで、“安心感”を得たいという潜在意識があると思う。
普通の女性が犯した事件ということになれば地域の不安がもっと大きくなるからではないか。】
と、要旨このようなレポートを行っていました。
この男性レポーターは、その女性が容疑者であるとの予断を持たずに取材を続けていたようです。
なお、録画していた訳ではありませんので、上記レポートは意訳のようなもので、一字一句正確に捉えている訳ではありません。
要するに、ネガティブ・キャンペーンは『特定の意図を持つ所からの情報を元に、報道機関が検証することなく、垂れ流して行われたものである』ことが証言された訳です。
みのもんた氏は、「苦虫を噛み潰した」という表現がぴったりの表情で、このレポーターの報告を聞いていました。 そして、一言だけ、そういう報道傾向になることを弁明(と、言うより実態を追認?)していました。
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朝のニュースショーとは関係ありませんが、
昨日の弁護士の記者会見について。
普通、弁護士は被疑者が真犯人だったとしても、無罪を目指して奮闘する職業であるのでしょうが、昨日の弁護士の記者会見では、被疑者が犯行を認めたことを報告し、犯行の様子を詳しく説明していました。
被疑者は、公判での検察側からのいかなる変化球にも対応できるよう、弁護士には自己に不利になる情報でも、包み隠さず話すべきであるということが常識であり、最近のTVでの弁護士ドラマでも、紹介されています。
ところが、昨日の記者会見では、弁護士だから話したかも知れない(本当に話したのかどうかは解りませんが)『被疑者にとって極めて不利な情報』を事細かく、殺害に至る心境の変化や、殺害の具体的方法まで詳細に紹介しています。
弁護士には、弁護するために入手した被疑者に関する情報を、公判廷で使用する場合以外には(被疑者を守るため不利な情報は秘匿するという選択肢もあります)公開しないという常識(いわば守秘義務)があるはずです。
今回の弁護人の対応は、弁護士の守秘義務違反にはあたらないのでしょうか?
少なくとも、『推定無罪』の考えや『冤罪』という発想は無いように見えます。
なお、この弁護士たちは、冤罪などに力を入れている、『専門の』弁護士ではなく、秋田弁護士会の『普通の』弁護士だということです。
昨日の、リンク記事をお読み頂いた方は、お解かりでしょうが、『冤罪』事件では、全くやっていない犯行も、最終的には、『進んで自供した』という状況と体裁が整えられるのです。
引続き、注目したいと思います。
秋田小1児童殺害事件−14 【連載第1回目から読む】
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